【中編】「私生活のない男・LIVE」泉谷しげる13曲70minDVD
さて、そして、そのDVDの内容である。
格安だし、PAシステムを通さずだし、アコギ一本だし?・・・・
少ない予算の中で作られたものなのだろうし?
とすると、やっぱり、ひょっとして、その価格なりの?作り?内容?なのかな?
などと、若干「心配?」していた部分もなきにしもあらずだったのでしたが・・・・
いえいえ届いたDVDを実際見たら、そんなネガティブな心配は杞憂だったことにすぐに気づかされたのでした。


【収録曲】
1.懐かしい人(1974)
書籍や資料山積みの自室でのギター弾き語り。プライベート映像っぽい感じが興味深い。
それから、あれこんな歌詞だったかな?みたいな歌詞忘れ状態な感じとか手探りな感じが面白い。
「うーんここだと声が出ないね・・・スタジオにしよう!!」(泉谷)
そしてオープニングスタート。
このオープニング映像も凝っていて、さまざまなショットが小刻みに映し出されてかっこいい。
2.東西南北(1971)
3.ねどこのせれなあで(1972)
4.老人革命の唄(1971)
そして、スタジオでの弾き語り。まずは、上記の3曲は70年代フォークの時代の泉谷楽曲、単独弾き語り。
さて、今回のDVDは、すべての歌詞が画面下に表示されています。
これも、とても良いことだったと思いました。
泉谷本人の言葉によると「ほぼ全曲に歌詞テロップを入れたのは「読みモノ」としても楽しんでもらいたいからさ」とありました。
音楽の聴き方も、時代や生活の変化とともに変わっていき、昔だと、ステレオ部屋の前で、30センチアルバムサイズそのままの大きな歌詞カードを手にとりながら、歌詞を熱心に目で追って聴いていたのですが、今の時代は、CDサイズで歌詞カードも小さいし・・・それ以上に今の時代、CD原本が売れずに、ソフト化されて、ダウンロードして聴くという聴き方にもなっていたり。
もっとも私のような世代では、やっぱりCDは買いたいと思っているはずなのですが、CD購入しても、結局ミュージックプレイヤーに取り込んで聴くわけで。
とにかく私の場合は、昔のように、きちんと歌詞カードとにらめっこして音楽を聴く、ということが少なくなってしまいました。(年取って目が悪くなったので「歌詞カードの文字が小さい」ことも大きな要因・・爆)
だから、「カラオケ」なんかに行って、その画面で歌詞が大きく表示されると、知り尽くしているはずの大好きな曲でも、改めて、あれ?この曲はこんな歌詞だったのか!?なんて言うことになる・・・・。
まあ、もっとも、そんなのは私だけかもしれませんが、あらためて画面上で歌詞を見るというのは、時に、いまさらながらの発見があったりするのでした★
ですから、今回のDVDの一曲、一曲、歌詞がテロップ表示されるというのは、とても良いことだと思いました。
「今回はほとんどライブでやったことのないような歌を中心に曲をやってみたいんだけど・・・」
と、嬉しい発言をしていて再び、自室でのオフショット映像が挿入。
さすが、若い頃から「映像」にこだわりを持つ泉谷のDVD(お値段格安にもかかわらず・・)その編集、作りはしっかりしたものであると、感じさせられます。
ライブのカメラワークも、ベタな正面からの撮影だけというわけではなくて、なかなか凝っている。
以後も曲の合間合間に、泉谷の談話が差し込まれていますが、それも、そんなに長々だらだらしたものではないので、繰り返し見たとしても、そんなに邪魔に感じることもなく見やすいと思います。上手な編集・構成、上手な作りのDVDです。
上記3曲の70年代「フォーク泉谷楽曲」・・・・このあたりを聞くと、やっぱりそれこそ、私自身思い出すのは22年前のパワーステーションの「泉谷しげるの一週間」での壮絶なる一週間連続ライブの中の、前半一日目とか二日目あたりのライブです・・・。一日目は「昭和フォーク史」みたいな内容で。二日目は「トルバドールライブ再現」だったんですよね・・・・。
しかし、泉谷は、その20年前くらいと「イメージ」は今も、なんら変わらないです。
ギターのその生音のストロークの激しさも・・・。極端に痩せたとか太ったとかもなく。そのパワフルさはずっと維持されて顕在で・・。
まあ、実際、改めてその20年前映像とかを振り返ると、やっぱりもちろん当たり前に「若い」のですが、泉谷のキャラクターというか、イメージは、ずっとこのころも今も、このままな気がして。それも本当にすごいことだなあと・・・。
5.愛しの臨死体験(1993)
上記曲の弾き語り演奏の後に、映像は街の中で「不景気」についいろいろな若者に問いかける場面がさしこまれる。場所はよく見ていると明治神宮前駅付近のようです。一斉に周囲に人が群がりケータイカメラが向けられている。若い女性や子供の姿など、さすがに泉谷は「テレビタレント」でもあり「俳優」でもあるだけに、認知度抜群というか、街に姿を現せば老若男女を問わずして「人気者」だなあ~~と。
これが、泉谷しげるの多彩なる才能のなせる技ゆえのことであり、この世間からの幅広い認知度・知名度はミュージシャンとして活動を続けていける上での独自の「強さ」でもありますね。
芸能界、業界内でも、俳優キャリアの長さで、いろんな筋で関係者に顔もきくところもあると思いますし。(けど、あの性格ですから、顔はきくけど人付き合い的には人を選んで難しいのかも・・・・・ってまあ、余計な想像ですねこんなのは・爆)
この自分の「採算」完全無視?のような格安・基金DVD製作リリースの実現にしても、「タレント業」「俳優業」という「バイト?」、副収入が支えとなってのなせる業であることは間違いないですね・・・・とにかく泉谷は、偉い。
6.海へ(1966)
そして移動のクルマの中で「新曲」の練習をする場面が少し・・・そのまま場所は変わって「海」・・・16歳のときにはじめて作った曲という「海へ」を海の前で披露してくれた。とっても寒そうで、実際本人も「とても寒い」と言ってました。照れくさそうに、はずかしいなこりゃ・・・と言って歌い終えてました。・・・・・・・貴重なる一場面。
7.ブレス(2011)
再び、スタジオ場面。これは「新曲」です★ギター藤沼伸一がここで登場している。
藤沼は12弦ギターでの美しいサポート。(まるでPANTA&菊池琢己の「響」状態・・・笑)
「♪頭脳って 意外と バカだから~」
「♪頭脳って バカだから~」
とサビで繰り返し歌われるこの新曲。
・・・・ゴメンナサイ、個人的にその歌詞部分が。
まあ、私は「頭脳警察」を称して、「警察」と使うことにしているのですが、逆に頭のみとって「頭脳」と呼ぶ方も大勢いらっしゃる・・・・。そんなことがあって(笑)
頭脳ってバカだから~と、泉谷にこんなに何度も言われてますよ~と。
今度もし、P氏に会ったらチクってみましょうか(笑)
まあ、でも、もしそれをそのP氏に話したら、きっと、こう言うでしょう!!
「♪だってだって俺たちバカだもん!!!」(爆)
失礼しました(爆)おパカな妄想~~~★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この曲の後に、そのパートナーギター「藤沼伸一」について語っている場面の挿入(自室にて)
泉谷の真剣に話す表情のアップ映像と、その発言内容に、ひきこまれる!!!!
パンクだけじゃないことに驚いた
こいつ、いろんなものが弾けるんだと・・
おれの中では天才だと思っている
スピード感と音の「質」
こいつしか出せない「音」
こいつしか弾けないビットというカッコよさ
ギターの音というよりは「お前の音」みたいなものがある・・・
(そして、それは、仲井戸麗市もそうなんだと、言っていた・・・・。私が泉谷のファンになったきっかけのLOSERは、初期のギターが仲井戸麗市、ソロアルバムとソロツアーのために脱退した、そのチャボに変わってLOSERに加わったギタリストがこの藤沼氏であった。藤沼さんは、この泉谷とのパートナーは、それ以来ずっとのつきあい、交流で、今に至っています)
ドラムとベースはいなくても・・・クビに出来る
そうやってクビになったやついますからね・・・(・・・・・ってまた思い切りキケン過激発言を・・・・爆)
だけどギターは!!!!
(【後編】につづく)
さて、そして、そのDVDの内容である。
格安だし、PAシステムを通さずだし、アコギ一本だし?・・・・
少ない予算の中で作られたものなのだろうし?
とすると、やっぱり、ひょっとして、その価格なりの?作り?内容?なのかな?
などと、若干「心配?」していた部分もなきにしもあらずだったのでしたが・・・・
いえいえ届いたDVDを実際見たら、そんなネガティブな心配は杞憂だったことにすぐに気づかされたのでした。
【収録曲】
1.懐かしい人(1974)
書籍や資料山積みの自室でのギター弾き語り。プライベート映像っぽい感じが興味深い。
それから、あれこんな歌詞だったかな?みたいな歌詞忘れ状態な感じとか手探りな感じが面白い。
「うーんここだと声が出ないね・・・スタジオにしよう!!」(泉谷)
そしてオープニングスタート。
このオープニング映像も凝っていて、さまざまなショットが小刻みに映し出されてかっこいい。
2.東西南北(1971)
3.ねどこのせれなあで(1972)
4.老人革命の唄(1971)
そして、スタジオでの弾き語り。まずは、上記の3曲は70年代フォークの時代の泉谷楽曲、単独弾き語り。
さて、今回のDVDは、すべての歌詞が画面下に表示されています。
これも、とても良いことだったと思いました。
泉谷本人の言葉によると「ほぼ全曲に歌詞テロップを入れたのは「読みモノ」としても楽しんでもらいたいからさ」とありました。
音楽の聴き方も、時代や生活の変化とともに変わっていき、昔だと、ステレオ部屋の前で、30センチアルバムサイズそのままの大きな歌詞カードを手にとりながら、歌詞を熱心に目で追って聴いていたのですが、今の時代は、CDサイズで歌詞カードも小さいし・・・それ以上に今の時代、CD原本が売れずに、ソフト化されて、ダウンロードして聴くという聴き方にもなっていたり。
もっとも私のような世代では、やっぱりCDは買いたいと思っているはずなのですが、CD購入しても、結局ミュージックプレイヤーに取り込んで聴くわけで。
とにかく私の場合は、昔のように、きちんと歌詞カードとにらめっこして音楽を聴く、ということが少なくなってしまいました。(年取って目が悪くなったので「歌詞カードの文字が小さい」ことも大きな要因・・爆)
だから、「カラオケ」なんかに行って、その画面で歌詞が大きく表示されると、知り尽くしているはずの大好きな曲でも、改めて、あれ?この曲はこんな歌詞だったのか!?なんて言うことになる・・・・。
まあ、もっとも、そんなのは私だけかもしれませんが、あらためて画面上で歌詞を見るというのは、時に、いまさらながらの発見があったりするのでした★
ですから、今回のDVDの一曲、一曲、歌詞がテロップ表示されるというのは、とても良いことだと思いました。
「今回はほとんどライブでやったことのないような歌を中心に曲をやってみたいんだけど・・・」
と、嬉しい発言をしていて再び、自室でのオフショット映像が挿入。
さすが、若い頃から「映像」にこだわりを持つ泉谷のDVD(お値段格安にもかかわらず・・)その編集、作りはしっかりしたものであると、感じさせられます。
ライブのカメラワークも、ベタな正面からの撮影だけというわけではなくて、なかなか凝っている。
以後も曲の合間合間に、泉谷の談話が差し込まれていますが、それも、そんなに長々だらだらしたものではないので、繰り返し見たとしても、そんなに邪魔に感じることもなく見やすいと思います。上手な編集・構成、上手な作りのDVDです。
上記3曲の70年代「フォーク泉谷楽曲」・・・・このあたりを聞くと、やっぱりそれこそ、私自身思い出すのは22年前のパワーステーションの「泉谷しげるの一週間」での壮絶なる一週間連続ライブの中の、前半一日目とか二日目あたりのライブです・・・。一日目は「昭和フォーク史」みたいな内容で。二日目は「トルバドールライブ再現」だったんですよね・・・・。
しかし、泉谷は、その20年前くらいと「イメージ」は今も、なんら変わらないです。
ギターのその生音のストロークの激しさも・・・。極端に痩せたとか太ったとかもなく。そのパワフルさはずっと維持されて顕在で・・。
まあ、実際、改めてその20年前映像とかを振り返ると、やっぱりもちろん当たり前に「若い」のですが、泉谷のキャラクターというか、イメージは、ずっとこのころも今も、このままな気がして。それも本当にすごいことだなあと・・・。
5.愛しの臨死体験(1993)
上記曲の弾き語り演奏の後に、映像は街の中で「不景気」についいろいろな若者に問いかける場面がさしこまれる。場所はよく見ていると明治神宮前駅付近のようです。一斉に周囲に人が群がりケータイカメラが向けられている。若い女性や子供の姿など、さすがに泉谷は「テレビタレント」でもあり「俳優」でもあるだけに、認知度抜群というか、街に姿を現せば老若男女を問わずして「人気者」だなあ~~と。
これが、泉谷しげるの多彩なる才能のなせる技ゆえのことであり、この世間からの幅広い認知度・知名度はミュージシャンとして活動を続けていける上での独自の「強さ」でもありますね。
芸能界、業界内でも、俳優キャリアの長さで、いろんな筋で関係者に顔もきくところもあると思いますし。(けど、あの性格ですから、顔はきくけど人付き合い的には人を選んで難しいのかも・・・・・ってまあ、余計な想像ですねこんなのは・爆)
この自分の「採算」完全無視?のような格安・基金DVD製作リリースの実現にしても、「タレント業」「俳優業」という「バイト?」、副収入が支えとなってのなせる業であることは間違いないですね・・・・とにかく泉谷は、偉い。
6.海へ(1966)
そして移動のクルマの中で「新曲」の練習をする場面が少し・・・そのまま場所は変わって「海」・・・16歳のときにはじめて作った曲という「海へ」を海の前で披露してくれた。とっても寒そうで、実際本人も「とても寒い」と言ってました。照れくさそうに、はずかしいなこりゃ・・・と言って歌い終えてました。・・・・・・・貴重なる一場面。
7.ブレス(2011)
再び、スタジオ場面。これは「新曲」です★ギター藤沼伸一がここで登場している。
藤沼は12弦ギターでの美しいサポート。(まるでPANTA&菊池琢己の「響」状態・・・笑)
「♪頭脳って 意外と バカだから~」
「♪頭脳って バカだから~」
とサビで繰り返し歌われるこの新曲。
・・・・ゴメンナサイ、個人的にその歌詞部分が。
まあ、私は「頭脳警察」を称して、「警察」と使うことにしているのですが、逆に頭のみとって「頭脳」と呼ぶ方も大勢いらっしゃる・・・・。そんなことがあって(笑)
頭脳ってバカだから~と、泉谷にこんなに何度も言われてますよ~と。
今度もし、P氏に会ったらチクってみましょうか(笑)
まあ、でも、もしそれをそのP氏に話したら、きっと、こう言うでしょう!!
「♪だってだって俺たちバカだもん!!!」(爆)
失礼しました(爆)おパカな妄想~~~★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この曲の後に、そのパートナーギター「藤沼伸一」について語っている場面の挿入(自室にて)
泉谷の真剣に話す表情のアップ映像と、その発言内容に、ひきこまれる!!!!
パンクだけじゃないことに驚いた
こいつ、いろんなものが弾けるんだと・・
おれの中では天才だと思っている
スピード感と音の「質」
こいつしか出せない「音」
こいつしか弾けないビットというカッコよさ
ギターの音というよりは「お前の音」みたいなものがある・・・
(そして、それは、仲井戸麗市もそうなんだと、言っていた・・・・。私が泉谷のファンになったきっかけのLOSERは、初期のギターが仲井戸麗市、ソロアルバムとソロツアーのために脱退した、そのチャボに変わってLOSERに加わったギタリストがこの藤沼氏であった。藤沼さんは、この泉谷とのパートナーは、それ以来ずっとのつきあい、交流で、今に至っています)
ドラムとベースはいなくても・・・クビに出来る
そうやってクビになったやついますからね・・・(・・・・・ってまた思い切りキケン過激発言を・・・・爆)
だけどギターは!!!!
(【後編】につづく)