NORTHBOUND EXPRESS

鉄道好きサラリーマンの◆不定期運転臨時急行◆(全自由席)  

あの日の土手・・土盛工事その2

2015年11月22日 | 土手モジュール

モリ「いやぁ、もう11月も終わりって1年早いよなぁ ついこないだ盆が終わったばかりって感じだよなぁ・・なんだか年追うごとに早くなるなぁ・・」
マサ「モリさん、年末はどうするんすか?帰るんですか?」
モリ「あぁ。30日に帰るよ。去年は休み長かったからゆっくりできたけど、今年はあんまりゆっくりできなさそうだなぁ・・マサ、お前は?」
マサ「はい、まぁ、帰るっていっても私は伊豆ですから横浜から鈍行でも1時間半ですからラクでいいっすよ。」
モリ「そうかぁ、確か伊東だったよな。近いしいいところだなぁ。雪もねぇし・・俺は去年の暮れは参ったよ。ちょっと子供に土産買うんでアメ横寄ったら遅くなっちまって、なんとか急行に乗ったけど、すし詰めで高崎まで座れなくてよぉ・・」
マサ「それは辛いっすね 秋田行く列車って毎年そんな混むんすか?」
モリ「あぁ、それでも一昔前に比べたら特急も増えてだいぶラクにはなったんだよ。俺も今年はこんな寝台列車でも乗って帰っかなぁ。もう若くねぇからよぉ、11時間もあんな椅子座ってたらケツは痺れるわ、腰は痛ぇわでよぉ(笑)実家着いて昼から一杯やったら疲れてそのまま夜までコタツで寝ちまってよぉ、気づいたら紅白も終わっちまって・・(笑)
マサ「ゆく年くる年で目が覚めましたか(笑)雪の永平寺ですかね・・」
モリ「おぉ、御大帰ってきたぞ」
「キィーッ   バムッ!」

工場長「おう、どうだ、一服したか?そしたらモリさん、ちょっと秋葉原・・いや、末広町まで行って資材買ってきてくれねぇかな」
モリ「はい、何買うんで?」
工場長「あぁ、もう注文入れてあるから引き取ってくるだけだよ。ちょっと多いからそのトラックで行った方がいいかもな。」
マサ「あぁ、俺も行っていいっすか?」
工場長「そうだな。ちょっくら重いもんだから、モリさん一人だと腰やっちまうかも知れねぇから一緒に行ってこいよ。あぁ、マサ、お前あんまり飛ばすなよ。あちこち取り締まりやってっから・・」

ツネ(警備員)「あ、工場長、夜間工事許可証のファイルどうしますか?」
工場長「おう、あとで目通すからとりあえず現場事務所の俺の机の上に置いといてくれや。」
ツネ「わかりました。 それにしても工場長・・寒くないんですかシャツ1枚で?」
工場長「ハハハ・・俺はなぁ、毎年冬はシャツの上にドカジャンなんだよ。事務所ん中もストーブ効いてて暑いからな。この方がラクでいいんだよ。」

モリ「じゃ、ちょっくら行ってきます。」
工場長「おう、気ぃ付けて頼むわ。マサ、余計なもの買ってくんなよ!」
マサ「はっ、はい・・わかってますよ」


カキュキュッ! ギャラギャラギャラ・・ブゥ~~ン・・




工場長「お、お疲れさん、早かったな!」
モリ「どういうわけか今日は6号線がずいぶん空いてましたよ。」
マサ「とりあえず全部下ろしましたけどどうしますか?」
工場長「あぁ、いいよそこ置いときゃあ。それよりこれいいだろ・・」

マサ「こんな形の複線PC橋脚あったんすね」
工場長「この形だったらもう適当に表面だけそれっぽく汚せばそのまんま使えると思ってな。」
モリ「確かにそうだなぁ。こういうオーバル断面のPC橋脚って、ありそうでなかったかも知れないなぁ。」

工場長「工事がないとなかなか資材カタログも眺めないから、気がつくとこんなのが出てたりするんだよ・・いつ出たかわからんけどな。やぁっぱり常にアンテナ張り巡らしてないとな、小さいメーカーさんが造るいいストラクチャーキットなんかもあっという間に売り切れちまってなかなか再生産しないなんてこともザラだからな。」
マサ「そういえば倉庫にいろんなキットが置いてありましたね。」
工場長「あぁ、お前がここに来る前の話だけど、新型車両の導入を何度も見送ってせっせとストラクチャーばかり仕入れていた時期があったよ。乗客からも早く冷房付いた車両入れろと苦情ばっか来てな(笑)まぁ、あのストラクチャーもいずれ日の目を見る日が来るんだろうけどな・・」
モリ「ほんと久々の現場仕事ですからね・・今回、喜多鉄道管理局さんからの話がなかったら倉庫で埃かぶったままでしたよ。何せボーナスまで削られて、あれだけの予算注ぎ込んでせっかく仕入れたのに・・・ねぇ工場長!」
工場長「ちょ・・ちょっと俺は一足先に今夜の現場見てくっかな・・(汗)」
バムッ! キュルキュル・・ブォ~~ン ブロロロ・・・


マサ「モリさん、もう一服していきますか・・・・」

モリ「・・・・」




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