結婚したい!病にかかってしまった女友達とのお出かけは、
私が彼女を号泣においやるという大変に後味が悪い結末と相成りました。
彼女の結婚に対する執念は前回より更にパワーアップしており、
片思いフィバーきゅんきゅん☆で浮かれる私の顔に縦線を入れるに充分の迫力でした。
彼女は「何はともかく結婚しなくちゃ!」という猛烈な強迫観念に苦しめられている様子で、
「好きな人が出来た☆」という事実だけでとても幸せになっている私を
多少軽蔑しているようにも見受けられました。
以前付き合っていた恋人との間の修羅場や破局はよく知っている筈なのに、
そこから何とか健全に立ち直り新しく好きな人が出来るまでに元気になった私の事は
眼中にないようです。
彼女にとって、恋愛の対象がいるのに結婚を焦らないのは悪みたいなのです。
でも、付き合う前の段階からそんな事考えるのは先走りな気が。。。
そりゃあ、ある程度の年齢を過ぎたら、これからお付き合いを始めると言う事は
男性にとっても「結婚前提」というのが多かれ少なかれありましょう。
それなりの覚悟は心の隅にあるかもしれないし、逆にまったく考えないような軽薄な輩は
こちらからお断りではあるのですが、出会い頭からそんな鼻息荒くしてたら
恐れをなして男性逃げちゃうのでは。。。
私に上から見下ろす感じで結婚への関心と執着のなさを責める彼女でしたが、
そういう彼女は今までまともに男性とお付き合いした事ないのに。。。
彼女の「いい感じ」とは妄想と紙一重で、ヘタしたら
「世間はそれを「ストーカー」と呼ぶんだぜ。。。」
とつぶやきたくなるエピソードも多いのです。
それをいさめていたのも、彼女が私を気に入らない理由かもしれない。
たとえば、美容院に行って超ナイスガイの担当さんがやってくる。
彼は優しく自分の話に耳を傾け、優しく笑ってくれます。
仕事だから。
しかし彼女はそこで「運命を感じて」しまうのです。
「この人は私に気がある」と感じてしまうのです。
そしてそのお店に電話を何度もかけまくって彼を呼び出したり
出てくれないとお店の周囲をウロウロしちゃったりしたとの事。
私は話を聞いて少なからずビックリし、
「その人、○○ちゃん(友人)に気がありそうなんでしょう?
仕事中は迷惑だから、休みの日にでも携帯にかけたら?」
と言った所、携帯は教えてもらえなかったとの事。
「電話番号を教えてくれた」と聞いていたのでおかしいと思いよく聞いてみると
お店のカードを貰っただけらしい。
それでも彼女にとっては「いい感じに進展中の彼が出来た」という捉え方になってしまう不思議。
前回会った時に、嫌われるの覚悟で思い込み激しすぎ!と忠告をしました。友人として。
今回は私が、結婚に対して不真面目すぎると忠告されました。
でもさ、私、半年前に結婚前提の相手とダメになったばかりなんだぜ。
別れの痛みとか、恨みつらみはあっても相手の幸せを願わずにはいられないとか、
そういう気持ちは彼女には理解不能のようです。
そんなこんなで諍いになりました。
前恋人と付き合ってから、忍耐の何たるかを会得した私。
滅多な事で誰かと言い争いなんてしない、温和な人柄になりました。←ウソじゃないって!
毒舌で相手をとことんまで追い詰めてしまうという自分の性格もよく承知しているので、
争うくらいならその場から去ります。
でも今回はさすがに、眠っていた毒舌魂に火がつきました。
相手を泣かしてしまった時の、自己嫌悪と後味の悪さよ。
そして、結婚への焦りをあおる世間の風潮(それだって最近は全然マシ)の罪深さよ。
おかげで友達と争ってしまったじゃないか!
女って大変で難しいですね。やれやれ。