各国別の学力調査と言えば、誰もが関心を持つのは試験の得点や順位なのでしょう。"受験文化"に毒されて順位が落ちれば気にするという悪しき習慣も身についてしまっていますが、学力を考える上で本当に大事なのは知的好奇心、知識欲です。それがほかの国に比べて格段に低いとなると試験の成績以上に問題が深刻で、教育のあり方が根本から問われてしまいます。
経済協力開発機構(OECD)が世界57の国・地域の15歳の高校生を対象にして2006年に行った学習到達度調査(PISA)は、日本の高校生の科学への知識欲の低さをまざまざと見せつけています。それは正に日本の理科教育の危機を示しています。
技術立国、科学立国と自負し資源がなくとも知的財産を売りものに成長し経済を支えている日本で、現在の若者が科学や物理に興味がなく、考えるという行為が苦手になってきていては今後の日本社会は根底から崩れ落ちていってしまうかもしれません。なんだろう、どうしてだろう、わからない、不思議、などという気持ちが好奇心を起こさせその好奇心こそが知識欲の原動力になるわけです。その知識欲こそが明日の未来を切り開く大きな力を生み出すのだと思います。
現代の子供は考えるというプロセスの大事さを知らない事が多いように思います。結果ももちろん重要ですが、その結果を導き出すまでの紆余曲折こそが力になるという事を理解していないように思います。多くの先生や親たちもプロセスを大切にしない傾向があるようにも思います。確かに高校受験や大学受験というのは目に見える結果が突きつけられます。しかしながら、人間の力は試験では測れないものが殆んどのように思います。優秀な大学に入ってもそこで何をするのか自分で導き出せないとその先の将来をどう組み立てて行って良いのかわからなくなってしまうと思います。学生でいる時間より社会人として生きていく時間のほうが圧倒的に長いのです。勉強できる時間に考える力を蓄積しないと生き抜く力が備わらないと思います。今の教育のままでは金太郎飴のようにある一定の作業がこなせるルーチンワーク人間は出来ても、問題や障害が起こった時に乗り切れる力は生まれてこないような気がします。
学力の測り方にも問題があるのだと思います。色々な人間がいて色々な評価があってしかるべきなのに、評価を一定にしたり基準ばかりを大切にする体と思います。もちろん平均的な能力も必要ですし、規則も必要です。しかしながら、人間が持つ最も素晴らしい能力知的好奇心、知識欲をそいでしまうような教育が良い教育であるわけがありません。
私達はこういう結果を真摯に受け止め少しずつ変えていかなくてはならないのだと思います。
つまらないことでも考えさせる習慣をつけることでおのずと考える力はついてくると思います。まずは大人も考えることを億劫がらずに、考える事の面白さを子供に伝えていいてもらいたいです。
経済協力開発機構(OECD)が世界57の国・地域の15歳の高校生を対象にして2006年に行った学習到達度調査(PISA)は、日本の高校生の科学への知識欲の低さをまざまざと見せつけています。それは正に日本の理科教育の危機を示しています。
技術立国、科学立国と自負し資源がなくとも知的財産を売りものに成長し経済を支えている日本で、現在の若者が科学や物理に興味がなく、考えるという行為が苦手になってきていては今後の日本社会は根底から崩れ落ちていってしまうかもしれません。なんだろう、どうしてだろう、わからない、不思議、などという気持ちが好奇心を起こさせその好奇心こそが知識欲の原動力になるわけです。その知識欲こそが明日の未来を切り開く大きな力を生み出すのだと思います。
現代の子供は考えるというプロセスの大事さを知らない事が多いように思います。結果ももちろん重要ですが、その結果を導き出すまでの紆余曲折こそが力になるという事を理解していないように思います。多くの先生や親たちもプロセスを大切にしない傾向があるようにも思います。確かに高校受験や大学受験というのは目に見える結果が突きつけられます。しかしながら、人間の力は試験では測れないものが殆んどのように思います。優秀な大学に入ってもそこで何をするのか自分で導き出せないとその先の将来をどう組み立てて行って良いのかわからなくなってしまうと思います。学生でいる時間より社会人として生きていく時間のほうが圧倒的に長いのです。勉強できる時間に考える力を蓄積しないと生き抜く力が備わらないと思います。今の教育のままでは金太郎飴のようにある一定の作業がこなせるルーチンワーク人間は出来ても、問題や障害が起こった時に乗り切れる力は生まれてこないような気がします。
学力の測り方にも問題があるのだと思います。色々な人間がいて色々な評価があってしかるべきなのに、評価を一定にしたり基準ばかりを大切にする体と思います。もちろん平均的な能力も必要ですし、規則も必要です。しかしながら、人間が持つ最も素晴らしい能力知的好奇心、知識欲をそいでしまうような教育が良い教育であるわけがありません。
私達はこういう結果を真摯に受け止め少しずつ変えていかなくてはならないのだと思います。
つまらないことでも考えさせる習慣をつけることでおのずと考える力はついてくると思います。まずは大人も考えることを億劫がらずに、考える事の面白さを子供に伝えていいてもらいたいです。