NORTHBOUND EXPRESS

鉄道好きサラリーマンの◆不定期運転臨時急行◆(全自由席)  

あの日の土手・・土盛工事その3

2015年12月02日 | 土手モジュール

キィ~ッ ガチャッ バムッ!!
工場長「いや~あぶねぇ あぶねぇ(汗)・・ったくモリさんも昔の話始めると何言い出すかわかんねぇからもう参っちまうよ・・しかしこの冬も車輌の新製導入やらでかなり支出があるからボーナスは期待するなって局長から言われてるしなぁ。。またあいつらに何言われることやら・・ブツブツ・・」


「どらどら、現場はどんなんかねぇ。。土手のベースも2回作り直した甲斐あってだいぶ実感的になってきたじゃねぇか。。ありゃ・・マサのやつだいぶ腕上げたなぁ。ちぃっとまだ路面がラフだけどスロープの難しい切り出しも上手くなったじゃねぇか・・模型屋ばっか行ってサボってるようだが結構勉強してんだなアイツも・・」

モリ「そりゃあ、俺の教え方がいいって言うことですよ 工場長っ!」
工場長「ビクッ(汗) お、おっ、なんだ、居たのかよモリさん、脅かすなよぉオイ・・あぁ、鳥肌立っちまったよぉ」
マサ「工場長ww、いい加減、無理しないでジャンバー着た方がいいんじゃないすか?」



モリ「なぁマサ、この法面の肉付けには何使おうか?」
マサ「ここなら先日局長が東急ハンズで仕入れてきた新しい粘土・・・えーと名前なんでしたっけ?」
モリ「あぁ、京ねんどホワイトか。そうだな、ちょっと傾斜きついからプラスターだけだと不安だしな。試しに使ってみるか。ただ、そのまま盛ってもスタイロに食いついてくれるかねぇ。」
マサ「一応、ジェッソで下地塗りしといたほうがいいんじゃないすか?両方とも生田倉庫にありましたんで後でトラックで取りに行ってきますよ。」
モリ「あぁ。頼むわ」
工場長「あぁ、モリさん、スロープと上の道のすりつけも上手く処理しといてくれよ。寅さんが帰ってきた時に足踏み外して転げ落ちないようになw」
モリ「ハハハ・・寅さんですか わかりました。」
工場長「よしっ。全体的に切り出しは問題なさそうだな。これなら予定通り夜から盛工事に入れるな。とりあえず明るいうちにストラクチャーだけ仮置きしてイメージしてみるか。オイ、頼むわ」
マサ「工場長ぉ、そりゃ勘弁してくださいよぉ(汗)まだ職人さん連中も集まってないんすから二人だけじゃキツイっすよぉ・・これから生田まで材料も取りに行かないとならないんすよぉ・・」
モリ「おいマサっ!何言ってんだ・・」
マサ「は、はいっ」
モリ「俺はこれから土手の石垣切らないとなんねぇの 俺も忙しいんだよ。だからお前一人でやるに決まってんだろ。・・・ったく最近の若ぇのはラクすることばっかり考えてやんなぁ。」

マサ「・・・」


マサ「ぜぇ ぜぇ・・あぁ 疲れた・・ぜぇ ぜぇ・・」
工場長「おぉ、いいじゃねぇか」
モリ「455か。マサよ、おまえにしちゃあなかなかいいチョイスだよ。」
マサ「いやぁ、ぜぇ ぜぇ たまたま検査かなんかで引込線に入ってたんで・・でも昔から455はけっこう好きなんすよ 俺の中で急行型と言えば455っす。」
モリ「そんな話初めて聞いたなぁ 伊豆出身のお前だからてっきり153とか165って言うのかと思ってたよ」
マサ「なんて言うんすかねぇ 毎日みかん色の列車ばっか見てたもんで、他の色に憧れるって言うんすかねぇ・・顔も押しが強くてなんか東北へ行く列車の力強さみたいなもんを感じるんすよね。あのパンタ周りのガイシも強烈で怖いくらいだったっすよ。昔は常磐伊豆とかいう臨時列車で451だかが平から下田まで乗り入れてたらしいんすけど、もう俺んときは廃止されてあんな車両はいなかったっすから・・」
工場長「常磐伊豆かぁ なんか懐かしい名前だなぁモリさん 湘南日光なんてのもあったっけな」
モリ「あぁ、あったあった・・あれは確か165でしたね」
工場長「昔は面白い列車があったもんだよな。」  

工場長「土手上の路盤のレベルも若干高めだが、調整でなんとか行けそうだな。マサ、なかなかいいセンいってるじゃねぇの」
モリ「だーかーらぁ 俺が・・」

工場長「土手のこっち側もなかなかいい眺めだな。高さ的にも問題ねぇな」
モリ「工場長、まだガーダー橋購入の稟議下りてないんで?」
工場長「あぁ、局長から車両の新製導入ひかえてるんでちょっと待ってくれって言われてんだよ・・」
モリ「えぇ?俺らのボーナスはちゃんと出してくれるんですかね?」
工場長「あ・・あぁ・・(汗)たぶん大丈夫・・だと思う」

工場長「この辺の並びも喜多局の岡野部長からいろいろ参考になる資料もらってるからそろそろ検討始めねぇとな。あの日の・・というテーマに見合った街並みにしてぇけど、スペースも限られてっから結構、表現が難しいだろうな」
モリ「とにかく混沌とした感じというか、住宅地だか工場地帯だかわかんない統一感のなさみたいな雰囲気が出せればいいんですがね・・」
マサ「工場長、そろそろ職人連中集まる時間なんで俺は一旦事務所戻ってます」
工場長「おぉ、頼んだぞ」
モリ「さて、俺もそろそろ準備始めるか・・」



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4 コメント

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Unknown (東京喜多局千石工場 ヤス)
2015-12-04 02:13:44
お世話ンなります!いい土手っぷりで青空や夕焼けが似合いそうっすね!奥行き感がいい味出てますよ、間違いなく!出来上がったらマサさんとキャッチボールでもしたいとこッスね!・・あ、また油売ってると徳さんがウルさいんでそろそろ戻ります!では、局長さんにもよろしくッス!
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Unknown (マサ)
2015-12-04 21:51:16
あっ、千石のヤスさんですか、どうもッ こちらこそお世話になってます。。
いやぁ、なんかそう言っていただけるとますます気合入っちゃいます。今時期の高い空にうろこ雲なんて似合いそうでしょう。そんな空の下でキャッチボール・・いいっすね! そういえば喜多局さんの上野駅、うちのモリが東京出てきた頃思い出したって涙流して感動してましたよ。またよろしくお願いします
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Unknown (なる)
2015-12-11 03:04:21
お世話になっております。なるです。
土手と445の眺めは最高ですね~(微笑)
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Unknown (まさる)
2015-12-12 11:12:49
なるさん ありがとうございます
河川敷で編成を眺めるのもいいですが、土手下の道からのチラリズムもアリですよね。高架の脇に呑み屋でも作っておきますかね(微笑) 
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