薔薇の園 * ２０１３ * Vol.４４ * フローレンス・デルアットル *

いつも思いますが、花の世界、薔薇の世界は奥深いものです。
何万という種類があるのですよと分かっていながら
こうして、うっとりするほど美しい薔薇に出会って、
あぁこの薔薇とは初めて会うのだわと気づいたときに、
どんなものでもそうですが、もうこれでよいということは
ないのだなと、しみじみと思います。

京成バラ園の、あまり目立たない場所にひっそりと．．．
でも、しっかりとした存在感を漂わせて美しく優雅に
咲いていたのは、フローレンス・デルアットルです。

フランス語読みだと、フローランス・ドゥラートルとなるそうです。
　　
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	フローレンス・デルアットル １９９７年　フランス ギョー（Guillot）社作出

どの薔薇にも言えることなのですが．．．
フローレンス・デルアットルさんは、画像より実物の方が
ずっとずっと美しいのですよ。
カメラの腕がもっとよければ．．．と残念に思う気持ち、
そして同時に、こうしてこの日この瞬間に最上と思える
美しさに出会えた幸運に感謝する気持ち、
２つの気持ちに私の心は、いつも揺れるのです。

私が見とれながら撮影をしていたら、
「きれいですねぇ．．．」と優しく囁く声が聞こえました。
その方も、今まで見たこともないほど美しいと思うそうで、
初対面の２人で、囁き合いながらの撮影になりました。
初夏のバラ園での心和む思い出です。　


　京成バラ園のサイトです：撮影をしたのは、５月１６日です。


　不安定なお天気が続きます。