女性5人組のハードロックバンド、SHOW―YAが「GENUINE DIAMOND」(マスターワークス)を出した。
ボーカルの寺田恵子=写真左=を含む結成時のメンバーとして22年ぶりの新作だ。
1980年代後半に「限界LOVERS」や「私は嵐」で人気を博し、女性バンドの先駆けとなった。だが、91年に寺田が脱退、バンドは新ボーカルと継続するが98年に解散する。
寺田は脱退について「弱かったんだと思う。不安で『ゼロ』という数字が頭から離れなかった。でも、弱さも見せられず相談もできぬまま一人で決めた」と語る。ソロ活動の中、30代半ばにしてギターを習得して自信をつけ、「強くなった今ならやれると思い、再結成を呼びかけた」。
2005年からライブ活動を再開。満を持しての新作は、高速で激しい曲調ばかりの12曲を収録した。ドラムスの角田美喜=同右=は、「歌詞は作詞家に頼んでいるけれど、恵子は全部自分の言葉にしてるから、ハードなサウンドの中でも歌詞がちゃんと聞こえて説得力がある」と語る。寺田は「体を鍛えて今の方がパワフルになった。こんな時代だけどあきらめてしまうんじゃなくて、一緒に闘っていきましょう」と呼びかけている。
(2012年4月19日
読売新聞)
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