復興カフェ スクラム

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心のケア(スクラム参考情報)

2012-01-10 21:22:02 | 日記


心のケアの拠点を仙台に 宮城県、震災ストレス対処

 宮城県は22日、東日本大震災によるストレスに対処するとともに、精神面に不調を来した被災者を支援する拠点施設「みやぎ心のケアセンター」を仙台市内に12月1日開設する方針を決めた。来年度中に石巻、気仙沼両地域に「地域センター」を設置し、業務を本格稼働させる。最長約10年を想定した長期対策に乗り出す。
 社団法人「県精神保健福祉協会」(会長・松岡洋夫東北大大学院医学系研究科教授)が運営する。事業費は県が全額補助し、本年度は1億1500万円を充てた。
 震災後、他県から県内各地の避難所へ派遣され、応急的な救護を担った「心のケアチーム」の活動を継承する。
 発足時の常勤職員は、精神保健福祉士や臨床心理士、保健師ら5人。県は専門職の確保を急いでおり、来年度以降、30人体制に増強する方針。
 開設後は仮設住宅団地の巡回訪問を行い、震災に伴う心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病、アルコール依存への相談、精神疾患予防に向けた啓発に取り組む。
 仮設団地ごとに整備され、入居者支援を行うサポートセンターと連携し、精神面の変化にいち早く気付くための留意点を助言。県の寄付講座として10月に設置した東北大大学院医学系研究科予防精神医学講座とも協力し、研究成果や育成した人材を活動に生かす。
 センター長に東北会病院(仙台市青葉区)の白沢英勝理事長、副センター長には東北大大学院医学系研究科の松本和紀准教授が就く。国立精神・神経医療研究センター(東京)や兵庫県こころのケアセンターなどの6人が顧問を務める。
 県障害福祉課は「震災後の緊張状態が落ち着いた一方、生活環境の激変で孤立やアルコール依存が懸念される。関係機関と連携し、ケア体制を強化したい」と話した。


2011年11月23日水曜日(河北新報)


ルイ・ヴィトン、被災児のケア支援 施設建設費を提供

 福島県相馬市は28日、東日本大震災などで被災した子どもたちの心のケアに当たる施設「子どもアート・メゾン(仮称)」を建設すると発表した。「ルイ・ヴィトン」などを傘下にするフランスの「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」(LVMH)が建設費など1億3000万円を提供する。
 市によると、施設では子どもの心的外傷後ストレス障害(PTSD)や学力向上対策、情操教育などに取り組む。市内で活動する臨床心理士やスクールカウンセラーの拠点になる。
 建設場所は相馬市中村の市有地で、床面積は250~300平方メートル。来年4月に着工し、来年度中に完成する見込み。被災地での仮設教会建設の支援活動で知られる建築家坂茂氏が無償で設計する。
 28日に市役所で確認書の調印式があり、立谷秀清市長は「企業の厚意を子どもの成長という成果につなげる」と歓迎した。ルイ・ヴィトンジャパンの遣田重彦取締役は「子どもは国の未来を支える礎。市のアイデアを積極的に支援したい」と話している。


2011年12月29日(産経新聞)


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