カボチャのつぶやき

カボチャの小市民ライフ

明日の記憶

2006-05-17 23:36:29 | 映画
今日は、思い立って映画を観てきました

渡辺謙さん主演の「明日の記憶」です。

若年性アルツハイマーという病気をあつかった映画です。
謙さんフリークだし映画もおもしろそうだし、行ってみるかな~
なんて、軽い気持ちで観にいきました。

感想は・・・。

ひたすら涙・・・です(T_T)

映画、これから行かれる人がいたら悪いので、あまり内容は書きませんが。

やばいです
友人に「冷酷な女」と言われるほど、映画で泣かないんですけどね。
この映画は、静か~に涙がこぼれてました。
自分の口がしょっぱい味がすると感じて、初めて泣いてる自分に気がつきました。

若年性アルツハイマーを扱った映画として「私の頭の中の消しゴム」も観てたんですけどね。

あれとは比べ物にならないくらい泣きましたわ
あの映画は、ラブストーリーが主で作られたもの。
アルツハイマーという病気より、忘れていく事の悲恋がメインだったと思うんだな。
だから、主演の男の人に胸きゅんになった程度で、病気をした女の人に感情移入したか?と聞かれると、うんにゃと答えるだろう。
悲恋映画に泣いた・・・てのが感想だった。

けど、「明日の記憶」は違ってた。
主人公に感情移入出来るかと聞かれたら、もちろんだとも!!と答えるでしょう。

もちろん男女の違い、年齢の違いはあるけどね

映画観てて、怖かった。
いつの間にか目の前の人が知らない人になってるの。
みんなが主人公を見て、指差して笑ってる感じとか・・・。
全部幻覚だけど、アルツハイマーの人から見た日常ってこんな風に見えてるのか?
と、疑似体験した気分で。
それはとても怖い体験だった。

あとは一緒に暮らす奥さんの気持ちとか、苦労とか・・・。
誰の立場でも、誰にでも自分と置き換えて観れる映画だと思うです。


アルツハイマー病

いつか体験すると思う。

それは、親だったり自分だったり・・・伴侶だったりするかもしれない。

もし看病する立場だったとして、自分は映画の奥さんの様に振舞えるだろうか?
願わくば、そうでありたい。と、そう思った映画でした。


P・S 最近の日本映画はおもしろいね
ハリウッドより、韓国より観たい映画満載で困っちゃうラインナップが続いてた
「初恋」とかマツケンの映画とか、もうすぐ「トリック」もあるし。
「デスノート」もおもしろそうだった