ルピナス〜いつも幸せ〜

個人保護した子達の里親募集や近況報告、そして幸せ報告のblogです(^^)

ククルのこと。③

2020-05-30 21:39:00 | 【里親募集中】ククル

綺麗好きなククルは
おトイレを完全外でするようになりました
その殆どが身を隠すように
草地の奥へ分け入ってする感じですが
↓時折こうして道端でもできるように...↓


人が居る時でも
見つめられていなければ
(自分に関心が向けられていなければ)
ご飯が置かれた場所まで食べに
そろりそろしとハウスから出てくるように
なってきました。


娘にもお散歩に付き合ってもらって
お散歩中のオヤツタイム。
これもとてもビクビク
ちょいちょい拒絶も交えながら
でも食べ物への欲があるので
なんとか食べてもらえるようになり。。。


我が家に来て間も無くの頃は
パニックにだったお庭も
ようやく落ち着いて出られるように。。。


とはいえ
やっぱり
野生に帰りたくて
最初は出入り口の柵の扉前に陣取って
「僕を解放して〜!」
「僕を山に帰して〜!」
寂しげに
アオーンアオーン遠吠えをしていました。


それを
うちのアイリス(真っ黒シェパード)
しきりに宥めてくれていました。


お庭で徐々に
表情が出るようになってきたククル。


うちのアイリスや六花(コーギー)とも
絡みが見られるようになっていきました。


↓こんな写真も撮れるように!!↓




〜④へ続きます〜

※ククルの近況はInstagram
「#ククル里親募集中」にて
ご覧いただけます。



ククルのこと②

2020-05-29 21:01:00 | 【里親募集中】ククル

少しずつ環境に慣れてきて
シーツや給水器を
カミカミするイタズラがチラホラ...


自分に関心を向けられていないと分かると
ハウスから出てきてご飯を食べるように...


しかしながら
やはり人は怖い
洗濯のため私の散歩用の上着が替わる度に
初対面か?!というくらい暴れました(^^);
顔を見られること
携帯を向けられること
↓本当に苦手です↓


食事とお散歩以外
ずーーーっとケージに篭っているククル。
ケージの中では
一番奥の方でとても
リラックスしている様子で
完全にケージという囲いで
世界の線引きをしている感じがしたので
↓思いきってケージサイズを小さく変更↓


↑最初こそ入るのを拒みましたが↑
散歩から帰ったら
ハウスが変わっていたことに驚いて
とりあえず隙間に収まってみたククル(笑)

すぐに入ってくれました。
ケージが小さくなったので
その分、奥に隠れることもできません。
常に丸見え。
しばらくはソワソワドキドキ
している感じがありましたが
私達家族もしつこく構うこともなく
だんだんとリラックスできるようになり
子供達から
トリーツも貰えるようになりましたv


混合ワクチンも2回接種終了しました!
獣医さんでもドキドキで
身を隠すところを探して
這いつくばってガサガサしますが
唸ったり噛んだりは全く無く
抱っこして診察台へ乗って
緊張で固まっている間にチックン完了v



〜③へ続きます〜

※ククルの近況はInstagram
「#ククル里親募集中」にて
ご覧いただけます。




ククルのこと。①

2020-05-25 22:18:00 | 【里親募集中】ククル
2019年11月23日
ククルは県外から
里親さん探しの
リハビリトレーニングのため
飛行機に乗って
埼玉の我が家へやってきました。


年齢はおそらく1歳前後。
野生に生まれ
野生に生きてきた子で
言わば野生動物のような子でした。

追い込まれ捕獲され
現地で医療も受け
飛行機に乗せられ
車に揺られ
ポンと我が家に連れて来られ
間違いなく
最上級の恐怖の連続だったと思います。

ククルは捕獲されてから
鼻を強く押し付けるように顔を隠し
マズルは擦り傷で血が滲んでいました。


恐怖しか無い状況だったククル。
命繋いでここに来たからには
もう大丈夫だからね。
って言ったって
当然ククルには伝わらない。

呼び名も無かったこの子に
『ククル』とここでの名前を付けました。
沖縄の言葉で〝心〟という意味です。

それから毎日毎日
ククルと向き合う日々が始まりました。
心を通わせられるようになるまで
かなり時間のかかる子です。


ククルは人がとにかく怖い。
未知の人間の世界が怖い。
野犬にも色々なタイプの子が居て
日中の人が歩いてる街中でも
悠々と闊歩している子達も居れば
人の気配が無くなった夜に
コッソリ出てきて餌を探す子達も居る。
ククルは間違いなく後者だったと思う。

更に
怖くて警戒していた人間に捕獲され
パニックの中色んな事をされたのだから
それは警戒心も更に強まって当然です。

可哀想だけど
でもそうしなければ
君のことは救えなかったんだよ
なんて
いくらこちらが思っていても
ククルには知ったことじゃないのです(涙
とにかく
「野生に帰りたい!」
「僕の居た山に返して!」
そんな声しか聞こえない数ヶ月でした。

そうそう...
うちに来て初めての〝掃除機〟は
脱糞しました。
そうだよね、怖かったよね;
ごめんねごめんね;
今は掃除機にも随分慣れて
緊張はしますが
脱糞まではしません。


ククルは目を合わせられるのが怖い。
そして
リードに対する拒絶が酷く
携帯を向けられるのも苦手です。
最初は完全にパニックでした。
立ち上がって
物凄い力で暴れて
リードを咬んで
抜けないようにキツキツに付けた首輪が
半月で伸びてゆるくなってしまったほど;
普通の犬とは違う
野犬(野生動物)なのですから
それも当然のことです。


でも
そこまで拒絶していても
ククルは唸ったり咬んだりすることを
まるで知らない純粋な子でした。
綺麗好きでおトイレも
最初の1週間くらいは家内でシーツに。
以降は家内では我慢して
お外に出た時に済ませてくれるように。


家の中では極力かまわず
必要なお世話は外せませんが
それ以外では
とにかくククルが
この環境に慣れてくれるのを待つことに。

子供たちや主人も協力してくれて
とにかくククルを見ないよう
まるでそこには何も居ないかのような
完全スルーの状況で
私達家族はククルにとって
無害なのだという事を伝えていきました。

いつか
あの時の恐怖を頑張って乗り越えて
本当に良かったね!
という言葉が
ククルにも伝わる日が来ますように。。。


カメラを向けられると
リードいっぱいに離れて困り顔のククル

〜②へ続きます〜

※ククルの近況はInstagram
「#ククル里親募集中」にて
ご覧いただけます。



【多頭飼育崩壊】クインちゃんのこと。

2020-05-22 23:47:00 | 2019年多頭飼育崩壊16頭レスキュー
2019年2月10日に舞い込んできた
多頭飼育崩壊レスキューで
当初元飼い主が
放棄を決めていた10頭の他に
後になって出てきた6頭が居ました。
その中の1頭がクインちゃんでした。

おそらくクインちゃんが
〝始まりの犬〟
ペットショップ出身純粋なマルチーズ
マイクロチップも入っていました。
年齢は6歳ぐらい。

私とトリマーさんの関係で
なんとかたった3日の期限内に
15頭を引き出すことができたのですが
クインちゃんへの里親・預かり希望が無く
我が家でも引き出した子7頭がいたため
(内3頭は希望者無しの子達)
連れて来ることができなかったのです。

そんな中、元飼い主から電話があり...
「どうしても、もう1頭も助けて欲しい」
と言われました。
悩みましたがトリマーさんが
預かりを申し出て下さったので
クインちゃんを迎えに行きました。

迎えに行って愕然としました。
クインちゃんの腹部には
大小の乳腺腫瘍が無数にできていました。



かかる医療費のことを考えると
これは私だけの判断では連れて帰れない。
しかしタイミング悪く
トリマーさんに連絡が取れず
その日は引き取る事ができませんでした。

とても悔しい思いが込み上げました。
トリマーさんと連絡が取れて状況を説明。
トリマーさんの助けたいという意志。
また親しい友人達から
協力させて欲しいという心強い言葉。
相談したお世話になっている獣医さんから
保護価格での手術費額のお返事。

これまで全て自費で回してきましたが
(基本の医療費は里親様負担)
初めて
皆さんに寄付を募らせていただきました。
そしてたった1日で目標額(8万円)を達成。




本当に本当に有り難かったです。
翌日にはクインちゃんを迎えに行くことが
できたのです。
最初はかなり警戒して
ガウガウ咬みついてきたクインちゃん。
元飼い主も
咬まれる事があると言っていました。
でも抱っこしてあげてしまうと
もうすぐに慣れました。

寄付の受け付けはストップしたのですが
その後も
「送りたかったのだけど間に合わなくて」
とお気持ちをいただきました。
また里親様からのご寄付もありました。




クインちゃんはすぐに
トリマーさんのお宅にも馴染みました。
無駄吠えとおトイレの課題はありつつも
鋭かった顔つきは
どんどん穏やかになっていきました。

とても肥っていて
範囲の広い手術の縫合が厳しい状態のため
ダイエットも頑張って...
手術の日を迎えました。
幸いなことに内臓への転移は無く




獣医さんのご厚意で
抜糸が済むまで入院となりました。
乳腺腫瘍・避妊手術・スケーリング
をお願いしました。
あまりにも腫瘍が大きく複数あり
複雑な切開となりました。
そして退院!!!




その後
ワクチンやちょっとした診察などは
トリマーさんがお世話になっている
近くの獣医さんへ。。。
ここまでの明細がこちらです。


しかし約半月後
小さなシコリが発見されたのです。
再発です。


再手術はトリマーさんの通いやすい
近くの獣医さんでお願いしました。
病理検査は陰性でしたが
またすぐに別のところに再発を確認。
1ヶ月後に再々手術。。。
(この再々手術は保護主負担で行いました)
↓白黒ニャン子はパコちゃんです✨↓




3回も手術を頑張ったクインちゃん。
以降も毎日トリマーさんが
細かくボディチェックをしてくださり
再発は無く
理解ある里親さんが現れるのを待ちながら
元気に過ごしていました。


保護当時の面影が無いくらい
可愛く穏やかなお顔になりました!


保護から1年と3ヶ月...
先日、トリマーさんから
「このまま我が家でお迎えしたい」
というとても嬉しいお申し出をいただき
クインちゃんの里親募集は
終了致しました!

クインちゃんはもうすっかり
トリマーさんのお宅の子で
また
トリマーさんのお母様にとっても
クインちゃんはなくてはならない
必要な存在になっていると
仰っていました。

トリマーさんのお宅はすぐご近所ですので
元気にお母様とお散歩している姿も
ちょこちょこ見かけます。
お互いがお互いを必要とする
最高の家族。

クインちゃん幸せだね!!!


このブログは
レスキュー当時
InstagramとFacebookに公開した写真を
そのまま使っております。
収支の明細が分かりづらいと思い
改めてノートにまとめました。


最後になりましたが
改めまして
クインちゃんのために
沢山のご支援を有難うございました!
沢山の皆様が救って下さった命です。
これまで見守り
応援して下さったこと
心より感謝申し上げます。










多頭飼育崩壊16頭レスキュー

2020-05-22 15:24:00 | 2019年多頭飼育崩壊16頭レスキュー
2019年2月10日のことです。


↑↑↑
これは当時
私がInstagramとFacebookへ
掲載した投稿です。
2月10日のことでしたから...
猶予は2〜3日しかありませんでした。


当初は10頭の里親募集でした。
それでも全頭を個人で
ましてたったの2〜3日では
とても無理だと思ったので
早急に里親募集の呼びかけを開始し
(同時に預かりボランティアも募集)
その日のうちにお申し出があった
2頭だけを引き取りに
現場へ向かったのです。
家の中には入れませんでしたが
聞こえてくる犬の声の数は
到底10頭とは思えませんでした。

その翌日
トリマーさんの関係でも数頭の
引き取り手が見つかり
私の方でも2頭の
預かりさんが見つかったので
トリマーさんと共に一緒に現場へ。

一度にみんなは連れて行けないけれど
早急に里親募集の声がけをするのでと
玄関前で1頭ずつ固体識別の写真を
撮らせてもらいました。

すると
この子も、この子も...と
出てくる
出てくる
トータル16頭の里親募集となりました。
でも多分、見せないだけで
おそらくもっと居たと思います。


迎えに行くのが一番最後になってしまった
クインちゃんのみ
かなりの医療費が必要な状態でしたが
皆様からのあたたかいご支援があり
無事に手術を受けることができました。
クインちゃんに関しましては
また別記事として書きたいと思います。

今回は本当に緊急性のある事案でしたが
トリマーさんの人脈が広かったこと
また
友人知人繋がりで
預かりボランティアや里親希望があり
みんな確実で幸せなお家へ送り出せたこと
本当に良かったです。
以下は
里親さんが決まった子達です(^^)


















大切な家族として迎え入れて下さった
里親の皆様

預かりボランティアをして下さった皆様

本当に有難うございます!!!




残るは
まるちゃん(男の子)
ですが
きっと

赤い糸を手繰るスピードがゆっくりで
時間がかかってしまっているだけかな?
薄々思っています(^^)