ルピナス〜いつも幸せ〜

個人保護した子達の里親募集や近況報告、そして幸せ報告のblogです(^^)

【多頭飼育崩壊】まるちゃんのこと。

2020-07-27 05:39:04 | 2019年多頭飼育崩壊16頭レスキュー
昨年関わった
多頭飼育崩壊でレスキューした子の中に
唸りがあり
この子はちょっと
一般家庭へ短期間で譲渡は
難しそうだな〜
と思った子がいました。

それが、まるちゃんです。

「元飼い主が」作った貼り紙...
(自分達で作っておいて「殺処分になってしまいます」ってどうゆうことですかね;)




この伏せている子が
まるちゃん。
かなり怯えているように見えます。

元飼い主によると
他の犬達から
かなりいじめられていたそうです。
人間の定めるルールの無い
完全犬社会の中で
自己防衛をして
自分の身を守るために
必死だったのだと思います。

まるちゃんは
バリケンの中で目が合うと
低く唸り続けていました。
バリケンから外に出てしまえば
大丈夫ではあったものの
何を拍子にフラッシュバックして
唸りが出るか分からないし
その唸りの様子だと
接し方が悪ければ
おそらく咬みも自己防衛のために
出そうな雰囲気でしたので
早々に一般家庭へ行くには
厳しいと直感で思いました。

里親募集と同時に
譲渡まで全てを引き受けて下さる
ボランティアさんを募っていたところ
Kさんが挙手して下さいました。

Kさんには
ドッグトレーナーのお友達がお近くに
いらっしゃるのを存じていたので
ご相談したところ
少し難しそうなまるちゃんを
Kさんが引き受けて下さることに
なりました。
トレーニング熱心なKさんなので
本当に有難かったです。


まるちゃんを連れて行った日...

どんな子でも
時間かければ絶対慣れるから大丈夫!
どーんと来いよ♪
広くて大きな心でKさんが
待っていて下さって。

まるちゃんは初日から
初めての
〝安心〟
を感じて
Kさんにベッタリになりました。



↑初めてのお洋服↑


Kさん宅の先住お兄犬達からの教育もあり
電車に乗ったり
イベント等あちこちへ
遊びに連れ出していただいたり
沢山の社会勉強をさせて下さいました。

トラウマがあり
男性が苦手なまるちゃんでしたが
ご近所のお爺さんお婆さんからも
オヤツをいただいたり
話しかけていただいたり
心は
どんどん解れていきました。

↑ドッグダンスの大会会場にて↑
僕も立ってクルクル出来るんだよ♪
と見せてくれました(^^)
この頃には
沢山の犬や人の中でも
すっかり落ち着いていたまるちゃん。

↑フワフワで白さが増しました♡↑

そして.........

Kさんにまるちゃんをお願いして
1年半

その間
何度かお話をいただき
トライアルにも行きましたが
ご縁とはならず
気長に探します!と
仰って下さっていたKさん。

色々なことが重なり
落ち着いた
先日
まるちゃんを正式に
我が子として
迎えて下さいました。

まるちゃんにとって
どこよりも安心で快適なお家。

まるちゃんからしたら
ボクはもうとっくに
Kさんの息子だったけど?
といった感じだったと思います(笑)

↑ママGETのご挨拶に来てくれました↑
この
Kさんお手製の
お出掛けバッグが
まるちゃんは本当にお気に入り♪


色々なご飯を試して下さって
すっかり涙やけも真っ白に!!

まるちゃん
大好きなKさんと
これからもずっとずっと一緒だよ!
本当に良かったね!!!

正式譲渡(ママGET)おめでとう!
の気持ちを込めて
夏でも使えるベッドを
まるちゃんにプレゼントしました!




実は
預かりのトリマーさん宅の子になった
クインちゃん(まるちゃんの母犬?)にも
お揃いでプレゼント♡
↓↓↓



長い期間
まるちゃんの預かりをしてくださった
Kさん
本当に有難うございました!

これからも
まるちゃんのことを
どうぞ宜しくお願いいたします!!!



【多頭飼育崩壊】クインちゃんのこと。

2020-05-22 23:47:00 | 2019年多頭飼育崩壊16頭レスキュー
2019年2月10日に舞い込んできた
多頭飼育崩壊レスキューで
当初元飼い主が
放棄を決めていた10頭の他に
後になって出てきた6頭が居ました。
その中の1頭がクインちゃんでした。

おそらくクインちゃんが
〝始まりの犬〟
ペットショップ出身純粋なマルチーズ
マイクロチップも入っていました。
年齢は6歳ぐらい。

私とトリマーさんの関係で
なんとかたった3日の期限内に
15頭を引き出すことができたのですが
クインちゃんへの里親・預かり希望が無く
我が家でも引き出した子7頭がいたため
(内3頭は希望者無しの子達)
連れて来ることができなかったのです。

そんな中、元飼い主から電話があり...
「どうしても、もう1頭も助けて欲しい」
と言われました。
悩みましたがトリマーさんが
預かりを申し出て下さったので
クインちゃんを迎えに行きました。

迎えに行って愕然としました。
クインちゃんの腹部には
大小の乳腺腫瘍が無数にできていました。



かかる医療費のことを考えると
これは私だけの判断では連れて帰れない。
しかしタイミング悪く
トリマーさんに連絡が取れず
その日は引き取る事ができませんでした。

とても悔しい思いが込み上げました。
トリマーさんと連絡が取れて状況を説明。
トリマーさんの助けたいという意志。
また親しい友人達から
協力させて欲しいという心強い言葉。
相談したお世話になっている獣医さんから
保護価格での手術費額のお返事。

これまで全て自費で回してきましたが
(基本の医療費は里親様負担)
初めて
皆さんに寄付を募らせていただきました。
そしてたった1日で目標額(8万円)を達成。




本当に本当に有り難かったです。
翌日にはクインちゃんを迎えに行くことが
できたのです。
最初はかなり警戒して
ガウガウ咬みついてきたクインちゃん。
元飼い主も
咬まれる事があると言っていました。
でも抱っこしてあげてしまうと
もうすぐに慣れました。

寄付の受け付けはストップしたのですが
その後も
「送りたかったのだけど間に合わなくて」
とお気持ちをいただきました。
また里親様からのご寄付もありました。




クインちゃんはすぐに
トリマーさんのお宅にも馴染みました。
無駄吠えとおトイレの課題はありつつも
鋭かった顔つきは
どんどん穏やかになっていきました。

とても肥っていて
範囲の広い手術の縫合が厳しい状態のため
ダイエットも頑張って...
手術の日を迎えました。
幸いなことに内臓への転移は無く




獣医さんのご厚意で
抜糸が済むまで入院となりました。
乳腺腫瘍・避妊手術・スケーリング
をお願いしました。
あまりにも腫瘍が大きく複数あり
複雑な切開となりました。
そして退院!!!




その後
ワクチンやちょっとした診察などは
トリマーさんがお世話になっている
近くの獣医さんへ。。。
ここまでの明細がこちらです。


しかし約半月後
小さなシコリが発見されたのです。
再発です。


再手術はトリマーさんの通いやすい
近くの獣医さんでお願いしました。
病理検査は陰性でしたが
またすぐに別のところに再発を確認。
1ヶ月後に再々手術。。。
(この再々手術は保護主負担で行いました)
↓白黒ニャン子はパコちゃんです✨↓




3回も手術を頑張ったクインちゃん。
以降も毎日トリマーさんが
細かくボディチェックをしてくださり
再発は無く
理解ある里親さんが現れるのを待ちながら
元気に過ごしていました。


保護当時の面影が無いくらい
可愛く穏やかなお顔になりました!


保護から1年と3ヶ月...
先日、トリマーさんから
「このまま我が家でお迎えしたい」
というとても嬉しいお申し出をいただき
クインちゃんの里親募集は
終了致しました!

クインちゃんはもうすっかり
トリマーさんのお宅の子で
また
トリマーさんのお母様にとっても
クインちゃんはなくてはならない
必要な存在になっていると
仰っていました。

トリマーさんのお宅はすぐご近所ですので
元気にお母様とお散歩している姿も
ちょこちょこ見かけます。
お互いがお互いを必要とする
最高の家族。

クインちゃん幸せだね!!!


このブログは
レスキュー当時
InstagramとFacebookに公開した写真を
そのまま使っております。
収支の明細が分かりづらいと思い
改めてノートにまとめました。


最後になりましたが
改めまして
クインちゃんのために
沢山のご支援を有難うございました!
沢山の皆様が救って下さった命です。
これまで見守り
応援して下さったこと
心より感謝申し上げます。










多頭飼育崩壊16頭レスキュー

2020-05-22 15:24:00 | 2019年多頭飼育崩壊16頭レスキュー
2019年2月10日のことです。


↑↑↑
これは当時
私がInstagramとFacebookへ
掲載した投稿です。
2月10日のことでしたから...
猶予は2〜3日しかありませんでした。


当初は10頭の里親募集でした。
それでも全頭を個人で
ましてたったの2〜3日では
とても無理だと思ったので
早急に里親募集の呼びかけを開始し
(同時に預かりボランティアも募集)
その日のうちにお申し出があった
2頭だけを引き取りに
現場へ向かったのです。
家の中には入れませんでしたが
聞こえてくる犬の声の数は
到底10頭とは思えませんでした。

その翌日
トリマーさんの関係でも数頭の
引き取り手が見つかり
私の方でも2頭の
預かりさんが見つかったので
トリマーさんと共に一緒に現場へ。

一度にみんなは連れて行けないけれど
早急に里親募集の声がけをするのでと
玄関前で1頭ずつ固体識別の写真を
撮らせてもらいました。

すると
この子も、この子も...と
出てくる
出てくる
トータル16頭の里親募集となりました。
でも多分、見せないだけで
おそらくもっと居たと思います。


迎えに行くのが一番最後になってしまった
クインちゃんのみ
かなりの医療費が必要な状態でしたが
皆様からのあたたかいご支援があり
無事に手術を受けることができました。
クインちゃんに関しましては
また別記事として書きたいと思います。

今回は本当に緊急性のある事案でしたが
トリマーさんの人脈が広かったこと
また
友人知人繋がりで
預かりボランティアや里親希望があり
みんな確実で幸せなお家へ送り出せたこと
本当に良かったです。
以下は
里親さんが決まった子達です(^^)


















大切な家族として迎え入れて下さった
里親の皆様

預かりボランティアをして下さった皆様

本当に有難うございます!!!




残るは
まるちゃん(男の子)
ですが
きっと

赤い糸を手繰るスピードがゆっくりで
時間がかかってしまっているだけかな?
薄々思っています(^^)