カナダから変更になったスイス行き、私のイメージではスイスの小さな町めぐり。
ところがところが、そうではなかったのだ。
スイスと言えば山だったのである。
アルプの少女ハイジのイメージだったか?
世界一遅い氷河特急に乗ったり、ユングフラウヨッホが目の前に見えるところに宿泊したり・・富士山以上の高さをもつ4000メートル以上の山々を近くから眺めるというわけである。
そんなわけでトレッキングシューズやら5本指のソックスを買ったり、検討中は小さくまとまるダウンウェアー。
結構な金額である。
杖とか手袋とかリュックは身近なものから借りて行くつもりである。
食事を大事にしない私は、スイス行きのため、朝食をきちんと摂ろうと決心した。
眠れない時のために睡眠薬も8日分準備した。
スイスエアラインでチューリッヒへ行き、そこからスイスパスを使い、ベルンに行く。
そこで、私の希望「ベルン美術館」と市内観光をする。
初日だけ町、あとはずっと山である。
それで初日の計画は私が受け持つつもりである。
ここまで行き着くのも結構時間がかかった。
仲間に10年前、スイスへ行った友がいて<三春大好きのAさん>以前の宿に泊まることになり、PCを持つ私が宿との連絡を受け持たされた。
幸い相手は日本人であるのでネットでのやり取りもスムーズである。
しかしながら、予定変更など、全然知らないホテルの人との交信ならまだ、飼いならされていないので何の感情を持つ必要もないのに比べ、Aさんが知り合いだというだけで相手に気遣いが生まれてくる。
人との関係とはそういうもので人への気遣いがあって発展もあるのだと面倒くさがりやの私は我慢する。
スイスから瞬時に届くメールを通し光の速さを実感する。
昔の人が知ったら驚くだろうなあと余計なことまで考えては瞑想に浸っている。
即ち私も昔の人だということだ。
旅行代金を支払い、後はAさんの知り合いのホテルでかかる代金を加算するのみとなった。
それにしても、スイスパスやら特急指定券、旅したくを含めると今回の旅費はいつもの貧乏旅行とは異なりお金がかかる。
8泊10日、4人という人数は初めてである。
面白くなりそうだ。
なんといっても面白い猫年のTさんが一緒である。
丑年のMさんの言動や行動には同年代であるだけに納得できる。
今が絶好調のMさんである。
5月にドイツに行って来たばかりである。
誰とでもどこへでも何でも挑戦中のMさん。
それに比べ、ご主人は全くの旅行嫌いでパスポートも持たないと言う。
「友達はご主人と一緒に旅行へ行ってきたなどと良く聞くから、夫も一緒に行ってくれればいいんだけどね」とあっけラカンとして話す。
猫年の夫様はお酒を飲んで喋りすぎ、Mさんの夫様はしゃべらな過ぎでどちらの妻様もうんざりしている。
どちらの夫様も良妻賢母をもち幸せ者だと私には推察できる。
特に、Mさんの今の絶好調は、今までの苦労の末に獲得したように思える。
子ども3人を全て医者にしたという手柄をもつ母親である。
もっともご主人も医者であるときく。
代々医者という「職人」が育つのが当たり前の環境なのかもしれない。
でもそう簡単ではないはず。
今がとても幸せなうれしいMさんである。
この4人の仲間で、どんなスイスになるのかとても楽しみにしている。
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