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日記地獄

~世界の終わりが砕け散る編~

俺は虎子派(車はフィアットパンダ)

2006-09-12 23:19:10 | マンガ
むっつりさんに「よつばと」を貸した。 マンガソムリエとして『合わんだろ』と予測してたが、次の日に『あれ、やべーな。 もう読み終わったぞ』とメールが来た。 なぬっ?!まさかの展開。 ソムリエとしては嬉しいよ。
先日来た時には
『帰って1巻読んだら寝なかんのに2巻に手を出して気付いたら朝だった』
『今2周目に入った』
『買う勢いだ』
『珍しくマンガ読んでふきだした』などなど。
うんうん良いねー。 ミッシェル以来、マンガで言えば「サイコ」以来の当たりとなったようだ。(これと「よつばと」えらいギャップだな)

“いつかおとなになるこども。
と、かつてこどもだったおとな。
かわらないまいにち。”

これは単行本4巻のオビに書かれた言葉で「よつばと」をよく表したコピーだと思う。 
出てくる人物全てが生善説を基に描かれてて、生悪説の暗い世界観が好きな俺とはかけ離れている。 それは作者自体がそうなんだろう。 いまどき珍しく漢字には全部ルビが打ってあって、ターゲットをオタの青年だけではなく小さい子供にまで向けている。 
一見するとまともな登場人物たちも、実はみんな妙で。(隣のお父さんぐらいか、まともなのは) 決して多くないキャラで(今のところ困ったら新たなキャラで乗り切るというギャグマンガにはなってない)下品ではなく良質なギャグをやってる。 絶妙なテンポ、間、空気感。 コマの情報量は読む人が読めば多く、セリフは多いわけでもなければ少ないわけでもない。
雑誌ではなく単行本でしか売れない。 (雑誌マイナーだもんな) 手に取ってくれるかが勝負だ。
そして前にも書いた(2/22、5/21)ゆったりとした時間の流れ。 ほんと初期の「ぼのぼの」に近い。

こういった良いマンガがもっと話題になる世の中になって欲しい。 前に妹夫婦に読ませたが反応イマイチだったなぁ。

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