例年だと、シャトルバスが運行され、それ以外の車は乗り入れ禁止となる。
今年は原発の影響が大きく、県外からわざわざ福島へという客は少ない。
その分、悠々と花見山を堪能することができるのは県民の特典だ。
東京からの友がやってきたので、0と共に駅まで迎えに行った。
その日は大変にお天気が良く、昨年17日に大雪に見舞われた福島とは比べにならない。
Wが楽しみで楽しみで仕方のなかった福島入り、その姿は素晴らしかった。
両手にたくさんの人へのお土産をもっていた。
まるで映画のワンシーンのような光景だった。
何日もかけて揃えたんだろうなと思わせた。
でも、私と0へのトップスのケーキは新幹線に乗る前に東京駅で買ったという。
2時頃に着いた友と飯坂の湯を楽しみ、花見山を目指したのは夕暮れ近くになった。
ちょうどいい季節に、最高の花見山を見ることができた。
福島県民なのに、花見山と言われている景色を見たのは初めてだ。

邪魔になるぐらいの人には出会わなかった。
満開の桜、遠くに存在感のあるこぶしの花。
夕暮れ時なので被写体としての花見山に不満はなかった。