レモンバーベナというハーブをたっぷり使ったものなのだが、我が家流に
アレンジして、今夜は鶏肉の料理に挑戦してみた。
悪いが、ベネシアさんの料理は誰にでも合うとは思えないので、作る前から
あまり期待はしなかった。
しかし、レモンバーベナを使わないだけでほとんどベネシア流ではないかと
思っている。
まず、鶏肉の皮を除き、胡椒をそれはそれはたっぷりとかけて下ごしらえをした。
材料が胡椒とレモンとレモンバーベナとバターなので、想像してもそんなに美味しい
味は期待していない。
岩塩をすりおろし、かけてみた。
ヒマラヤの塩だというその塩はきれいなピンクだったり、チョコレート色だったりしている。
それと胡椒は従姉妹が外国に旅してきた時のお土産のものを使ってみた。
バターをたっぷり使って中華鍋でバターに潜らせながら揚げるのがいいというので
中華鍋を探した。
ない!そうだ、ティファールのセットを10年以上使ったので、母が買い換えた方
がいいというから、この間、捨てたことを思い出した。
それでは、お隣の叔母に借りるしかないと、夫に借りてきてくれるよう頼んだ。
しかし、隣にも中華鍋はなかった。
それではフライパンでやるしかないと思い、先日買ったばかりの大きめだが、3枚
を一度に揚げないといけないので、それを使うことにした。
たっぷりのバターだが、バターだと焦げるのが心配なのでオリーブオイルを小さじ1杯
ぐらいと合わせて使った。
ベネシア流は、バターも、溶けないうちに鶏肉を入れていたので真似をしてみた。
なかなかいい感じである。
中まで火が通ったところを見計らって、レモン汁を半個分振りかけて、弱火で蒸し煮
にし、火を止めてしばらくおいた。
たっぷりの野菜をつけあわせて、大きな皿に盛った。
母はどんな反応を示すかなと思ったら、いがいと絶賛だった。
「また作ってくんち」
というので、何がそんなに美味しかったかなあというと「鶏肉がすきだからだべ」という
答えである。

夫は「素材の味が出ていてうまいよ」といいつつ、塩や胡椒をガンガン振りかけて
いるように私には思えたが・・。
一番大きめの鶏肉を選んだ夫だ。