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a green hand

2022年明けました

我が家の2021年、波瀾万丈ある。
それでもいつも通りに時は流れ、年越しがあり新しい年がやってきた。

娘が31日に我が家に帰り、息子家族が1日に集合し、久しぶりに姉弟が揃い新年を祝った。

31日は、孫のメーちゃんが息子に送られて我が家に来た。

両親が働く大晦日にメーちゃんをみてくれる人が見つからなかったと。
夫に、明日のメーちゃん預かりお断りする?
と熱の出ていた夫に聞くと大丈夫という。

いつも通りに学校ごっこができないことは承知していた。
今回は母も夫も欠席である。
母の部屋にあるこたつに、寝転ぶといつのまにかメーちゃんは眠っていた。

日本のお正月だねと言ってミカンをこたつの上に置いてあげる。
みかんの白い筋をそれはそれはきれいに取り除き剥いていた。

自分の子どもの頃を思い出した。
今でこそ気にしないで食べてしまうみかんの白い筋、私もそうだったな〜と懐かしく思い出した。

私の子どもの頃には木の箱にきれいに並べられたつややかな色のミカンが会社から支給された。
父が釘抜きで蓋を開け、周りに集まった我々三人姉妹はワクワクしながら見入っていたものである。1950年代のことである。


種のあるミカンの袋に出会うとそれは当たりなのか外れなのかタネの粒をおもむろに取り除いた。
今でもその時の緑が浮かび上がってくる。

「お正月」には独特の空気が我が家に流れていた。

クリスマスの異文化を経験すると直ぐに日本の文化である。

今と変わりなくても、昔の空気にはひと味違ったものが家庭にプラスされていたように思う。
それって何かな〜と振り返ってみるが、容易に答えが出ない。

あえていうなら幼い頃の五感に隙間を縫って入り込み、やがて情緒の素になるだろう謎の空気の層だったのではないかと思ったりする。





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