薔薇の園 * ２０１１ Vol.２９ 《 春の薔薇たち * ２９ * 》

マリー・アントワネットは宮殿での生活に疲れを感じると
お気に入りの離宮、プチ・トリアノンに向かったそうです

王妃は英国風の庭園を作らせて、農村に見立てた村里も作らせて
田園風のドレスに着替えて過ごしたそうです
宮殿の中に別荘を持っていたようなものですね

　　
゜＋.。.:*・゜＋.。.:*・゜＋薔薇の園２０１１ * ２９ * ＋.。.:*・゜＋.。.:*・゜

	プチ・トリアノン ２００６年　フランス・メイアン社作出
マリー・アントワネットがこよなく愛した 　離宮の名をつけた薔薇

広大なヴェルサイユ宮殿の一角にある宮殿プチ・トリアノンは
王妃のリフレシュとリラックスのためのお気に入りの場所でした

可憐な雰囲気の色と形の薔薇、プチ・トリアノン
マリー・アントワネットが心の中で求めていたものを
表しているような佇まいです

ルイ１６世は、父君がポンパドゥール夫人のために建てた宮殿を
マリー・アントワネットに与えたのだそうです
完成したときには、既にポンパドゥール夫人は亡き人となり
使われていなかったようですが、現代風にあからさまな言い方をすると
「父親が愛人のために建てた宮殿を、自分の妻に与える」ということですね

王家の人々の暮らしは、やはり庶民には想像のつかないものです　


　京成バラ園のサイトです