先日、忙しく電話対応に追われる我が飛脚事務所にお客様が。
どうやら不在で受け取れなかった荷物を取りに来た様子。
同僚が対応しようと近づき、私達が一斉にお客様を見た瞬間、一同がフリーズした。
す、すげえヅラだ。。。
そう、そのお客様は、頭髪を人工的に増量された方だった。
そういう方はたくさんいらっしゃると思うのだが(気づく・気づかないに関わらず)、
そしてそういう場合のマナーも接客業である以上、みんな人並み以上に持ち合わせているのだが
それでも一同を絶句させるような見事なヅラっぷりに
その場にいたみんなは数秒間金縛りにあってしまった。
まず、見た目がすごい。
「カラスの濡れ羽色」どころではないくらい黒々として、ありえないキューティクルである。
超絶な天使の輪である。
ポマードをつけても、そのレベルまで持っていくのは並大抵ではないだろうと思わせる。
そしてボリューム。
完全上げ底である。間に緩衝材としてスポンジが入ってそうである。
明らかに身長までも増量されている。一度で二度美味しい。
シークレットブーツならぬ、シークレット・ヅラである。
まあもとより、ヅラの存在自体がシークレットであるのだが。
そしてその形状。
ハリケーンでもセットが崩れないであろう強固な流れ具合であった。
質感もこう言っちゃ何だがリーズナブルな感じで、
東急ハンズか大中に売ってそうな雰囲気がぷんぷんしている。
テレビ番組で、ダウンタウンなどが色んなシチュエーションで
「笑ってしまったら竹刀でケツをぶたれる」というバラエティがあるが、
それのパンピー版のロケかと一瞬本気で思った。
今にもデデ~ン♪という効果音が鳴り響き、「全員、アウト」との宣告と共に
竹刀を持った連中がこちらに向かってくるかと思う程の衝撃であった。
始めに対応に出た同僚は、一瞬口の中で何かを噛み殺しボディランゲージで他の同僚に対応を譲った。
代理で対応に出た同僚は、下を向いたまま口数少なく応対。
私はその時、クレームの電話対応をしていた為
「奴を見ちゃいけない、奴を見るな!」
と自分に言い聞かせ対応。
しかし、そんな私の目の前に
「すげえわかりやすいヅラ!」
とご丁寧にメモ書きで伝達してくれる心優しい同僚であった。
ただでさえクレーム対応は気を使うのに、
マジでヤバかった、ヤバかったぞ~!!ドラゴンボール風に。
と真剣に怒りが湧いてくる私であった。
皆の心中をかき乱しつつお客様が無事お帰りになられた後、事務所内は騒然となり
「ありゃあ、絶対何かの罰ゲームだよ!」
という結論に落ち着いた。
私は以前「ヅラはクール便扱い」と言う事を聞いて知っていたので
そのお客様の荷物の種類を思わず調べてしまった。クールじゃなかった~よ。
その手の事柄に対しては
「自然の摂理なのだから隠す必要ナシ」
という持論の持ち主であるが、
あの人にはぜひもう一度会いたい。
ヒマで眠くてたまらない夜中など、もう一度来てくれないかなあ。。。
と待ち焦がれている今日この頃である。一発で眠気も吹き飛ぶインパクトだったよ。。。