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日記地獄

~世界の終わりが砕け散る編~

こんな風に漫画読んでます

2005-07-08 22:53:28 | マンガ
パチンコのバカ! もう波は去ったな。 俺はバイオリズムに忠実な人で、勝つ時はずーっと勝つ、んで負けだすとローリングストーン転がる石の様に負けだすのだ。 まぁ今回は大きい波で充分儲けさせてもらったさ。


波つながり。 最新刊の「ワンピース」を読んでの感想。 

最近また絵変わってきたよね。 斜めや横からの、よりの顔(特にゾロ)が変。 あごにかけての輪郭のラインがなんか?? 漫画家の人はずーっと同じ絵描いてると飽きて、どんどん違った絵を描くようになって画風が変わるが、今回のは明らかに変な癖が出てる。 
ちょっと前に、小さく描くひきの顔(ナミなど女の子の顔)が変わって。 これは上手いこと手抜きできる絵になってて、でもその力の抜き加減が良く、俺的には好きな見やすい絵になってた。 (眼とかの描き方みれば分かると思うよ。) 

全体のコマ割りも冒険してるのか下手になった。 これが見せのコマだろ。と思うとこが小さく、よく分からんコマなどが見開きであったり読んでいてなんか気持ち良くない。 あえてスカしてるんだろうか? この人コマで遊ばない分、絵のパースなどは相変わらず非常に上手い。 
特に今回の篇はベニス風な建物が多く出てくるんだけど、めちゃめちゃ細かく描いてる。 本当に小さいコマにもぎっしり描いててすごい。 (←これって大きく描いた絵をコピーとかで縮小して貼ってるんですかね? そのぐらいすごいんだけど。 まさかワンピースがCG使ってるとは思えないし。 本当にアシさんががんばってるのかな?) 

今巻のストーリーはと言うと。 ニコ・ロビンというお姉さんがいるんですが、この人謎の過去を持つクールビューティーさんで。 自分で「1度捨てた命も…。失った心も、途絶えた夢も」などと口走る。 『私って悲劇のヒロイン?!』みたく若い女の子が自分に酔う完全なる被害妄想の困ったちゃんで、恥ずかしながら何でも過去の恋愛の所為にしてる俺に考え方がそっくり。 あーやだやだ。 
しかも、デカイこと言います。
 
全世界に生きる全ての人間の命より、たった6人の仲間の命が大切だと。 

かー、くさいねぇ。 でも俺はこれを読みながら自分の恋愛に置き換えていろいろ考えてて。 ますますネガティブ地獄に陥ってたさ。
いろいろウソをついたロビンに対し、サンジ(女たらしキャラ)が、なんとまーかっこいいことを言う。

「女のウソ」は許すのが男だ

きゃーかっこいい! サンジなんでその言葉をもっと早く俺に教えてくれんのだ。 あの時にこの心構えがあれば。

と、どっぷり『やおい』系の女の子みたく読んでしまったよ。 あー漫画読むの疲れる。 こうやってどんな漫画も自己投影してるからなぁ。 俺って少年だね。

   
    

高田馬場で聞けたよ

2005-04-16 12:24:29 | マンガ
昨日ボーリングの帰り道『閉店につき40%オフ』の宣伝に目が行きDVD屋に寄った。 DVD自体はたいしたものがなかったが手塚治虫「火の鳥」文庫本全巻がある。 実家にある「火の鳥」はコム版のでかいヤツ。 しかも小学生の時に行っていた床屋で頼み込んでもらったボロボロなものなので早速購入。 あのでかいサイズに慣れていたので文庫サイズはどうかと思ったが40%オフなら買うべ。 他にも「サイボーグ009」や「アキラ国際版(復刻)1巻のみ」もあって迷ったが、この店1週間後には50%オフ、更に2週間後には90%オフ!!になるというので賭けにでることにした。 残ってるとうれしいな。

俺は小学生の時、周りが「キン肉マン」だ「キャプつば」だジャンプ全盛期の頃、何を血迷ったか手塚治虫にどっぷりハマっていた。 完全に浮いていた。 きっかけは隣の家に住んでいた学校の先生がマンガ好き、しかも「週間チャンピオン」派だった。 ちょうどマンガなら何でも吸収したい頃、隣には1つ下と3つ下の男兄弟が住んでいたため遊びに行ってはよく読んでいた。 それで手塚を知りズブズブとハマっていく。 習い事の習字でも家の奥に「ブラックジャック」が置いてあるのを知り習字そっちのけで読んでいた。(ここでも「B・J」4巻もらったなぁ。 もらい癖があるな。) 
その頃近所の小さい本屋では手塚はなかなか置いてない。 あっても「B・J」とかのみ。 ある日お墓参り帰りに寄った八事の本屋に手塚全集が揃っている事を発見。 あまりの感動にしばし立ちつくす。 そんな時代でも類は友を呼ぶってことで1人手塚好きな友人と出会った。 それからその友人とは、なけなしの金を握りしめては地下鉄を乗り継ぎよく買いに行った。 ガキなので売ってるとこそこしか知らないんだよね。 
どうもメジャーな「アトム」や「リボンの騎士」「ジャグル大帝」「W3」「メルモ」「三つ目」「トリトン」なんかはあまり好きになれず「どろろ」「バンパイヤ」「0マン」「ノーマン」「ブルンガ1世」「魔神ガロン」「ぼくの孫悟空」「鬼丸大将」「ハトよ天まで」etcが好きだった。
しかも読んでも読んでもまだまだある。 そりゃそうだわな。 
手塚の手法『スターシステム』というマンガのキャラを役者みたいに考え、いろんなマンガに同じキャラを使うというのも大好きだった。 なかでも大好きなキャラはロックこと間久部緑郎(まくべろくろう)。 もともとは子役で正義のスター。 だが作品ごとに歳をとり美青年の悪役になるキャラです。 「バンパイヤ」のロックは鳥肌物。

人に自慢できるものは何も無い俺ですが、唯一自慢できることが2つ。 そのうちの1つが手塚治虫に会ったこと。(もう1つはドリフ「8時だよ」を見に行ったこと) 小学4年か5年の時、星が丘の三越の「手塚治虫展」で出会いました。 祖母に連れて行ってもらったのですが、その日に本人が来ることを俺は全然知らず。 (今となっては祖母も手塚が来ることを知っていたのかは不明。) もう「まんが道」の世界、神様に会った気分でした。 後光も俺にはちゃんと見えました。 商品を購入した人にはサインをしてもらえるイベントをやっており、商品を買ったはいいがあまりの緊張にサインどころか手塚先生が座っているブースに近づくことすらできない。 祖母に「行きゃー、行きゃー」とせかされるも「いいわ、俺はいいわ」のヘタレ模様。 今考えるとなんてもったいない事をしたんだと後悔ですが思春期の俺には素直に周りに群がれる人がとてつもなく羨ましかった。     

♪SHOT THE PINK GUN

2005-03-05 00:13:57 | マンガ
えー今日はパチに行く¥もなく暇なんで、そろそろマンガについて書こうと思う。 いつもの日記は適当に書いちゃうがマンガだと時間がかかるのは目に見えてる。 じっくり書いちゃうぞ。 最初に何を取り上げようかと考えたが…悩むので目の前にフィギュアがある「BAMBi」にします。

はっきり言ってたいした内容じゃない。 だけど俺は大好きです、「かっこいい」マンガって何?と訊かれたら間違いなくこれ。 すかした感があるので泥臭いかっこよさが好きな人には間違いなくダメでしょう。 
かくゆう俺も最初はヴィレバンで見かけ、「ふん、どうせこじゃれた今風なマンガだろう」と軽くスルーしてました。 (まだこの頃のヴィレバンはたいして大きくなかった。 長久手まで行ってましたよ。) ある時ビデオ屋で「深海からの物体X」(遊星じゃないよ)というB級ホラー(たしか日本未公開)を見かけ、そのジャケがかっこいい。 写真使わず全面絵だけ。 こんなビデオで冒険してるな、写真のが安いし、よっぽど絵に自信がないとできんぞと思ってた。 そう、この絵が「BAMBi」のカネコアツシだったのです。

この人はまず絵。 ペンも使ってるが筆で書かれた線がアメコミちっくな絵柄にも合って、とてつもなくかっこいい。 井上のバガボンドやら他にもたくさん筆使ってる人いるけどカネコは完全にモノにしてます。 この画風では独壇場、後を追ってくる奴がいない。 ってかカネコのセンスがいいから真似したくてもなかなかなんじゃないのかな。 
そう次にセンス。 センス良い、出てくる小物も、見せ方も。 言いかたが違うな。 俺にはぴったりだ。 初期の短編を読んでもそうだけど、あんた本当にB級のノリ好きねって感じ。 映画だとタラの「レザボア」や「パルプ」、ガイリッチの「ロックストック…」が好きな人には絶対合う。 1ページに1人は大袈裟だが、そのぐらい人が死ぬ。
帯の推薦文もマンガ好きなaikoは分かるが、えらいねaikoはこうゆうマンガまで読んで。 分かったか世の女ども(ジゴロウ調)。 チバユウスケや甲本ヒロトまで書くとは。 チバも読んでると知った時はうれしかった。 まずマンガ読むことにびっくり。 「BAMBi」のCDまで出すくらいだからな。

話戻して「BAMBi」は3巻あたりまでの旅をしてるとこが作者自身の好きな物をうまくバンビに合わしてて好きです。 最後まで謎は解かずに本筋に触れず、ずっと旅してて欲しかった。 でも初の長編であれなら申し分ないです。 全てのキャラたってるし。 鳩の岡田さんも好きだけどタナハシやナオちゃん好きだな。

さて問題はこれからだ。 今やってるSFマンガもカネコテイスト残して、新しい分野に挑戦って感じでおもしろい。 だけど映画監督はどうかと。 「乱歩地獄」というオムニバス映画が今年公開予定。 その1本を実相寺と肩を並べて初監督するらしい。 あぁー心配、漫画家が実写撮って失敗という大友とかの例があるじゃないか。 
そういえば昔「BAMBi」も映画化されるという噂があった。 けっこうマジネタだったのに流れたなあ。