小屋の春

毎年恒例、春の小屋開け。
高齢の両親を連れて長野まで行ってきた。


４月だというのに、テレビでは真夏日を記録したなどど声高に言っている。
下界にいなくてよかった。
小屋の周りはヤマザクラが散りはじめ、フキノトウは食べごろを過ぎてしまったが、タラノメやコゴミはちょうど頃合いだった。

布団を干して、掃除をして、小屋の周りの落ち葉はきと冬の間に折れた枝を拾い集め、焚火で燃やす。
倒れた木をチェーンソーで分解し、丸太は小屋裏の斜面の土留めに使う。
山だけにやることは山ほどある。
オヤジは、動きがゆっくりではあるが、楽しそうに作業をしている。


ここ数年、以前はいなかったカメムシが大量発生していて、小屋のどこかで越冬しているみたいだ。
部屋の中が暖かくなってくると、ぞろぞろ出てくる。
オフクロが、文句を言いながら外に放り出していた。



作業の合間にちょっと竿を出す。
入渓したのは、本流からヤマメが差してくる支流だ。



やや笹濁りの流れの中、BLINK45HERAに面白いのが食らいついた。


一見したとことろヤマメだが、変な紋様をしている。


こいつはヤマメとイワナのハイブリッド。
いわゆる「カワサバ」というヤツだろう。釣ったのは初めてだ。
ヤマメとイワナの混生の沢とはいえ、こういうのが出てくるとちょっと複雑な気持ちになる。



実績のあるポイントでは、尺イワナも出てきてくれた。
これはうれしい。

短時間だったが、ほどよく釣れてよい息抜きになった。


小屋開けも無事終わり、ウッドデッキでコーヒーブレイク。
この時間が自分のプライムタイム。


来週末からいよいよゴールデンウィーク。
何して過ごそうか、そろそろプランを立てて動き出さないとね。