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続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

スマートに左手を。

2011-01-10 07:07:01 | 女の舞台裏。
私に多大なる恐怖とビビりをもたらした抜歯。
あれだけ大袈裟に騒いでいた私を制し、あっさりと抜いてのけた腕に感激し
その後も同じ歯科医院に治療に通っている。

自宅近辺を見回しても、歯医者はあちこちに溢れている。
改めて数えてみると凄い数だ。
それだけ数があれば、
裏返せばとてつもないヤブも混じっていても不思議ではない訳で、
事実私はこれまで「腕がいい」とはとても言い難い所にばかり
通っていたのだと抜歯の一件で痛感した事である。

そこで、やっと巡り合えた今回の歯医者には
きっちり通わねばと頑張って治療に行っている。
今度こそ悪い所を全部治すのだ。
もう、不完全な治療で被せ物をされたせいで隠れて虫歯が進行しており
気づいた時には抜歯以外選択肢が無いなんてまっぴらだ。

さて。歯医者と言えば「治療時の痛み」が付き物だ。
中にはそれが嫌で通わない人もいる位、切っても切れない仲である。
まあ、治療に痛みが伴う場合というのは、
大抵ひどい状態になるまで放置していた本人が悪いのであるが、
そうわかっていてもやはり痛いものは痛い。

例えば、今日の私のように
かなり進行してしまった虫歯の治療時に歯の深部を刺激された際、
鋭い激痛が走る事がある。

そういう場合、担当医に
「痛みがあった時は、左手を挙げて教えてくださいね♪」
と言われているのだが、私はどうしてもそれが出来ない。
手を挙げる前に痛みで体がビクッとしてしまい、
「あ、痛かったですか~?」
とバレてしまうのである。
とてもじゃないが、スマートにスッと手を挙げて知らせるなんて無理だ。
理性より先に体が反応してしまうのである。

。。。何だか言い回しが妙にオヤジエロ風味な気がするが、まあいい。
一体、スマートな挙手で痛みを知らせる人というのは実在するのだろうか。
そういう人というのは、
「うぐっ、痛え!!(心の声)」
とダメージを受けた瞬間を耐えてやり過ごし、
一瞬の余裕の後に「スッ」と美しく左手を挙げるのだろうか。
でも手を挙げる瞬間までは痛みが続いている筈で、
それを耐えつつ挙手しているのか?
何だかとっても「耐えの美学」である。昭和のプロレスみたいである。

今後、途中で私が挫けない限りはこれから長期にわたり治療が続くのだが、
何回通院しても私には出来そうに無い。
いつか私にも、控えめな美しい挙手で

「痛いんじゃゴラァ!」

と意思表示出来る日は来るのだろうか。
かの猪木に言わせれば、
「やる前から負ける話をするのはバカ」
との事だが、
私は彼とは違いしがない凡人なので、やっぱりいくら通っても無理な気がする。

そして、治療が終わり医院を後にする際、
「またね~、バイバイ~」
と手を振ってくれた医師と歯科助手の面々に

「もっと大きな声で!」

とダメ出しをしていた幼児がいたが、
彼は「全員集合!」のDVDでも観たのだろうか。。。

等等、色々と物思いにふける今夜であった。




シイタケ、ニベアと乙女ゲー。

2011-01-09 12:15:12 | 女の舞台裏。
最近ハマっている物は、

・シイタケ
・ニベア


・乙女ゲー

  
   
    



そのいずれもが「とうとう手を出してしまった。。。」というもの。
とにかく、最近私を心持ち死語チックなのを物ともせずに
「も、萌え~!!」
と叫ばせたのは、上記の三つなのである。

シイタケに対する狂乱振りは
最近この場でも顕著であるので言わずもがなであるが、
(とうとう、追加で二株購入してしまうに至った。そんなに増やしてどうするんだ)
他の二つへのハマり具合もなかなかのものだ。

まずニベア。
今までベースメイクは、水おしろい+お粉 で済ませてきたのだが
近頃は肌が変わってきてしまったのか荒れるようになってきた。
そこで肌を整えた後にお粉だけはたくようにしていた。
しかし、冬場でもありどうしても乾燥してテカリがハンパない。
更に、同じく乾燥と水仕事の影響で手もかなり荒れてしまった。

そんな訳で、顔と体に塗れるクリームを探していたのであるが、
なかなかコレ!という物が見つからない。
そんな時に、ネット上でニベアが話題になっているのを知った。
とは言え、ニベアなんて子供の頃母が使っていた思い出があるくらいで
正直「そんなに凄いのか?」と半信半疑であった。
まあ価格も安価だし、
ドラッグストアに行った際に期間限定の可愛い缶のニベアを見つけたので
試しに買って使ってみたのである。

すると、どうも安上がりな私の肌には合っていたらしく
肌のキメが整ってきて、毛穴が心持ち気にならなくなってきた。

使い方としては、
化粧水をはたいた上に手の平に伸ばして温めたニベアをハンドプレス。
メイクしてる風にしたい時は、その上にお粉をはたきアイメイクと眉を描く。
一時期流行ったという「即席BBクリーム」(ニベアにお粉やパウダリーファンデを混ぜる)
というやり方もあるが、
お粉をはたいて手で馴染ませる仕上がりで今の所は充分なので
まだ試した事は無い。
風呂上りに濡れた体にすり込めばもちもちになるし、
手に塗って寝れば乾燥も改善。中には唇に塗る人もいるようだ。
もちろん、乾燥してるなと思ったら顔にも薄く塗ったりもする。

手入れというのが申し訳ないくらい単純な使用方法だが、
効果はてきめんで肌の調子はすこぶるいい。
今までは色付きの多少カバー力ありのお粉を使っていたが、
次はカラーレスに変えようと思っている。
そんな訳で、「安いのにニベアすげえ!」と現在ハマっているのである。
ただ、唯一好き嫌いが分かれる香りなのが惜しい。
今は慣れたが、最初はあまり好きではなかった。
その点が無ければ、私にとっての最強クリームなのに。惜しい事だ。

ちなみに、メイク方面では黒髪にした事もあり赤シャドウにハマっている。
100均コスメのラパンセ(チークムースが有名)のマルチアイシャドウと
一時期話題になっており、自宅近所のダイソーでは売り切れが続いていた
ジュエルアイカラーの赤系統が気に入っている。
ただ、加減を間違えるとインフルで高熱が出てる人になってしまうので
そこが難しいところである。

さて、もうひとつのハマりものである「乙女ゲー」。
実はずっと意識的に敬遠してきた。
元来私は男性向けの萌えにしか興味が無いタイプで、
心のどこかで
「そんな女子供がキャーキャー言ってるものなんかやれるか!」
と思っていたフシがあった。
何かこっぱずかしかったのである。
イケメンに囲まれた逆ハーレムとか、歯が浮くような甘いセリフとか、
転びかけた私をバッと抱きとめてくれてキュン☆だとか、
「もうもう!ウキ~!!」
と牛だか猿だかハッキリしろという風に絶叫したくなってしまう程
こちょばゆかったのである。

。。。それなのに、まさか手を出すのみならずハマってしまうとは o...rz

ハマってしまった今でも、往生際悪くいくばくかの恥じらいが残っているので
作品名は伏せておく。
しかし、冬の夜に「萌え~!!」という絶叫が我が家に響き渡った事は
紛れも無い事実なのであった。
ちくしょう、キュンキュンくるぜ!

そんな訳で、毎日が萌え三昧な昨今の私であった。ああ、みんなドンびかないで。。。




抜歯完了。

2011-01-09 12:11:26 | 女の舞台裏。
あまりの恐怖に、真剣にバックレようかと考えたくらいだった抜歯が
何とか無事に済みました。お見舞いコメント、本当にありがとうございます!

もういい大人なのに、情けないビビリっぷりに歯科医のお姉さん苦笑。
しかしかつての恐怖があまりにも大きく、手はガクガク震えるし息は苦しくなるしで
トラウマの存在を実感した事である。

今回の治療をしてくれたのは、前回担当してもらった院長ではなく
顔を合わせるのは初めての若い女性医師だったので、正直
「えっ、院長じゃないの?この人で大丈夫?」
という不安が最初からあったのは否めない。

しかも彼女は普通の虫歯治療のつもりでいたらしく、
私が本日は抜歯の予定の筈だと告げると慌てて準備をし始め
動揺したのか先の尖った器具を片手に口内を見ようとした際に
その先端を私の唇に突き刺すというハプニングまであり、
ただでさえ恐怖で穏やかではない私は更に怯えて息をするのもやっと、
という最悪な空気の中、抜歯が始まったのであった。

麻酔の注射は最初に五箇所。これがかなり痛かった。
しかし「私は大人、大人。。。」と唱えて我慢。
舌が痺れ始めた頃に抜歯開始。
私の奥歯辺りで、ガシガシ引っ張ったりグリグリ押されたりする気配がした。
と思ったら「!」

い、痛え!

たっぷり麻酔はした筈なのに、なぜか鋭い痛みが。
「がが!」と悶えた私を見て作業は一旦中断、
少し時間を置いて再度試みるもやはり痛い。
そこで麻酔注射追加。三箇所ほど打たれる。
その液が気管に流れ込んだのに気づかずに作業を進められて
私が酸欠金魚状態に陥ったり、
私の我慢が足りないという空気で医師がややイラッときた感があったりと
無言の攻防が続き、
「もう抜けますよ~」
とまるで出産時にお母さんにかけるような口調で言われ、
気が付いたらもう抜歯は完了していた。

物凄く深刻に考えていただけに、あまりにアッサリ終わった事にビックリ。
自分ではとても長く感じたのだが、
時計を見た限りでは作業の中断が無ければ五分程度で終わった事になる。
傍らの台を見ると、抜歯を巡って何年もゴタゴタし続けた親知らずが
「今までごめんね。。。」
といった態でグッタリと横たわっていた。
それが思ったよりもずっと小さかったので、
「こんなにアッサリ抜ける歯に、
 どうして何年もかけて何人もの医者とゴタゴタしたのだろう」
と不思議な気持ちになった。
こんな簡単に済むのであれば、何度も初診料を払う必要も無かった。
必要以上にビビっていたのが何だか恥ずかしく思えた。

そんな訳で、かなりスムーズに抜歯は完了した。
十数年前に別の親知らずを抜いた際は、数日間結構な量の出血が続いたので
現在の年齢ではさぞかしひどかろうと危惧していたのだが、
帰宅する頃には止まっていた位のレベルで拍子抜けした程だ。

思うに、過去に通っていた歯科医はことごとく腕がアレだったのではないか。
何でまたそういう所ばかり選んで通ってしまっていたのか
我ながら謎だが、今回はまともな技術のある歯科医に当たって
本当に良かった。
現在は薬が効いているのか痛みも無く、腫れもすぐにひいた。
三日目が一番腫れると聞いたのでこれからの経過が少々怖いが、
連休明けに通院予定なので大丈夫だろう。

そんなこんなで、長期に渡りすったもんだした抜歯騒動は幕を閉じた。
今後は怠けたりせず、治療にはちゃんと通おうと決意した
今年37歳女であった。




抜歯怖い。

2011-01-09 12:10:43 | 女の舞台裏。
昨年から抜く抜く詐欺で今まできたマイ親知らず。
明日やっと抜歯の運びとなった。

この親知らずについては、抜歯を巡りイヤな思いをした事もあり
何度も歯医者を変えたのだが、
医者によって治療方針や判断が違うものだと少々驚いている。
意図せずに四人の医者の診断を聞く機会に恵まれた
トラブルメーカーな親知らずの、それぞれの医師の診断は以下の通り。

【一人目】
→私にトラウマを植え付けた超ヤブ。
 麻酔が効いていないと訴える私を無視して力ずくで抜歯を敢行しようとし
 暴れる私の絶叫で駆けつけた他の医師に取り押さえられ退場。

(診断)
途中までは通常の歯と同様の虫歯治療をしていたが、
ある日の治療途中に突然「抜かなければダメだ」と抜歯に切り替える。
結局抜歯は出来ずに終わり、そのまま帰されて以来二度と行っていない。


【二人目】
→私の住む地域で人気はトップクラスの優良歯科医院の医師。

(診断)
神経を抜いた後に治療せず放置していた為、虫歯が進行し病巣が出来ている。
親知らずだけでなく、その隣の歯も悪影響を受けているので併せて抜歯する。


【三人目】
→私の住む地域での一番人気の歯科医院より紹介を受けた大病院口腔外科医。

(診断)
親知らずはとりあえず抜歯。隣の歯については抜歯後考える。
結局、受診中の態度その他で治療を受ける気になれず、抜歯は断り帰宅。


【四人目】
→現在かかっている歯科医院の院長。

(診断)
親知らずは抜歯。隣の歯は重要な歯なので抜歯はせず残す方向で治療する。


二人目の医師は二本抜歯するという方向性だったし、
三人目の医師は大掛かりな抜歯になるとの判断で口腔外科に回された。
そして今の医師は、簡単に済むタイプの抜歯だからいつでも抜ける。
隣の歯は残しましょうという診断。

誰でもそうだと思うが、出来るだけ歯は抜きたくなかったので
親知らずのみの抜歯で済みそうで正直ホッとしている。
しかし、ここまで診断が違うと不安になるのも本音である。
簡単な抜歯なのか、それとも大掛かりなものなのか。
片や手に負えないと大病院へ回し、片やすぐに抜けるよと言う。

一番の懸念事項である抜歯後のあれこれは、
個人差があるので一概に言えないというのは本当らしい。
抜く箇所や生え方・虫歯の有無等でも違うし、糖尿等の持病の有無や
体質・年齢。。。
とにかく個々に違うので「抜いてみなくてはわからない」といった所のようだ。

私は化膿しやすいので、痛みも怖いが腫れと発熱が怖い。
特に今回は腫れると噂の下の奥歯、それも骨に近い箇所である。
仕事に関しては、シフト削減をいい事に一週間休みを取っているので
さすがに影響は無いと思うが、
それを抜きにしても「あまり腫れなければいいな」と悲痛な気持ちだ。
食事もしばらくは流動食めいた物が無難なのかとか、
歯磨きは控えた方がいいか等とにかく不安は尽きないのである。

いい大人が情けないと思うが、
いくつだろうが何だろうが怖いものは怖いのだ。
ええ、そりゃもう大変ビビっております。
でもいい加減抜かなければならないのだし、早い方がいいに決まってる。

とりあえず、今夜の内に出来る家事はみんな片付けておいた。
明日の分の食事も仕込んだし、抜歯後の入浴はご法度なので朝入る事にする。
準備は万端だ。どんとこい!
。。。と言いたいのだが、私の心の準備が出来ていない。
恐らく翌朝も「怖い~!行きたくない~!」と激しく葛藤するに違いない。

そんなこんなで大変ブルーな今夜である。
無宗教な身であるが、
こんな時ばかりは神頼みをしたくなるヘタレなのであった。
ああ、神様仏様守護霊様ご先祖様、どうか抜歯が軽く済みますように。




デジパ初体験。

2010-12-25 14:31:57 | 女の舞台裏。
今日は、本物のキャサリンに会ってきた。

前回も触れたが、とうとう「デジタルパーマ」なるものに
挑戦してきたのだ。
いや~、可愛かったキャサリン!

彼女のおもてなしも良かったが、
今回行った美容院は私の人生において一番の「当たり」だと思う。
もう他には行けないな。
一生ついていくYO!

そこは男性美容師一人とキャサリン一匹で営まれており、
予約を入れて行くと貸切状態になるのだ。
客が自分ひとりしかいないので、
必然的にマンツーマンで対応してもらえる事になる。
それって結構贅沢な事だと思うのだ。

一人の美容師が複数の客を同時に受け持っていて、
ちょこちょこっと手を加えてアシスタントへバトンタッチ、
途中経過や出来上がりをチェックして、また他の客へ。。。
という対応に慣れていた身としては、
担当美容師が常に気を配ってくれて
ちょっとでも何かあればすぐに飛んできてくれるというのは
とてもありがたい。
誰も聞いてやしないので、普段ならちょっとためらう
「(小声)女優の誰々の髪型にしてください。。。」
的な事だって、堂々と言えるというものだ。今回は言わなかったけど。

これまで、
こちらの希望がうまく伝わらない・伝えられないのに
ガックリしたり、
「ちょ、ちょっと!何してんの!」
と長めでお願いしますと伝えた前髪をバッサリ切られて悶絶したり、
技術の無さを強引なスタイリングで誤魔化されて
清算の時に二度と来るもんか!と誓ったりしてきたが、
もう美容院ジプシーはおしまいだ。
それほど、今回行ったキャサリン美容室(仮名)は良かったのである。

来店時、キャサリンは店内のソファにくつろいで寝ており
しっぽを振って歓迎しようとしたのだが
私のでかいマスクが怖かったのかブルブルと盛大に震えながら
怯えていたので、なでなでは無理かな。。。と少々しょぼん。

マスクを外した後も、お気に入りのクッションを抱えて
ダラーンとしているさまを見かねて、
「お客さんが来てるんだからお仕事しなさい」
と美容師さんにお気に入りのクッションを取り上げられたキャサリン。
しばらくブーブー文句を言っていたのだが、突如
「。。。ハッ、仕事しなくちゃ!」
思い出した!といった顔をして、尻尾を振って寄って来て
膝に乗ってきてくれた。

チワワのキャサリンは、ちっこくてふわふわだった。
わんこの毛は猫に比べて固いもの、と思っていたが、
毛足の長いキャサリンの毛並みは猫みたいで、
思う存分もふもふさせていただいた事である。
キャサリンは眠いらしく、もふられている内に眠ってしまった。
ああ膝があったかい。

そしてデジパ。
思ったより時間がかかった。
一度薬剤を塗布して巻きドーナツ円盤みたいのなので加熱後、
流して違う薬剤を塗布、ぐりぐりに巻いて電飾のようなコード付きの
何かをつけられる。
雑誌に夢中になっていた私、顔を上げてびっくり。
何やら頭がスターウォーズに出てくる何かみたいになっており、
更に家庭用イルミの電球のようなものが付けられているではないか。

ビクゥッとなった私に、美容師さんが
「点灯しますよ~」
とスイッチオン。
すると、頭に付けられた器具のランプが点灯して
まるで貧相なクリスマスツリーのように見えて、思わず爆笑。

その後加熱。
途中で後頭部が熱で辛抱たまらん状態になり、
急遽一部外して冷風ドライヤーで冷やす、というハプニングもありつつ
かなりの長時間熱を加えられた。
美容師さん曰く「髪が健康なので、なかなかしぶとい」らしい。
確かに、健康な黒髪に戻したくてかなりの期間カラーもパーマも
していなかったものなあ。
ただでさえ固くて太くてかかりにくい髪質が、更に強化されていたようだ。

長い加熱の間、キャサリンはソファに戻り爆睡。私は雑誌を猛烈に読む。

やっと終わり、ロットを外す時美容師さん
「リアルサザエさんみたいになってますけど、気にしないでくださいね」
と一言。
へーなんて思っていたら、
全て外した結果本当にリアルサザエだったのでまたもや吹く。
これはサザエ過ぎだろう。
妙に似合っていたのが印象的だった。
自分の新しい魅力を発見だ。

等と色々あり、現在私の頭はランダムなくるくる具合である。
あくまで外側の話で、頭の中身ではない。念の為。
全部の工程が終わるまで、実に3時間の長丁場であった。
念願の前髪も作ってもらい、やっと脱・金八を果たした。
しかし、しかしである。

前髪あるの似合わNEEEEE!!

いや、決して美容師さんの腕のせいではない。
私自身の問題である。
見慣れていないせいなのか、激しく前髪が似合わない。
美容室で出来上がりを鏡で見た際には、
「きゃ~、何か若くなったみたい♪」
なんて浮かれて思ったが、帰宅して鏡を見てみたら

「。。。微妙?」

とトーンダウンしてきてしまった。
ずっとワンレングスだったせいだろうか。
同年代でも前髪作って可愛い人はたくさんいるのに、
なぜに私はこんなに似合わないのだ。
本日新しく行きつけとなった美容室は、
伸びた前髪カットが無料らしいので喜んでいたのに
こ、これはまた伸ばした方が無難かもしれない。

そんなこんなで、
めでたく年が終わる前にイメチェンを図る事が出来た。
微妙な部分もあるが、髪は伸びるし見慣れたら問題ないかもしれないので
まずは良かったと思う。
そして、長年の遍歴を経て
やっと気に入りの美容室を見つける事が出来たので、
大変嬉しい。

後は早くパーマ液くさい髪の毛を洗えればオールオーケイである。
諸説入り混じっていて何が正しいのか判別がつかないが、
一般的には
「施術が終わっても髪の化学変化は続いており、
 状態が安定するまで24~48時間かかる。その間の洗髪はご法度」
と言われているようだ。
安くない料金でかけたパーマなので、明日のラッシュは憂鬱だが
洗うのは明日の夜までガマンする。
明日、私と乗り合わせた皆さんごめんなさい。

とは言っても、
昔とは違ってそれほど刺激臭といった感じでもない。
何でも進化しているのだ。
イメージを一新して、年の終わりに向けて突撃姿勢の私なのであった。
明日から仕事多忙だYO!





あのわんこに会いたい。

2010-12-25 14:30:24 | 女の舞台裏。

予想通り、あっという間に12月の第一週が去っていった。
私はと言えば、仕事に家事にと自分なりに頑張っている昨今である。

予定があるのが苦手で、意識して出来るだけスケジュールが埋まらないようにしている
こんな私であっても、今月ばかりはそうもいかないようでぽつぽつ予定が入りだした。
私としては、予定を入れる際の大前提として「家事を妨げない」事は譲れない条件であるのだが、
仕事を始めた以上はなかなかそうも言っていられない。

ただでさえそんな具合なのに、合間を縫って美容院へイメチェンに行こうなんて思い立ってしまい、
思い立ってしまったら、もういてもたってもいられなくなって水曜日に予約を入れてしまった。

噂のわんこ美容室(仮名)に。

とりあえず今回は特に指名はしなかったのだが、(初めての美容院でメンバーもよくわからないし)
やはり指名なしではキャサリンは顔を見せてくれないのだろうか。
店の奥で「出て行っちゃダメなのかな?」とちょっと寂しそうにこちらを伺うキャサリンを
想像しただけで胸が痛むと言うか、まるで私が人でなしみたいなので、ぜひアシスタントででも
何でもいいので顔を見せて欲しいものだ。
私に余裕があれば、ボールを投げてあげても構わない。
しかし、私が構わなくても他の従業員は気になるかもしれないので「ボール持ってないの?ねえねえ」的な
おねだりは程々でお願いしたい。

と言うのも、私自身は大の猫好キーであるのだが、なぜか理由はわからないがわんこに好かれる事がよくあるのだ。
わんこ飼いのクリーニング屋に行った際に、店の奥からわんこがダッシュして来てカウンターを見事なジャンプで越えて
飛びついて来た事もあるし、散歩しているわんこと行き交えばリードに引っ張られて直立歩行で
こちらに向かって来ようとされて困る事も多々あるし、以前に飼い猫サスケの通院で獣医の待合室にいた時も
ずっと隣にいるわんこに「ねえねえ遊んでよねえねえ」と腕をカリカリされ続けていた。
「遊んでくれそうなヤツ発見!」とでも思われているのだろうか。

眠いせいかどんどん話が逸れていくので、無理やり本題に戻る。

とにかく、私にしては忙しいこの時期に、ちょっくらイメチェンでもしちゃおうじゃないの
って話である。

現在の私はまんま「金八」状態で、色気もへったくりも無い。
中でも自分で気に入らないのが前髪で、サイドと同じ長さに伸びたそれはモノマネ小道具の
天然ヅラ以外の存在価値を見出せないのである。
って、天然ヅラだったらそれはヅラじゃないじゃないか。
ああ、眠くて思考がカオス。

イメチェンするのに一番手っ取り早いのは長さを変える事だが、これまでそれで切っては
「こ、こんな筈じゃ!」
という展開に陥ってきたので、今回はその流れに逆らってパーマをかけてしまおうと思っているのである。
ヘアスタイルに関して最近の流行にはとんと疎い私であるが、いっちょ若い人みたいに(こう言う事自体がもうオバちゃん)
「デジパ」なんぞをかけてみようと、まあこういう訳である。
そして更に、ハタチ位からずっと伸ばしていた前髪を今回切ってしまおうとも考えている。

前髪に関しては、別に好きで伸ばしていたのではない。
絶望的に額が狭いせいで、ヘタに前髪を作ると浮き上がってカッパ状態になってしまうのである。
しかも、
額際につむじがあってどう頑張ってもそこで前髪が割れてしまう
。。。というありがたくないオマケ付き。

つまり、私が前髪を短くすると

・眉あたりでカット    → 七三カッパ
・目にかかるくらいでカット→ 七三桃太郎

という涙目な事態を招いてしまうのである。
その原因としては、
今までの担当美容師の技術とコミュニケーションが不足していた、という点も否めないポイントである。

いくら詳しくクセを説明しても、実際に私の髪を見ても、彼女達はいつも浅めに前髪を切ってしまうのだ。
深めに切ればある程度ちゃんとおさまってくれるものを。

しかし、そう思っていても、実際に美容師が切ろうとする時に
「深め前髪でお願いします!」
と知ったような口をきく勇気を出せない、私のヘタレ具合が泣ける。
そして出来上がった髪型を見て更に泣く、というのがいつもの私の負けパターンである。
ああ、またやられた。。。と後悔しながら、必死にブローと整髪料で前髪を寝かせて誤魔化そうとする
美容師の表情をボーッと眺める事になるのだ。
「ブロー大変ですけど、頑張ってくださいね♪」
って、切ったお前が言うな!

そんな具合なので、一応今回「前髪を作る!」と決めたものの、今でもやっぱり迷っている。
初めて行くという不安もあるし、もしキャサリンが担当になったら
肉球付きの前足でうまく前髪が切れるのか?という基本的な部分への不安もある。
若い頃に比べればだいぶ髪の固さもおさまってきた気もするし、心なしか量もちょっと減った気もするし大丈夫かな。。。
↑髪が太くて量も多く苦労した女。

せっかく大枚はたくのであるから、出来るだけイメージに近づきたい。
ケチ根性と女心で揺れ動いているのである。

そんなこんなで、水曜日は朝からイメチェンしに美容院である。
うまくコミュニケーションが取れるだろうか。
無事にパーマはかかるだろうか。
かかりにくく取れやすい髪質なので、強めにかけてボンバヘッになるか、ゆるめにかけすぎて三日で取れるかと両極端なのだ。
美容師さん曰く、とてもやりづらい髪質らしい。
私だってさらさらの猫っ毛に生まれたかったわい!
平安の世ならいざ知らず、現代ではアジアンビューティ路線くらいしか需要がありません。この髪は。
でもでも、こんな私でもゆるめの女らしいヘアスタイルにしてみたいの。
という事で、果敢にチャレンジしてこようと思う。
失敗したって、今更異性の目を気にする必要も無いしねー(投げやり
サイババや具志堅用高にさえならなければ、まあOKです。

怒涛のイメチェンが終わったら、その翌日より仕事が猛ラッシュ。
ぶっ続け勤務の果てに会社の忘年会。
それが終わったら週末に友人との忘年会が予定されている。
頑張れ私!と自分を応援してみたりする今夜であった。ボンバヘッ!


わんことオバちゃんジョーク。

2010-12-21 15:48:59 | 女の舞台裏。

そろそろ髪が伸び過ぎてヤバ気な感じになってきた。

私は、もう今となっては引用するのも面倒になるような 従って今回はリンク無し。
失敗イメチェンを繰り返している懲りない女なのだ。

コケシにされてみたり、伸ばし放題でエレカシのボーカルになってみたり、
はたまた中学女子バレー部にされてみたり。。。と遍歴を重ねて
現在ではまんま金八、もしくはハイキングウォーキングの長髪のキモい方である。


            ←左の方。卑弥呼様~!!


オサレ的にこのままじゃいけない!とは微塵も思わないが、
伸びてうっとおしいのと金八のし過ぎで分け目が広くなるのが怖いのとで
イメチェンがてら美容室に行きたくなってきた。

それにしても、前回いつ行ったのかわからないくらい伸び放題に放置してしまった。
あまりにたまにしか行かないので「通っている」と言うのもおこがましいのだが、
現在行っている美容室は最近スタッフが大量にいなくなってしまい、馴染みの人もいなくなり、
また忙しいせいだろうがサービスの低下が激しいので、新しいところを開拓したい心境である。

そこで、地元の美容室のクチコミを調べてみた。
すると、
「スタッフが少人数の為に完全予約制だけど、ほぼ貸切状態で施術してもらえる」
と評判のいい美容室を見つけた。
ちょこちょこっと何かをして、
「ちょっとお待ちくださいね~」
と他の客の施術に行かれてしまい放置、という事態が無く、他人の目が無いので
遠慮なく希望を言えていい!と高評価だ。

どのレビューも絶賛だったのだが、その中に
「遠方に住んでいたが、また通いたくて近くに戻って来ました!」
という熱烈な内容のものがあり、そこまで!と驚いた。
しかし、それ以上に私の興味を惹いたのは
「キャサリン(仮名)可愛い☆ また会えて嬉しいです!」
という結びの一文だった。

キャサリン?

そこには外国人女性のスタッフがいるのか!
今まで色々な美容室にお世話になったが、外国人スタッフがいる店は経験が無い。
やっぱり感性が違うのだろうか。センスがいいのかもなあ。。。

と俄然興味をかき立てられた私は、早速その店のサイトを見てみた。
スタッフ紹介のページを開くと、

そこには一匹の可愛いわんこが。

自分の飼い犬の写真かと思ったが、年齢を見ると5歳である。

本物だ。。。

「指名してネ☆」
とメッセージが書いてあるが、そして指名したい気持ちは大いにあるが、

→来店してキャサリン指名 
→キャサリン「わん!わん!(いらっしゃいませ!)」
→とりあえず頭を撫でて、椅子に座る 
→キャサリン背後にスタンバイ
→5分経過。キャサリン「。。。(しっぽふりふり)」
→10分経過。私振り向く。キャサリン「わん!わん!(ボール持ってない?)」
→私「。。。」

というようなカオスな展開が繰り広げられるのだろうか。
ちょっと楽しそ。。。いやいや、私はイメチェンしたいのだ。
頼りにしてもいいのか?キャサリン。
散々考えた挙句、
「やっぱり行き慣れた店がいいのかも?」
と思いつつある今日である。

さて、キャサリンの件は一旦保留するとして、それ以外にも気になる事があるのである。

現在パート仕事の研修を同期の主婦二人と共に受けているのだが、
彼女達について、どうしても相容れない部分があるのである。

それは、笑いの傾向である。

傾向というより、何が面白いのかサッパリわからないのである。
全く面白くも無い事を言い合って激ウケしている二人を見るにつけ、
私は過去にカナダ人と一緒にテレビで映画を観ていた時に
全く笑う所ではないシーンで大爆笑していた彼らの事を思い出すのである。

更に彼女達はとても声が大きい上に、周囲に人がいても構わずおしゃべりするし
本人が近くにいてもその人の中傷めいた噂話をする。
その度に、同類と思われたくないYO!とイヤな汗をかくのである。

当人達は悪気が無い(つもりな)上に、
空気が読めない以外には本当に悪い人達ではないので
ますます困ってしまうのだ。

接するのは旦那と子供が主で、せいぜいがママ友やご近所さん
という世界に長年身を置いていると、他人の目が気にならなくなるのだろうか。
旦那や子供相手なら、言いたい事を言っても何をしても許されるだろうが
社会に出たらそうはいくまい。

主婦コンビの片方は年齢も見た目もお袋さんタイプで、
多少失礼な物言いをしても毒が無いので笑って許される感じだが、
もう一人の私と同年代と思しき主婦は少々ヒステリックな感があり、
研修中にわからない箇所があるとあからさまに不愉快そうな顔をしたりするので
そばにいるこちらがヒヤヒヤである。
人柄とは全く関係無いが、小学生二人のお母さんなのに読めない漢字が結構あるのも
「あらあら。。。」と思う。

パッと見とは異なり、お袋さん主婦はかなり頭の回転が早く物事の飲み込みが早い。
本業務に入ったら、メキメキ頭角を現しそうである。
同年代主婦は、現時点で「こんなのわかんない!」
とちょいキレ気味なので少々心配だ。
そして私はと言うと、以前経験がある内容も混じっているので、まあ理解は人並み
といった所だろうか。

そんなこんなで色々と腹の中で思う事はあるが、
そしてそれは他の二人も同じだろうと思うが、
明日からも適当に流しつつ表面上は穏やかに頑張らねば。

短時間と言えども、女同士はこれでいてなかなか気を使うものなのである。ふぅ。


ニートな専業主婦=私、の図式。

2010-10-30 12:28:32 | 女の舞台裏。
新職場を早速勤務初日で挫け、
早くもニートへ急転直下の駄目ヨメとは私の事です。
生まれてきてすみません。

さて、心にもない自虐は程ほどにするとして、少しは反省しろYO!
以前より「働いていない私はニートそのものだ」と思っていた。
とは言え、「ニート」という単語についてはニュースやネット上で
頻繁に目にするものの、
「いい若いもんが何もせずに家に閉じこもっている事」
くらいのいい加減な認識しか無かった。
つまり、
「結婚している女は除外されているのよね~」
という気楽さが唯一自分を正当化する呪文だったワケだが、
(更に「もう若くないし~」という開き直りも加わるタチの悪さだった)
今日唐突に何となく気になって調べてみた。

以下、Wikiより引用。

厚生労働省の定義

「若者の人間力を高めるための国民会議資料」や平成17年以降の
「労働経済白書(労働経済の分析)」では、ニートを

「非労働力人口のうち、年齢15歳~34歳、通学・家事もしていない者」
としており、平成16年「労働経済白書(労働経済の分析)」での定義
(「年齢15~34歳、卒業者、未婚であって、家事・通学をしていない者」)に…


おおお~、私、かろうじて年齢でセーフ!!
。。。って、上限を超えただけなのでちっとも喜ばしくないが。
それに、やはり主婦は除外されているようだ。
これで少しは罪悪感が薄れ。。。ん?

…学籍はあるが、実際は学校に行っていない人
既婚者で家事をしていない人が追加された。

。。。

既婚者で家事をしていない人が追加された。

既婚者で家事をしていない人が追加された。

既婚者で家事をしていない人が追加された。
(自身の脳内リフレイン)


や、やっぱり私ニートじゃーん!!


そうかそうか、やっぱり正真正銘のニートだったか。わっはっは。
自分でもそうじゃないかと思っていたのよねえ、イヤねえもう。うふふ~
。。。って、


ハッ、私年齢オーヴァー!

どっちにしろ、
「年で引っ掛かってニートの枠には入れてもらえない」
ってオチでした。
嬉しいんだか悲しいんだかわからない。

34と35、たった一年の違いがどうしてそこまで明暗を分けるのか。
子供の有無は判定基準に含まれないのか。
等等細かい疑問はあるものの、
これはあくまで厚生労働省の定義であって
内閣府の定義はまた違うようだし、
フリーターが含まれたり含まれなかったり、
失業者でも就職活動の有無で判断が違ったりと色々複雑なようである。

とは言え、同じ括りにされる人々でもそれぞれの事情も違えば
境遇も環境も違うので、そのような枠にはめようとする事自体が
少々無理がある事なのかもしれない。

ただ私の場合は、専業でいなければいけない理由も
いた方がいい理由も無いに等しいので、働いた方がいいに決まってる。
それはどこでどのように定義されていなくても、
自分の中で明白である。
その罪悪感を必死に正当化しようとするからこそ、
こうして定義うんぬんを調べたりしてしまうのであって
最初から自分が罪悪感を持たずに済むようちゃんとすればいいのである。

そんなこんなで、少なからず反省したのであった。
「駄目ヨメからの脱出」がまずは今年最初の仕事となりそうだ。
マジメに頑張ろう!。。。明日から。

結局、ちっとも懲りてない駄目ヨメであった。すんません。シュン。




クリスマスの夜。(2009)

2010-10-30 12:25:07 | 女の舞台裏。
今夜はクリスマスイヴだが、かねてからの予想通り
私にとっては普通の日で普通の夜だ。

旦那は今夜も通常通り仕事で不在だし、
私の気分もちっとも盛り上がってなかったし、
(私の中のクリスマスはイルミネーションを見に行った時が最高潮だった)
今夜は色気は無いが戦争関連のドラマを熱心に観ている。

それにしても、イヴの日にこのドラマを持ってくる
思い切りが清々しい。
「浮かれてんじゃねえ!この軟弱者が!」
と叱咤されている気に勝手になる(内容が内容だけに)。
毎年の年末スペシャル番組は内容的にあまり好きではないが、
この時期に放送されるドラマはキャストがゴージャスだったりして
密かに楽しみだったりする。
ああ色気ないなあ、我ながら。

こっそりとつぶやくと、今までの人生で一番乙女的だったのは
初めての彼氏とのクリスマスだと思っている。
思春期真っ盛りだったし、青春してたし、イタタな乙女だったし。
頭がバカになるんじゃないか(実際になっていたと思うが)という
レベルのドキドキに、頭のてっぺんがギュウと絞られるような
感覚を覚えた事だ。こっ恥ずかしい。

そして一番最悪だったのは、クリスマス数日前に巨乳(←ここポイント)
年上女性に彼氏を寝取られて別れた時のその日だったと思う。
気分は壊滅的に最悪で、ヤケ酒をかっ食らって慰めてくれる仲間に
カラんでいたような気がする。
その後も最悪なクリスマスは何度か巡ってきたが、
最高のクリスマスは記録を塗り替える事なく今に至っている。
まあ、人生楽よりも苦が圧倒的に多いといういい見本だろう。

しかし今思えば、良くても悪くても何か感情が強く動く出来事が
あったというのは、まあラッキーな部類のクリスマスだったと
言えるかもしれない。
最悪のクリスマスからもう数えるのもイヤになるくらいの
年月が流れたが、当時はまさか自分がクリスマスイヴの日に
お堅いテーマのドラマをカフェオレすすりつつ熱心に観て終わるとは
思ってもみなかった。
クリスマス価格がイヤでメニューも普通の日仕様だったし、
ケーキも値下げを狙っているので今日はナシだ。
いやあ、見事にホントに「普通の日」である。

先日仕事の顔合わせに行った帰りに、
地下鉄で私の隣に座った推定高校2年生(根拠ナシ)の男子二人が
「あと二日じゃん!クリスマスだよどうするよ!」
「別に。俺にとっては普通の日だし。普通に過ぎていくよ」
と話しており、それぞれのテンションと温度の差に少々ウケた事である。
そうだ。まったくその通りだ。
普通の日じゃんねえ!

。。。他のイベント事が付き物の日にこういうセリフを吐いてもそうでもないのに、
今夜このセリフを吐くととてつもない負け犬感が自らの周囲に
漂うのはなぜなのだろう。
ここでその漂う空気に焦って、
「だ、だってクリスチャンでもないのにさ!」
等と続けてみると、更に墓穴を掘る的に空気が濃厚になるので
勇気のある人は良かったら試してみてもらいたい。
ただし、シケたクリスマスを過ごしているという環境の人限定である。

さてさて。ドラマもストーリーが進み重要な会議が始まったので、
今夜のぼやきはこのくらいにしておく事にする。
皆様はハッピーなクリスマスイヴを!

      
   
  メリークリスマス☆彡




明日、素敵な事が起こるはず。

2010-10-02 09:57:41 | 女の舞台裏。
シケた要素はいくつもあって、頭の痛い未解決/現在進行形の悩みが
どでかく前に立ちはだかっている昨今でも、
春という季節のせいなのかタイトルのような気持ちにふとなったりする。

「明日、素敵な事が起こるはず」

ある歌の中の言葉だけれども、魔法の呪文のような言葉だなあと思っている。
言葉というのは不思議なものだ。
それひとつで心を軽くも重くも出来る。
人を生かす事も殺すことも出来る。
私は言霊を信じているし、言葉の力を信じてやまない人間である。
いや、願っていると言うべきか。

先述のセリフが善の魔法の呪文なら、正反対の呪文もまた存在して
然るべきである。
ラピュタの中でシータが言っているように、いい呪文に力を与える為には
悪い呪文をも併せて隠し持っていなければならない。
そして、まさにその悪の呪文のようなものを隠し持ち不幸になっていた人を
私は知っている。知っていた。

旦那と知り合う前に付き合っていた男は、正気に戻った今となっては
思い出したくもないおぞましい数々の思い出しか残らないような
最低な男であった。
こう言ってしまうとそんな男を好きだった自分を全否定する事になるが、
それでも構わないくらい最低だったのである。
しかしDV被害者がどうしても加害者から離れられないように
私もまたどうしてもその呪縛から逃げられずにもがいており
やっと逃げ出した後には強烈な禁断症状と後遺症に苦しんだ。

その人とはそんな時期に職場で知り合った。
彼女は小さな顔と日本人離れした大きな目、華奢な体つきの
「若いころはさぞかし美しかったであろう」
と思わせる面影がある女性であった。
しかし年月と本人が心に抱えた闇は彼女から容赦なく活力と生きる気力を
そして本来の美しさをも奪い去っており、出会った頃の彼女はまさに
「生きる屍」を体現するかのような佇まいであった。

職場の人間関係は良好で、全体の年齢層が高かったせいもあり
それぞれワケありの女性が多かった。
私の個人的な事情も皆の知るところであり、周囲の人々はそれぞれ
情緒不安定な私を気づかないフリでそっと受け流してくれたり
自分の経験を踏まえて励ましてくれたり愚痴を聞いてくれたりと
思いやり深く接してもらっていた。

件の彼女は、カウンセラーの資格を持っている事もあり
特に熱心に私の話を聞いてくれる一人であった。
誘われて昼食を一緒にとった時に、実は彼女自身もかつて夫にひどい裏切りを受け
着の身着のままで追い出すように離婚された過去がある事を聞いた。

お嬢さん育ちでそれまで人を疑う事を知らない程の世間知らずだった
彼女は深く傷つき、何年も経った今でも立ち直れずにいる事や
今では自分がカウンセリングを必要としているが、金銭的に逼迫しており
カウンセラーの好意で料金を格安にしてもらっている事など
その話は私が現状の自分自身に重ね合わせて親近感を抱かせるには十分な
不幸な話であった。
それから度々私は彼女と昼食を共にするようになった。

さて。
私はすぐ落ち込んだり凹んだりするが、実は根がしぶといのか
立ち直るのもまた意外と早い。
落ち込むだけ落ち込むと、開き直りのようなふてぶてしい気持ちが
どこからともなく湧いてきて
「いつまでもウジウジ悩んでても仕方ない。それで何が変わる訳でなし」
と妙な強さがじわじわと心の奥から生じてくるのである。
更に当時は今よりも若かったし、環境がガラッと大きく変わった事に
ワクワクする気持ちを持てるくらいの心のみずみずしさがあったのも
気持ちを切り替える助けになったと思う。
また、周囲の思いやりや気遣いが私の心を守り力づけてくれていた。

そんな具合で、私は徐々に元気を取り戻していった。
親元に帰った事が考えていた以上の安らぎをもたらしてくれたし
母と飼い猫との生活は、毎日がはちゃめちゃで大騒ぎで笑いが絶えない楽しいものだった。
(もちろん、それも我が子を思うが故の母の心尽くしであった)

そして、仕事が切れたのを機会に私は仕事を辞めた。
当時の職場は男と住んでいた家の近所で、実家からかなり遠かったし
通っていると否応なしに色々な感慨が呼び起こされつらくなるのも嫌だった。
件の彼女は大層残念がったが、今後もメール等で連絡を取り合う約束をして別れた。

しかしその頃になると、私は彼女の存在が重荷になってきていた。
彼女は私と話す時、確かに話をよく聞いてはくれるのだが
意図的にある方向へと導こうとしているのに戸惑いを感じていたのである。
それは
「不幸な目に遭った人間は、その後の人生をずっと苦しんでいくものだ」
という、呪縛のような彼女の信念であった。
私の話を丁寧に聞いた後、彼女は必ずこう言うのだ。

「つらくて当たり前よ。
 その人と一緒にいた年月、あなたの場合は4年だから、
 これから最低でも4年は苦しんでいくのよ。
 そういうものなの、私がそうだもの」
 

その言葉を、まるで洗脳のように繰り返し繰り返し言うのだ。
まるで自分自身にも言い聞かせてるかのように。
知り合った当時は心身ともにかなりのダメージを負い弱っていたので
「そうなのか、そうかもしれない。。。」
と納得していたが、元気を取り戻すにつれて「何かが違う」と感じ始めていた。

今回の結果はある意味自業自得だし、
後悔するのもつらいのも自分の責任で仕方ないが、
だからといってどうして何年も相手を恨み続け、後悔し続けながら
何年も過ごしていかねばならないのか。
そんな風に年月を無駄遣いするよりも、一日でも早く立ち直って
新しくやり直すのが正しいのではないか。
苦しみも恨みも、早く忘れるに越した事は無いのではないか。

今改めて考えれば、それぞれの年齢もあったのだと思う。
当時彼女は恐らく50代に入ったあたり。
ダメージの度合いも回復力も私とは違っているからこその
苦しみだったのかもしれないと。
私はまだ若さが残る年頃だったので切り替えも早かったが、
人生折り返し地点で初めての大きな挫折を経験した彼女は
私のようには到底いかなかったのだろうと。

職場を離れても、私の携帯には彼女の呪詛のようなネガティブな言葉が
羅列されたメールが毎日何通も届くようになった。
もうどちらがカウンセラーなのかわからなくなるくらい、
彼女は自分の中の闇を私に向けて発信し続けていた。

「何の為に生きているのかといつも思っています。
 私の中の幸せは、あの日終わってしまったのです」


せっかく立ち直ろう!と明るい気持ちで頑張っている毎日の中で
そのメール達はかなりの負担・足枷になりつつあった。
「4年は苦しむべき」
という押し付け・決め付けも迷惑だったし、まるで自分が立ち直るのが
悪いかのような内容に徐々に反発を覚えていった。
だが、何かきつい事を言ったら本当に自殺してしまいそうな雰囲気に
ハッキリと拒絶も出来ないまま、メールへ当たり障りない返事を
惰性で返していた。

そんなある日、いつも通り呪詛に塗れたかような暗い重いメールが来た時
このままではいけない、こんな風に傷の舐め合いばかりしていても
お互いの為にならないと危機感を抱いた私は、勇気を振り絞り彼女に

「おつらいのはわかりますし、お気持ちはお察ししますが、
 いつまでも後ろを振り返っていても何も始まりません。
 今を変えるのは○○さん(彼女)ご本人にしか出来ないのです。
 ご自分を助けられるのはご自分だけだと思うのです」

かなり昔の事なのでうろ覚えだが、たぶん上記のような言葉を返信したと思う。
自分なりに慎重に言葉を選んだつもりだったが、これまでの言動に対して
反発を覚えていた事もあり、きつい論調になってしまっていたかもしれない。

そして予想していた通り、彼女からのメールはぱったり途絶えた。

きっと彼女は、ひどい目に遭った私がアッサリ立ち直るという事が
信じられず、また許せない気持ちでいたのかもしれない。
自分が今でもこれだけ苦しんでいるのに、似たような目に遭った人間が
アッサリと苦しむのをやめて新しい世界へ飛び込もうとしている。
それ自体があってはならない事だと思っていたのかもしれない。
まるでそれが自分自身を否定される振る舞いであるかの如く。

その後、彼女からの連絡が来る事は二度と無かった。
私が辞めた後、同じ職場で働いていた弟に聞いたところでは
勤務していた部署自体がなくなってしまい、強制的に退職となったらしい。
最後に「お姉さんは元気?」と弟に聞いてきたようだ。

それが私を心配し気遣っての質問だったのか、
それとも違う意味合いで知りたかったのか、
今ではわかる由もない。
ただ私は、二度とあの呪詛のような自ら自身を不幸へと閉じ込めるような
言葉とは無縁でいたいと願ってやまない。
更に、今彼女が少しでも苦しみから解放されていればいいなと祈るばかりである。

ちなみに私はその後、新しく入った職場で現旦那と知り合い、
普通の恋人付き合いを経て結婚に至った。
あのひどい恋愛が無ければ、またひどい別れが無ければ知り合う事も
無かった縁である。   
私は今でもやはり言霊を信じているし、人は明るい魔法の呪文を心に持つべきだと思うのだ。



婦人科での恥はかき捨て。

2010-09-14 16:52:58 | 女の舞台裏。

先日、婦人科へ行って来た時の話だ。

初めての病院であったし、


何しろ婦人科の受診自体があまり経験のない出来事であるので
傍目にもハッキリわかるレベルで緊張&浮き足立っていた。

受付開始前に病院へ着き、
「番号札を取って呼ばれるまで待つ」
というその院のルールを知らないが故に完全眼中ナシで
受付のカーテンを看護婦さんが開けている最中にも関わらず
「初めてなんですけど!」
と鼻息荒く、鬼気迫る表情で突撃した私である。

たまたまその看護婦さんが強情なタイプだったのか、
私の声が明らかに聞こえている(その人の目の前に立っているのだ)
にも関わらず、カーテンを開け終えるまでシカト。

カチンときた私がその人の顔を下から覗き込むように接近して
「あの、すみませんが!」
と再度声をかけて初めて、あら、患者さんの存在に気づいたわ!
という猿芝居を打つしたたかさ。

しかし、そこでやっと
「初診の人であっても番号札で呼ばれるまで待機」
というそこのルールに気づいた私。
途端に小さくなる声と態度。

とは言え、その旨については張り紙も何もない上に
番号札置き場がまったく目立たない。
そんなのわかるワケねえじゃねえか!と逆ギレ&開き直り、
また鼻息荒く待合室へ戻るのであった。


さて。婦人科でしかも既婚者の月経関連の悩みとなれば

「まず尿採って来い。話はそれからだ」

というのが婦人科の掟。
私もその掟に乗っ取り、まず採尿を言い渡された。

そこの病院は結構大きいので、一度に色々な指示を出される。
例えば、

「ハイ、そこのお部屋でお小水を取ってください。
 専用のコップが備え付けてありますので、
 それを使って取ったらマジックで名前を書き、
 背面にあるガラス戸の中へ入れて閉めて出て来てください。
 その時、受付へ採尿が済んだ旨、一声かけてくださいね。
 その後ガン検診に必要な書類にご記入いただきます。
 受付から用紙を受け取って、また個人情報に関わることも
 ご記載いただきますので、その同意についても必ずチェックしてくださいね。
 書き終わったら待合室でお待ちいただき、
 呼ばれたらそちらの入り口から診察室へお入りください」


とまあ、これだけの事を早口で一度に言われるのである。
しかし私は何しろ緊張しているし、軽いパニックで頭もピヨっているので
正直言われた事をきちんと覚えた自信はなかった。

しかし、何も珍しい事をやれと言われているワケではないし
病院の検査自体は慣れているのだから、平気平気。。。
とまずは尿を取るべく専用の個室へ入った。

そこは普通のトイレなのだが、


通常と違うのは専用コップがセットされた専用ホルダーが壁についている事と
背後の壁に小さなガラスの引き戸がついている事だ。
その向こうには看護婦さんがいて、こちらが採ったコップを窓から差し入れると、


向こう側で受け取って検査に回すシステムになっている。

それはいいのだが、
この部屋の壁が薄いのかガラス戸のせいなのか
看護婦さんの気配が妙に間近なのである。
話し声も忙しく動き回っている物音も気配も
まるで仕切りの壁が無いかのように感じられる。

便座に腰を下ろし、何とかうまく採らねば。。。と意気込んだ私であったが、

「。。。」

ざわざわざわ、ガタン!
「○○さん、コレ先にお願い!」
バタバタバタ!


「。。。」

落ち着かなくて出ねえ~!

物音や声が近くでし過ぎて、どうもヘンな力が入ってしまい
うまく排泄出来ない。
気分だけは唐突に放尿プレイである。

それでも何とか気合を入れ、少々量は今ひとつではあったが採取に成功した。
焦ってコップをガラス戸に差し入れ、身支度をして個室を出る。
出た途端に受付から名を呼ばれ、ガン検診の用紙を書かされていると

片手に検尿コップを持った看護婦さんが、
バカでかい声で私のフルネームを叫びながら受付へ登場。

「コレ、あなたの尿ですか?
 名前書いてませんけど!」


何と迂闊な事に、私は排泄がうまくいかない事に焦るあまり
コップに名前を書くのを忘れたのであった。

たくさんの人が詰め掛けている受付にて、
私はフルネームとともに

「尿に名前を書き忘れたうっかりさん」

と周囲の人々に覚えてもらえたワケである。

「す、すみません。。。そうです」


と穴があったら入りたい心持ちで私が答えると、
「ああ、そうですか、やっぱり!じゃあ名前書いときますからね!」
と看護婦は奥へ消えた。

書類に記載しなければいけない為、それが終わるまで私は
「名前を忘れたうっかりさん」
と認識した多くの人に囲まれながら羞恥プレイさながら
イヤな汗をかいたのだった。

まあそんなハプニングはあったが、
私が行った病院は「評判がいい病院」として地域を越えて有名であるらしい。
確かに設備も素晴らしいし、取られる金が高いだけあってきちんと丁寧な応対である。
中にはエステも併設されていて妊婦さんでなくても受けられるので
次回行く時には予約を入れてフェイシャルでも受けてこようか
。。。などとかいた恥も忘れて思う私であった。





炊飯器傷害事件。

2010-09-14 15:06:09 | 女の舞台裏。

※※ 注意! 下品かつ脱力系ネタ。苦手な方スルー推奨 ※※

     
 ←私の大好きな漫画家のひとり。超リスペクト。


昨日不幸なハプニングがあり、私は体の一部に痛手を負った。
自身の不注意による自業自得な事故であるが、
痛みもさる事ながら精神的ショック(色々な意味で)が大きく、
これはまさに「死ぬかと思った」体験に該当すると判断した私は、


恥を顧みずにこの場に記すものである。

なお、当記事を読み不快感を持ったり何らかの不具合が生じても
責任は負えないので、自己判断により読み進めていただきたい。
それでは、事の顛末を語ろうと思う。


それは昨日の夕飯終了時に起こった。
私(以下、被害者)とその配偶者は共にたらふくメシを食い、
満足して食べ終わった食器を台所へ運ばんとしている所であった。

さて、ここでいくつかの事実を頭に入れておいて頂きたい。


1.我が家の炊飯器について
→被害者宅の炊飯器は、被害者が独り暮らし時代に
 ディスカウント店で購入した3合しか炊けない小型の物である。
 大きさはバレーボールより一回り小さい位で軽い。
 その大きさゆえ、ご飯をよそうへらを入れるとフタが閉まらない。

   
 →こんな立派ではないが、イメージとしては近い。
   
2.自宅における被害者の服装について
→被害者はぐうたらな気質の女であり、今頃の季節において在宅の際は
 よれよれのTシャツにゆるゆるのスウェットズボン、
 更に胸部を覆う下着はつけていない、いわゆる「ノーブラ」状態である。

3.被害者家庭における食後のルール
→被害者宅では、配偶者の自発的行動により食後の食器等の撤去は
 手分けして行われている。
 何を受け持つかは日により異なる。

以上。


その日、食後の片づけは通常通り被害者とその配偶者で
手分けをして行われた。
配偶者が先発として台所へ運搬、被害者が後に続いた。
被害者が運搬した物は以下の通り。

・中皿2枚(重ねてある)
・茶碗・味噌汁椀2人分(重ねてあり、やや高さがある)
・炊飯器(へらが入りっぱなしで蓋が半開きになっている)

皿の上に茶碗と味噌汁椀を重ねて右手で持ち、
左側の腕で炊飯器を抱きかかえるように持っていたと思われる。

では、なぜ抱きかかえるような持ち方になったのか。
恐らくへらを別途運ぶのを面倒に思った被害者が
へらを入れたままフタが半開きの状態で持ち運ぼうとした為、
持ち手を持たずに抱える形になったと推測される。

被害者が台所へ向かおうと数歩踏み出したその時、
歩行による振動及び身体の上下が原因で炊飯器が揺れ
反動で半開きの蓋が軽く開き、重さによりすぐに閉じた。
その際に、

被害者の左乳首を挟んだのである。

小型とはいえ炊飯器の蓋はそれなりの重量があり、
重力に従って容赦なく閉まった蓋に挟まれた衝撃と痛みは
結構なものだったようである。
被害者は衝撃に打ちのめされながらも何とか食器を運びきり
悲鳴を聞きつけた配偶者に向かって

「挟んだ~、痛いよ~」

と訴えた。
配偶者はあまりの情けなさに涙目になりつつも被害者を気遣い
加害者である炊飯器を叱っておくべきか被害者に訊ねたが
被害者が必要無いと判断した為何も処分は下されなかった。

ちなみに翌日になっても被害者は多少の痛みがあるようで
「取れないか心配だ」
と語っている。
しかし痛い思いをしたにも関わらず学習能力はないようで
本日もノーブラである。
そして
「もう二度と炊飯器は運ばない」
と決意を固めているという事だ。下品な話ですまぬ。





難しいお年頃なのか。

2010-08-23 07:53:52 | 女の舞台裏。

派遣社員という形態で働き出してからだいぶ経った。
その間に、幸運にも縁あり結婚したのであるが
既婚者となってから少々悩みが出来た。

私は現在34歳である。※記事作成当初
ベビーブーム世代なので、派遣で行くどこの会社でも同年代が多い。
必ず先輩なり同期なりで接する事になるのであるが、
その中でも相手が女性でしかも独身であると
何とはなしに微妙~な空気になる事がしばしばあるのだ。

今の時代、特に都心部では30代で未婚でも珍しくない。
更にちゃんとした会社であれば、


その手のハラスメントになる可能性がある言動や態度に対して


それなりに社員教育もしているし(もちろん会社によって大なり小なり違いはあるが)、
バブルの頃のような婚姻の有無での失礼なアレコレは減った筈である。

私自身、「自分は絶対結婚出来ないな」と思っていた口なので
別に結婚してるからどうとか、逆にしてないからどうという事はない。
しかし相手によってはそうでない場合もある、という事だ。

今の職場は派遣社員の定着率が高く、私が受け持つ業務の前任者は
なんと9年目なのだという。
そこまで長いのに派遣というのも何やら勿体ない気がされるが、
他の派遣社員もそれぞれ5年前後だというので驚いた。
(派遣においては「『長期』と言ったら3か月以上~3年」という認識だった)
そこまで長くいると、ある意味お局な風格である。

そのお局な彼女が私に結婚しているか否かを尋ねてきたので
何の頓着もせずに「している」と答えた所、態度が急変したのである。
彼女は私と同年代だと思うのだが、彼氏と同棲していると言うので
安心していた矢先の不意打ちであった。

その手の女性たちで困る事は、
「結婚なんてくだらない、つまらない、不幸だ」
という事を私の口から聞くまで満足しないという点だ。
そんなに結婚を良しとしないのであれば、別に止めはしないので
勝手に独身を貫いていればいいではないか。

昨今、そういう思いをする事が重なったので
何だかなあという感じである。
したけりゃしろ、したくないなら口出すな、と思う。
何で変に張り合って来るのだろうか。

先述の女性は、私の結婚指輪を見た途端
「昨夜つまらない事で口論をしたが、
 すぐに仲直りしてごめんねのしるしに指輪を買って貰った。
 今日はしてくるの忘れたけど」
という話を上から目線でしてきて参った。
昨日の夕飯というが、平日で仕事から帰って支度してご飯食べて
その途中でケンカして仲直りして、



一体何時にジュエリー店に行ったの?
かなり遅い時間ではないかと思うのだが、遅い時間まで営業している店が


近所にあるなんて羨ましい。


それとも、もしかしてドンキホーテだろうか。



夕飯&晩酌の後、いくら彼女の機嫌を取り結ぶ為とはいえ
わざわざ外出して指輪を買ってきてくれる彼氏は確かにすごい。
彼女の指のサイズをきちんと把握しているという点からしても、なかなか珍しい男性だと思う。


。。。で、それってどこまで本当の話?

もちろんいい人もたくさんいるのだが、どこに行っても
「意味も無く張り合ってくる変な人」
が職場に一人くらいの割合でいるので悩み多きヨメ派遣なのであった。






リアルこけし。

2010-08-08 16:51:56 | 女の舞台裏。

私的な問題であまりに気持ちがモヤモヤしていたので、
スカルプケアついでに髪を切りに行ったら。。。

「こけし」にされてしまいました。






  
  
 参考画像。

誰がそんなに切っていいと言ったんだYO!
しかも、事前にちゃんと
「パッツンな前髪はやめてください」
と伝えたにも関わらず、ハサミの第一刀目からバッサリとまっすぐ切りましたね?
おい、ブサイク美容師何とか言えや!

。。。などと怒りをぶつけてみても、
切ってしまったものは仕方無い。。。というか戻らない。
致し方ないので、


必死にヘアワックスで何とかカッコ良く騙せないか散々試してみましたが、
いかんせん分厚く切られたパッツン前髪は誤魔化せず。
しかもサイドの髪はまっすぐ長いので、まさにこけし!
生けるこけし、リアルこけしですのよ!奥様!

我ながら怖いっちゅ~の!  
 →元パイレーツの片割れ(話には無関係)

はあ。。。
今日から新しい職場へ出勤だったというのに、
こんなインパクトありまくりな容姿にされてどうすりゃいいのだ。
すぐに覚えてもらえてラッキ~☆
などと、無理にバカっぽくポジティブに捉えて頑張るしかないのか。
悩みは深まるのである。伸びるの早いのがまだ救いだが。





金欠!金欠!また金欠!

2010-08-04 13:46:09 | 女の舞台裏。

独身時代の日記より。




職場を変わった為に、


新しい給料日までかなりの期間貧乏を強いられる事となった私。

貧しいです。


職場への交通費や食費などは必要最低限レベル賄えるくらいの余力はありますが、


それも何とかギリギリというレベルに過ぎず、日々ド貧乏に泣かされる毎日であります。
ああ早くまとまった給料が欲しい。
もうこんな貧乏生活はイヤだ。

あまりの貧しさに、最近の家での食事はもっぱら炊き込みご飯。
おかずがいらない所がお気に入り。
米は前もって嫌な予感がしていた為に魚沼産コシヒカリを購入済みだったので、


あとは素を安売り店で買ってきて←具を自分で作る余力もない。夜勤者の悲哀。
炊くべし!炊くべし!
ああ、米が美味いと何でも美味いよ!おかずいらずだよ!
毎日同じでも飽きないよ!
。。。ごめんなさい、ウソです。

いくら保守的と言われるA型の私でも、いくら米が激ウマでも、さすがに飽きます。
でも夜勤者の悲しい所で、スーパーのタイムセールの時間帯には買い物行けないんです。
高い値段の食材買う余裕もナッシングです。
しかも自炊する時間があったら寝ていたいんです。
そんな三重苦のオイラを可哀想に思って、彼氏がしょっちゅうメシを食わせてくれます。
仕事帰りに会いに来てくれ、メシまで食わせてくれます。

ああ、ありがとう彼氏。一生ついて行くよ。
ついて行くから、一生食わせてくれよ。

まあ彼も、それはそれで構わないようなのでついて行く事にします。
後で後悔しても取り消しは不可です。
世の中にはいい人がいるものだ。後悔先に立たずだぞ!




※※ 後日談:ちなみに、この彼氏が現在の旦那。相手にしてみりゃ、後悔先に立たず。