NORTHBOUND EXPRESS

鉄道好きサラリーマンの◆不定期運転臨時急行◆(全自由席)  

あの日の土手・・線路敷設工事その1

2016年04月12日 | 土手モジュール
モリ「なんだか4ヶ月も間があいちまうと何やっていいんだかわかんなくなっちまうなw」
工場長「ほんと年明けてあっという間だったなぁ。ようやく予算も決まったからぼちぼち進めないとまた年越しちまうかもな(笑)」
マサ「なんだか今期は車両の増備があまり予定されてないって噂っスね・・」
工場長「あぁ、局長が大型の車両の方にずいぶん予算をつけちまってるんでなぁ・・工場の拡張も進めたいがどうなることやら。俺らの処遇も・・」
モリ「新年度早々、気が重いなぁ・・花見まではいい気分なんだがなぁ。桜が散ると毎年こんなだな(笑)」 
工場長「まぁ、あんまりいろいろと心配しても仕方ねぇかモリさん 俺らは目の前の仕事やるだけよ」
モリ「それもそうですね。あんまり余計なこと考えないでやることやっていきましょう」

マサ「工場長、ガーダーは旧モジュールから移動して片線だけ切り詰め調整終わってるっス。」
工場長「お、お前にしちゃあ、珍しく段取りがいいじゃねぇか」 

モリ「マサ、長さ間違えてねぇだろうな?これ失敗したら新品ガーダーの予算なんてとってもらってねぇから来年度まで工事止まるぞ。まぁそんときゃお前の給料から・・」
マサ「え・・えっ!? お、脅かさないでくださいよ。。ちゃんと測ったんで大丈夫っスよぉ」
工場長「おまえの大丈夫が一番信用できねぇからな・・」

工場長「まぁ、許容範囲だな。あとは橋台側で調整できそうだな。モリさん頼むわ。」

モリ「パラペットやっちゃいますか。マサ、一旦ガーダーどかしてくれ。あと、倉庫行ってモルタル持ってきてくんねぇか?」
マサ「了解っス。。」

「ギュイーーーーーン!!!キィリキリキリ!!・・・・・ギュ~~ン・・・」
モリ「よっしゃ、こんなもんでいいかな。」
工場長「ご苦労さん。お~い!マサ、いいぞ もう一回架けてみな。取敢えず土手上がってレベル合ってるか見てみるか」

工場長「よし、だいたい合ってきたな。あとは支承噛まして微調整すれば大丈夫そうだな。」
モリ「ここは丁寧にレベル調整しないと編成が波打って見映えが悪くなりますからね・・」
工場長「よし、マサ、河原まで下りてくれ」

モリ「ここからの眺めはいいだろうな。はやく列車通してみたいもんだな。」
マサ「やっぱELのジョイント音がいいでしょうね。車輪の多いゴハチやゴナナはいい音しそうっスね!」
工場長「河原側はだいたいOKだな。じゃあ、俺は一旦作業所戻って高架橋チェックしてくるからよ。モリさんあとは頼むわ」
モリ「わかりました」

キィ~~ バムッ!
工場長「どらどら、切り継ぎは上手くできてっかな・・ あぁ、これなら問題なさそうだな。最近はGM社のキットも金型がだいぶ老朽化してるのか、ちょっと直角が出てなかったり変形してるのがあるから切り継ぎも手間になってきてるからな・・ まぁ、でもこんないいキットが揃っているメーカーも他になかなかないからあんまり贅沢は言っちゃいかんな・・」

モリ「やっぱ土手のこっち側はスルーガーダーよりもこの高架橋で正解でしたね」
工場長「あぁ、高さ的にはやっぱり高架橋の方がしっくり来るな。住宅地への騒音防止にもなるしな」
マサ「でもちょっとキットの規定の高さよりも高くてこれに続く高架下建築物とレベルが合わないという問題が出てるんスよ・・」
モリ「そりゃちょっと考えねぇとな・・この高架下にはやっぱり赤提灯が欲しいからな。なんとか不自然にならないように調整しねぇとな。」

工場長「思い切って土手のこっち側を5mmくらい嵩上げしても悪くないかもな。ただ、土手の階段のところで巧く盛り付けしないとならんが・・」
マサ「やっぱ土手が少し高すぎたんスかね・・」
モリ「それを言っちゃぁおしめぇよマサ・・」
マサ「す・・すいませんっス・・(汗)」






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