ママが作ったことがあるというので、頼りにする。
ママは、スイスイとじゃがいもの皮をむき、茹で始めた。
私とハルは玉ねぎのみじん切りに専念した。
途中、ハルは目が痛くなり私と交替する。
玉ねぎをバターでしっかりと炒め、挽肉を混ぜて炒める。
塩コショーをしておく。
ママが茹でたジャガイモをつぶし、挽肉たちと混ぜ合わせ、最後に味を整える。
ちょっと台所を離れると、ハルが来て、ママが小麦粉、小麦粉、パン粉
パン粉とブツブツ言ってるよというので、行ってみる。
パン粉を出してあげる。
ハルは卵を割るお手伝いをしていた。
ママはサッサと衣をつけ揚げ油を用意し、揚げる大勢だ。
夜用と思っていたが・・。
ま、いいかと作業を続ける。
コロッケの形は俵型、ハルはいろいろな形でつくった。
揚げると、ハルが最初に味見したくなり、まだ熱々のコロッケに手を伸ばした。
「美味しい」と感動している。
大きすぎたかなと思えるコロッケだがママはそれで丁度いいという。
2個ずつ分け、ハルは味見を含めて3個のコロッケをお昼に食べた。
コロッケ定食とまではいかなくても、私には大満足の味であった。
午後、息子がご飯を食べに来たと帰ってきた。
ハルは思いがけないパパの登場に大喜びだ。
