テレコイル

この前、両耳補聴器の友人とお茶してると

彼女の携帯に電話が・・・

 

「え？何？え？　今外なんよ、うるさくて聞こえへんからまたこっちから電話かけなおすね。」

とすぐ電話を切ってしまった。

 

「最近だんだん電話が聞き取りにくくなってきて困るの。何かいい方法はないかな？」と言うので

テレコイルを使うと、音声が大きくなるし雑音は入らないから、私はうるさい場所で助かってるよ・・・って話すと

 

「え？なにそれ？」

 

補聴器の設定を「Ｔ」に切り替えれば

磁気誘導コイル内臓の電話機だと音声がダイレクトに届くから聞こえやすいよ。

その携帯電話は内臓してる？

 

「え？なにそれ？」

 

もう何十年も補聴器を使用されてるのに、「Ｔ」をご存じなくて

補聴器屋さんもそういう情報を伝えられてないのね。

 

補聴器のことはわからないけど

取り敢えず電話機だけでもと思い

私が人工内耳を「Ｔ」にして、彼女の携帯電話で電話してみると

なんと・・全く反応せず

どうも、携帯電話は内臓がされてないようだ。

 

その数日後、彼女からメールが・・・

『補聴器屋さんに行って来ました～。

聞いたら、私の補聴器は左右とも「Ｔ」はないそうです。残念。』

 

両耳されてるのに、そのどちらも内臓してないとは・・・

補聴器って、テレコイル使えないものが多いのかしら？

 

さて、テレコイルとはなにかというと

補聴器、人工内耳に内蔵されてるもので

その設定「Ｔ」にすると、磁気ループが設置されている会議場、劇場、映画館などの公共スペースで

マイクを通して話す音声がダイレクトに人工内耳や補聴器に聞こえ

また、受話器に磁気誘導コイルを内蔵した電話機では、電話の音声がダイレクトに聞こえ

周りの雑音が入らないので、ざわついた場所などでは非常に効果を発揮します。

多少声質が変わるし、私の場合少しこもった音声になるけれど・・・

でも、騒々しい場所での電話では、文句の付けどころがないほどの威力で活躍してます。

 、

そんな中、私の携帯電話は、ちゃんと内臓されてて「Ｔ」設定ですんなり電話が可能だったので

携帯電話ならだいたい磁気誘導コイルが内臓されてるって、勝手に思い込んでたら

それはどうも違うのね・・・

 

先の友人のも入ってなかったし

先日機種変更した長女のスマートフォンで電話をさせてもらったら

全然使えない

ガーとかブーとかすごいノイズが入って来て会話どころじゃない。

最新型の国産スマートフォンなのに。

 

念のためアイフォン４Ｓの夫ので電話してみると

使えるけど、びみょ～にイヤ～な雑音付

さらに同じくアイフォン４Ｓの次女のでかけると

コレが不思議・・・結構使える。

 

どうなってるの？

 

で、わけわからないながら、

一つわかったことは

私はたまたまとってもいい携帯電話を使ってた・・・ということ（笑）

 

携帯、次に機種変更するときは、なによりも電話の使い心地が重要かも。

これを確認せず気軽に変えれない・・って思ったよ。

 

とりあえず、磁気誘導コイル内臓してるかどうかだけは、確認しなきゃね。

 

さてさて、そんな便利なテレコイル。

この前ＳＴさんにお試しさせてもらって結構良かったので、こんなものを購入した。

↓

（自立コム）

 

Ｔコイル内臓の　人工内耳や補聴器を装着したまま

耳に掛けて（右側のを）ＴＶを見たり音楽を聞いたりできる磁気誘導コイル。

 

これ、片耳タイプと、両耳タイプと

今回購入した（写真）、片耳は耳穴に入れるイヤホンになった左右別々ものと３種類あり

 

私のような、片耳は人工内耳だけど

対側は補聴器なく裸耳で音は５０ｄＢくらい聞こえてる・・・という場合にはぴったり。

 

一応両耳付けると、音楽などはステレオで聞く事ができる。

 

ＴＶも少しこもった感じにはなるけれど

結構音声聞き取れてありがたい。

 

私の場合、少しうるさいくらいの音声にしないと言葉が明瞭にならないので

家族がいるとやや迷惑なのね。しょぼん

私にとっても大きいかなと思える音声なので、健聴の家族からしたら大音響？

 

で、煩いだろうから迷惑を考えてヘッドフォンで聞いているのに

音が大きすぎて完全にもれ聞こえてるらしく

「そのヘッドフォン、付けてる意味あんの？ここまで聞こえてくるけど。」

なんて言われる始末

ブチッ

 

だから、このタイプだと、音声大きくしても私にしか聞こえないからすっごくいいのよ（笑）

 

色々聞こえを助ける機器があるけれど

あまりお金のかからない１００円のイヤホンなんかも使えたりするし

自分にあったものを上手に選んで生活の中で楽しめたらいいわね