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続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

くたびれた事務員同士のおしゃべり。

2010-07-27 08:50:09 | 働く人々。

私はいくつかの部署を掛け持ちしており、時間帯によって異動しつつ働いている。

仕事の中で一番くたびれるのは事務所業務である。
怒り狂った客のクレーム電話対応や、怒り狂ってご来店するヤの字の人のご対応、


そして面倒を押し付けてくる他店舗との戦いである。
その合間を縫って、入力だのFAX送信だの伝票関連の処理だの


精神的に疲労する仕事のオンパレードである。

今日はそんな事務所内の、事務員同士のおしゃべりをちょっと盗み聞きしていただこうと思う。

A:「今日も疲れたね~」
B:「もう帰りてえよ。。。」
A:「あ、あれどうした?何かさっきえらいモメてた奴」
B:「ああ、あれ?
荷物の紛失。 シャネルがン百万。返して!って大騒ぎ」
A:「紛失ならオレも抱えてるよ。アダルトグッズ10万円分。
   こっちも返して!って大騒ぎだよ」
B:「ああそれ?
ごめん、俺が使っちゃった。中古でいい?
A:「。。。」

。。。ほんの少しでも、事務所業務の大変さが伝わったかと思う。
接客業もなかなかラクじゃないものだ。今日も疲れた。。。







衝撃の来訪。

2010-07-27 08:40:51 | 働く人々。

先日、忙しく電話対応に追われる我が飛脚事務所にお客様が。

どうやら不在で受け取れなかった荷物を取りに来た様子。
同僚が対応しようと近づき、私達が一斉にお客様を見た瞬間、一同がフリーズした。

す、すげえヅラだ。。。



そう、そのお客様は、頭髪を人工的に増量された方だった。
そういう方はたくさんいらっしゃると思うのだが(気づく・気づかないに関わらず)、


そしてそういう場合のマナーも接客業である以上、みんな人並み以上に持ち合わせているのだが
それでも一同を絶句させるような見事なヅラっぷり
その場にいたみんなは数秒間金縛りにあってしまった。

まず、見た目がすごい。
「カラスの濡れ羽色」どころではないくらい黒々として、ありえないキューティクルである。
超絶な天使の輪である。
ポマードをつけても、そのレベルまで持っていくのは並大抵ではないだろうと思わせる。
そしてボリューム。
完全上げ底である。間に緩衝材としてスポンジが入ってそうである。
明らかに身長までも増量されている。一度で二度美味しい。
シークレットブーツならぬ、シークレット・ヅラである。


まあもとより、ヅラの存在自体がシークレットであるのだが。


そしてその形状。
ハリケーンでもセットが崩れないであろう強固な流れ具合であった。
質感もこう言っちゃ何だがリーズナブルな感じで、


東急ハンズか大中に売ってそうな雰囲気がぷんぷんしている。

テレビ番組で、ダウンタウンなどが色んなシチュエーションで


「笑ってしまったら竹刀でケツをぶたれる」というバラエティがあるが、
それのパンピー版のロケかと一瞬本気で思った。
今にもデデ~ン♪という効果音が鳴り響き「全員、アウト」との宣告と共に
竹刀を持った連中がこちらに向かってくるかと思う程の衝撃であった。

始めに対応に出た同僚は、一瞬口の中で何かを噛み殺しボディランゲージで他の同僚に対応を譲った。
代理で対応に出た同僚は、下を向いたまま口数少なく応対。
私はその時、クレームの電話対応をしていた為
「奴を見ちゃいけない、奴を見るな!
と自分に言い聞かせ対応。
しかし、そんな私の目の前に
「すげえわかりやすいヅラ!」
とご丁寧にメモ書きで伝達してくれる心優しい同僚であった。
ただでさえクレーム対応は気を使うのに、
マジでヤバかった、ヤバかったぞ~!!ドラゴンボール風に。


と真剣に怒りが湧いてくる私であった。


皆の心中をかき乱しつつお客様が無事お帰りになられた後、事務所内は騒然となり
「ありゃあ、絶対何かの罰ゲームだよ!」
という結論に落ち着いた。
私は以前「ヅラはクール便扱い」と言う事を聞いて知っていたので
そのお客様の荷物の種類を思わず調べてしまった。クールじゃなかった~よ。

その手の事柄に対しては


「自然の摂理なのだから隠す必要ナシ」


という持論の持ち主であるが、
あの人にはぜひもう一度会いたい。
ヒマで眠くてたまらない夜中など、もう一度来てくれないかなあ。。。


と待ち焦がれている今日この頃である。一発で眠気も吹き飛ぶインパクトだったよ。。。






着の身着のまま、一時逃避行。

2010-07-27 08:31:46 | 働く人々。

その昔、麻布十番のとある店で夜働いていた。
調理師をしていた頃の話だ。
勤務地が六本木方面だった為、深夜営業専門のコックとしてブイブイ言わせていたのである。
しかもコックのクセに、常にキャバクラ嬢に間違えられる派手さ加減だった。

勤めていた店は会員制で、付近にいくつかある系列店をいくつか掛け持ちしての勤務だった。
料金設定がバブル全盛の頃に比べれば格安になってはいたものの
それなりに高額だった為に、芸能人やスポーツ選手・大企業のエライさんなどが主な客だった。
従業員も接客部門は顔で選んでいた為、モデル・俳優の卵、元ホストなど


ドぎついメンツが揃い踏みしていた。

さて、私がメインで働いていた店は秘密クラブ的な要素が強く
店内はほぼ真っ暗、照明はキャンドルのみ。
各席は薄物の蚊帳で仕切られ、客を席に案内する時は蝶ネクタイをしたボーイが


足元を懐中電灯で照らして差し上げるといういかがわしさ満点なうさんくさい所であった。
イベントとしてSMショーを不定期でやったりしていた。私もサクラ客として鑑賞したりしてた。

当然、警察に目をつけられる。
ただでさえ消防法・風営法違反を承知で営業しているのは周知の事実。
しかも、不景気のご時世にイベントの際には客の残したキャビアで排水溝がつまる
という時代遅れのバブルくささ満点な体たらく。
十番に咲く仇花店として、日々たらたらと営業していた訳である。

そんなある日、系列の店から
「警察の手入れが入った」
と恐怖の連絡網が回って来た。
店長は青い顔をして、金庫に売り上げとその他のヤバイ物を詰め込み
それを抱えて「お前ら、早く逃げろ!」とすごいスピードでその場から消え去った。
呆然と立ち尽くす従業員達。
店長たるもの、こういう非常時にこそみんなをテキパキ指導し守るのが普通ではないのか?
店長が真っ先に従業員を見捨てて逃げるとは何事か。

しかし、言う間でもなくそこは普通の店舗ではなかったので、そんな常識は通用しなかったのであった。

しばらく呆然としていた従業員達だったが、グズグズしている暇はない。
徒歩何分かの距離にある系列店舗に警察が入っているという事は、


次の瞬間に踏み込まれてもおかしくない。
仕方なく私達は着の身着のままで店を飛び出した。
私と上司のチーフはコックコートにコックシューズ、ホールの男の子達はタキシードという


怪しい一団は、深夜の麻布十番で路頭に迷う事となった。
すごい絵づらである。

しかもあまりにあせって飛び出した為に、誰もサイフを持っていなかった。


皆制服だった為に、貴重品は私服と一緒にロッカーの中だったのである。
一文ナシで途方にくれる一同。
時期は秋口だったのだが、さすがに深夜は寒い。
金もなく震える一団は、世にも情けない心持でチーフの知り合いの営業する飲食店へ行き、
「後で払うからツケで食べさせて」
と世にも情けない頼みごとをするハメになった。
麻布十番の店において、そんな要求をする客は後にも先にも私達だけであろう。
コックコートの私とチーフは、「まかないを客席で食う図々しいコック」
周りに白い目で見られつつシケた気分でメシを食った。
タキシードのホールの男の子達も、「接客もしないでまかないを食う図々しいホール」


のように見られ、片身が狭そうであった。

そんな大騒ぎをしたにも関わらず、
「結局警察は来なかったようだ」
と店長から連絡が入り、一団は店に戻った。
そして朝まで普通に仕事をした。
常に危機感は抱いていたが、本当に大丈夫かな、ここ。。。と私は思った。

私が辞めてから2年ほど後に、この店は閉店した。
何と従業員への告知は、閉店3日前だったと言う。
早い所見切りをつけて良かった事だよ、と心から思った。


でもなくなっちゃったのは惜しい気がする。面白い店だったのにな。







出社拒否未遂。

2010-07-26 12:49:51 | 働く人々。

私の仕事開始は夜の七時。

この時間帯と言うのは昼勤のドライバー達が帰社し、社内は発送で多忙を極める修羅場なひとときである。
たくさんの荷物が延々とベルトコンベアの上を流れ続け、


それを各地域ごとに分ける荷ひきに課長をはじめ(時には店長も)役職付きも総出で忙しく働く。
動作を早める為か気分を盛り上げる為かは定かではないが、


その時間帯は場内に大音響でアップテンポの音楽が流される。

その選曲をしているのは二人いる課長のうちの一人で、
彼は見た目がとても若くて腹筋がパキパキでとても男前なのだが
いかんせんしつこいのが玉にキズなお方だ。
というのも、一度気に入った曲があると延々とそれを流したがるという、
いわゆるバカの一つ覚えな傾向が強いのである。

ちょっと前まで、発送中のBGMはずっとglobeであった。
あまりにも繰り返し繰り返し流されるので、
フィライダン~ス♪またはどこまでも~♪もしくはお~ど~る~き~み~を見て~♪


のフレーズがその後の業務中にも従業員の頭をグルグル回って苦しむ事になる。
そんな怒涛のglobeラッシュ延々一ヶ月ほど続き、そろそろ従業員の限界が近づいた頃に


やっとBGMが変わった。
ホッとしたのもつかの間、
今度はtrfであった。
イェイイェイイェイイェイイェイ ウォウウォウウォウウォウ♪

と連日流れる小室サウンド(しかも古い)。
当の課長はグッタリする従業員の様子にはまるで気づかず、
イ~ジドゥダンス♪の音楽に合わせて笑顔でスクワットをするご機嫌ぶりであった。

そんなエイベックスの亡霊に従業員の精神が破壊されそうになりつつあった頃
やっとBGMの変更があった。
次は初期の安室か華原朋美か?もしくは大穴でMAXか?という
大方の予想を大きく裏切り、
マイアヒ~♪
という陽気なウラ声が場内に響き渡った時、


すべての従業員は終わった。。。と絶望感に肩を落とした。
しかもバージョン違いをエンドレスである。
延々マイアヒである。
気が狂っちゃうよ~!
と悲鳴を上げる従業員。
2~3時間延々マイアヒを大音響で聞かされるのは拷問に等しい苦痛であった。
それは延々2週間続いた。。。

私と同僚の女子はマイアヒを聞くと憂鬱になるという症状に見舞われ、危うく出社拒否に陥る所であった。
夜七時に仕事を開始してマイアヒの攻撃を受け、仕事が終わる間近(勤務は七時まで)の朝六時に


再度マイアヒの曲が流れてくると一日が逆一回転して振り出しに戻ったような気になるのだ。
始まりもマイアヒ、終わりもマイアヒ、
もうやめて~!!

しっかし、よく飽きないというかどういう神経してるんだろう?
今はなぜかtrfに戻っているが、まだ曲のバリエーションがあるだけマシである。
先日帰宅する課長の車を見かけたが、大音響でtrfをかけながら走り去っていった。
場内で聞いているのと同じ曲である。
やっぱりバカなのだ。
と確信を持った一瞬だった。
いつかこの苦痛が辞める理由にならないか心配である。







何でもお届け致します。

2010-07-26 12:40:02 | 働く人々。

クレームで一番多いと思われる内容、それは
荷物が届かねえぞ、ゴルァ!!
というもの。
大抵は「この荷物が届かない為に○○出来ません!」というお怒りの言葉がセットになっています。

たとえば、


「荷物が届かないので夕飯が食べられない!恐らく中身はサンマ。


「どうしても明日着て外出したい!」洋服・下着の場合。デートか?勝負なのか?


そして先日青くなったのが、
「朝一番の 手 術 に間に合わない!」


そんな人命に関わる物を、どうして飛脚で送るのか?とのツッコみはさておき。


そして某大手企業(液晶テレビなんかの大手)の、


全世界支社が集まるプレゼンテーションで使用する新製品。もちろん極秘。他社に漏れたら大変な事に。
そんなに大事な物を、貴重品扱いにもせず普通に送ったらしく
危なく荷物紛失で大変なことになるところだった事がありました。

しかし、10年ほど前はわが社もまだまだ元気だった頃で、クレームも今よりも過激だったようです。
現カスタマー課係長がまだ新人だった頃に
「お骨が届かないので葬式が出来ない!」
というクレームがあったそうです。
係長は驚き、上司に「骨なんか送っていいんですか?!」と聞いた所、
「バカヤロウ!何でも送っていいんだよ!
と逆に怒鳴られたとの事。
ウェディングドレスが届かず結婚式が出来ない!
というクレームの比じゃないインパクトだった、と係長は遠い目をして語っておりました。
もちろんこれは昔の話。
今はお骨は送れないのであしからず。
大切な人の骨くらいは、自分で持って帰りましょうよ。ね?
皆様、荷物を送るときはくれぐれも常識の範囲内で。
よろしくお願い致します。マジで。







とても気になる。

2010-07-26 12:38:01 | 働く人々。

私は業務の内容上、全社員の名簿を持っている。
この名簿、社員コード・氏名・入社年月日・生年月日が記載されたリストなのだが、


昼勤・業務課のお局様の行だけ生まれた年が何者かによって削られている。


他の人が持っている名簿も調べたが、全部そういう処理が施されている。

そういう事って許されるの?
っていうかそういう事を出来る力が彼女にはあるのか!
他にも女性はいるのに、彼女だけである。
真相がとても気になる。






今が何時か知ってるかい?クレイジーな時間だぜ!

2010-07-26 12:33:41 | 働く人々。

昨夜、休憩が一緒になった意中の彼とおしゃべりに夢中になってしまい、


気がつくと休憩時間を大幅にオーバー。

私のいる部署はみんな家族!が身上であり、
自前のボールペンを勝手に使用の上持ち去られ紛失されても、
夜食用にと買ってきておいたパンを当たり前のように断りナシに食われても
だって、みんな家族だもん!
との係長の一言でノー問題になってしまうようないい加減さであるので
まあいいか、20分や30分の遅れくらいな!と余裕こいて戻ったら、


店長が出勤して座っていた。

さすがにビビった私。だって時間は朝の4時。
何で店長がこんな早朝にいるんだよ、重役出勤というコトバを知らないのか?
祝日で激ヒマだった為、自分の好きな音楽をガンガン流し本を読みつつ爆睡していた


私のパラダイス電話番勤務は崩壊。
大体、ウチの店の店長サマは休みナシの連日朝5時半出勤。
仕事熱心なのか?というとまったくそうではなく、むしろ「周囲の従業員の仕事を邪魔するのが仕事」


無邪気な「かまってちゃんもしくは困ったちゃん」タイプである。


よっぽど家庭に居場所がないのだろうか。


うちの部署の家族的な雰囲気に惹かれて来ちゃうのだろうか。
気の毒だとは思うが、迷惑だからやめて欲しい。と周囲の従業員一同は願っている。
私もハッピーから急転直下のブルーな気持ちに泣きたくなりました。
どうか自分の家庭に居場所を見つけて下さい。頼むよ。







別れの訳。

2010-07-26 12:28:32 | 働く人々。

前回、「ウチの店、離婚多すぎ!」てな内容の事を書いたが、今回は離婚の理由についてなど。

仕事が多忙で家庭を顧みない、ギャンブルなどで金銭的についていけない、女関係


。。。と理由は色々あるが、飛脚内でとても多いギャンブル好きの中の離婚原因で
「私と馬とどっちを取るの?!」
と奥さんに詰め寄られ、
「馬。」
キッパリ答えて離婚した人や、一時期役職付きの間で大流行した出会い系で女の子を引っ掛け、


実際に会っていた事がバレて離婚したなど、聞いてるだけでイヤんなっちゃうなあという理由が目白押し。
大体、流行るなよ。出会い系。

もうみんな、女大好き!って感じである。
私たち少数女性陣がやたら大事にされているのも納得な気がする。

聞けば聞くほど、ドライバーの人達ってデンジャラス。。。と思う私であった。






飛脚内結婚生活調査。

2010-07-26 12:23:42 | 働く人々。

昨夜仕事が一段落して涼みがてらタバコを吸っていると、


仕事が終わったドライバーさんがアイスをおごってくれた。

美味しくいただきながら、ふと
「飛脚は離婚率が高いという噂だが、本当か?」
と尋ねてみた所、出るわ出るわ。。。

飛脚って、離婚・再婚者の巣窟じゃん!

と愕然。


主任以上の役職の人間では、順調な結婚生活を送っている方が少数派。


と言うより順調な人がほとんどいない。。。
まああくまで「ウチの店では」という事だが、噂はあながち間違いでもないと確認致しました。

また更に驚いたのは、ヤングの結婚事情。
どう見ても幼い二十代前半のドライバーの既婚率が高いのと、


既に離婚を経験してる人の多さに再度ビックリ!
見かけはそこらの大学生なんかと変わらないのに、人生波乱な様子。

それにしてもウチの店、既婚者ばっか。
顔がいいのは歳に関わらず絶対結婚しているし、


バツイチでも一体何股かけてるかわかんない奴多すぎ!

今更ながら飛脚の恐ろしさを実感しまスた。男前ドライバーには裏がある。。。かもしれない。







謎の書置き。

2010-07-26 12:17:14 | 働く人々。
                         





私ととても仲のいい同僚のいる部署は所属人数が少なく、普段は同僚が一人だけ

時間帯によってヘルプが入る形態になっている。

我が職場は昆虫王国と別名呼ばれるほど虫が多く、とても都内とは思えない。
先日は屋上の駐車場にコオロギが大量発生し、有り得ない数のコオロギがひしめいていた。
奴らは台風で飛ばされたのかいつの間にかいなくなったが、

それでも未だにどこへ行っても室内で鳴いている声がする。
少し前まではセミが電灯に体当たりし、気絶した奴らが頭に降り注ぐという恐怖も味わった。
とどめに、この都内で天然モノのカブトムシとクワガタまで確認され、

興奮した私が写メに撮って見せびらかす(上写真)といったニュースもあった。

そんな我が店の最近の常連はカマキリである。
あちこちで見かける。
当然、仲のいい同僚がいる部署にも出没していた。
これだけ虫があふれた環境にも関わらず、店の人間は大体が虫嫌いであり

ゴキブリが出没しても
「いや、俺は今殺生してはいけない週間なんだ」
と突然宗教を信仰しているフリをしたり、急に用事を思い出し
その場を逃げるように去って行ったりと男らしくないことはなはだしい。
その同僚も、誰も退治してくれる人間がいない為に日々カマキリの恐怖にさらされていた。

そんなある日、ちょっと席を外した同僚が部署に戻ると
「カマはもういません」
とA4サイズにヘタクソな字ででっかく書かれた書置きがあった。
誰かがこっそり退治してくれたのか?
はたまたカマキリからの家出の書置きか。
首をかしげながらも、平和になった室内に喜んでた同僚だったが
その背後にはしっかりと大型のカマキリがいるのに私は気づいた。

ますます書置きの謎は深まっていくのだった。







漱石、大洪水。

2010-07-25 08:28:31 | 働く人々。

毎日夜の12時近くになると、日次処理に入る為に会社内のシステムの一部が使用出来なくなる。
その為、私をはじめ同部署の人間は、明け方まで強制的に自由時間へと突入する事となる。

私の最近のブームは青空文庫で日本の名作を読む事である。
ちょっと前は芥川にハマっており、泉鏡花を経由して、現在は夏目漱石の「こころ」を読んでいた。
熱中して読み進むうちに、ふと手が滑って印刷ボタンを押してしまったような気がした。
が、プリンターが動作する気配がなかったので
「気のせいか。。。」
と放置してまた読み進めていた。

しばらくたって、同僚が
「何かプリンターがフル稼働している音がするような。。。」
と首をかしげて席を立った。
事務所内にプリンターは2台あり、印刷を指示してから実際にプリントされるまで多少のタイムラグがある。
最近はプリンターの調子がすこぶる悪く、印刷指示を出してもうんともすんとも言わない事も


しばしばだったので、
「誰かがプリントアウトして忘れていたものだろう」
くらいに思って注意を払わなかった。


が、次の瞬間バタバタとした足音と共に、
「夏目漱石がすごい勢いで印刷されてます!」
と同僚がすでにプリントアウトされた分の紙の束を持って走ってきた。
。。。や、やばい。


「こころ」といえば、長編である。
焦って見に行くと、プリンターはこんな時ばかり日頃の怠惰さも忘れてすごい勢いで印刷しまくっていた。
折も折、店長が「経費削減」を声高に叫び、電気代節約の為に
勢いあまって電気を使わない浄水器まで撤去するという暴挙に出ている最中である。
バレたら、用紙代を給料天引きも充分有り得る。

とりあえず用紙入れの引き出しを開け、動作を一時停止させ指示を取り消そうとした。
が、気を利かせた誰かが引き出しを閉めてしまい
また冒頭のページから印刷が始まってしまった。
しかもすごいスピードでのプリントアウトである。
普段イライラしながら印刷を待っているのがウソのようだ。
おろおろしている内に、


Kがお嬢さんへの恋を主人公へ打ち明ける部分まで印刷されてしまったので、
ジタバタするのはやめにした。

印刷された大量の名作は、「読んでください☆」のメモと共に、


席を外していた同僚の机に置かれる事となった。
戻って来た同僚はそれを見て、
「これは俺宛のメッセージなのか?」
と悩み、私に
「これの中に俺の足りない部分があるって事?」
と聞きに来た。
その人は主人公の「私」や「K」や「先生」とは似ても似つかない快楽主義者であった為、


何も得るものはないと判断された紙の束は証拠隠滅としてシュレッダーへ消えた。

資源のムダ使いをしてごめんなさい!
どこかで森林が消えたら、私の不注意のせいです。。。と深く反省した私であった。








クビの条件。

2010-07-25 08:19:12 | 働く人々。

最近、仕事中猛烈に眠い。

それは暴力的な眠気で、何をしていても睡眠の世界へ拉致されるがごとくである。
判子を押した姿勢のままやマウスをクリックする途中で、その姿勢のまま熟睡してしまう。
眠っている最中は周りの気配や物音にも全く気づかない。
恐ろしい事だ。

あまりに居眠りが連日続くので、


外部のドライバーさんにも「こないだ居眠りしてたでしょう」と指摘される始末。
積荷を下ろす男の子達も、「事務所のお姉ちゃん居眠りしてるよ」って言われたよ、と私に教えてくる。


でも、どうしても眠っちゃうんだよ!どうしようもないんだよ!

係長が出勤して来る時間帯に眠くなる事が多いので、何回か目撃されている筈だ。
しかし、何より恐ろしいのは店長に見つかる事である。
今までは何とかタッチの差で目覚めて事なきを得ているが、いつ見つかるかわからない。恐怖だ。

周囲の人間に「眠ってたら起こしてください!」と念入りに頼み込んでいるにも関わらず、


誰も起こしてくれない。
みんな私が眠るのを静かに見守っている。


男性ばかりの中の女だからだろうか。


そういう時ばかり男女差を持ち出されてもありがたくない。




「そんな事じゃあクビになんかなんないッスよ」
「ええ~?何でそんな言い切れるんですか?!」
と食ってかかる私に、彼は静かに
「いや、会社のパソコン盗んだ奴いたんスけどクビになんなかったッスからね。
 居眠りくらい大丈夫ッスよ」
と笑顔で答えてくれた。

それって犯罪じゃないですか!

どうやら、業務妨害を狙って業務用端末を盗んだ人間が過去にいたらしい。
それでも異動止まりだったという。
一度雇った人間はちょっとの事じゃ辞めさせない、とは噂に聞いていたがそこまでとは。。。

な~んだ、気にして損した!

これからは心置きなく堂々と爆睡出来ます。。。って問題ではもちろん無く、


眠り込みそうな時間帯に別業務の手伝いを入れられる事になりました。
しかし、その手伝いも定時に上がれないとか腰に負担がかかるなどの理由で


心配した同僚が上にクレームを入れ、もしかしたら取りやめになるかもしれない雲行きです。

ダメ人間にならないように、自分に厳しくを心がけて頑張ります。





店長に見つかる恐怖に耐えかねた私は、飛脚歴10ン年のベテラン男性に相談した。
「このままだと、店長に見つかってクビになっちゃいますよ!」
と必死に訴える私に、その人は首をかしげながら
「いや、それはないと思いますよ」
キッパリ断言した。



不幸の伝票。

2010-07-25 08:16:05 | 働く人々。

昨夜発行された伝票の住所、「○○橋4丁目」という部分が誤字で
「○○は死4丁目」となっていた。

会社→会社の荷物伝票のようだったが、何とも不吉な字面である。


取引先から恨まれているのかと邪推してしまいそうだ。

ちゃんとよけといたので、出荷した会社の人は感謝して欲しいと思う今日この頃。





メロンを志村食い。

2010-07-25 08:10:45 | 働く人々。

私の所属する部署は頂き物が多い。

頂き物と言っても贈られる訳ではなく、仕分け中や集荷時に破損した物や
長期不在で静かに腐っていく生モノなどが主である。


そういう荷物が出た場合、
届けられないモノはしょうがねえ。
または
悪くなっちゃうともったいないもんね!
とばかりにありがたく頂いてしまう事にしている。

先日、受取人が長期不在の為にそのまま行くと腐りゆく運命のメロンを丸ごともらった。
私自身はメロンは嫌いなのだが、周りの人が喜ぶだろうと切って色んな人に勧めてみたが


反応はイマイチ。


私の周囲の人々は、みんなメロン嫌いであったのだ。ショボ~ン。

仕方なく、その場にいた私を含めた3人で、大ぶりに切ったメロンをスイカのように志村食いした。
しかも、そのメロンは甘くなく大変まずかったので
「まずいなあ、もっといいモン寄こせよ」
悪態までついた。

それから数日たって、ずっと不在にしていたメロンの受取人から
「メロン、どうなってます?」


と連絡があった。
私が受けたのではないので、どう対応したのかは定かではないが
食った張本人達は、
「もう食っちまったよ」
「いや~、まずかった~!」
「今度からもっといいのを送ってもらうといいYO!」
と言いたい放題であった。

そのような普段の行いの悪さを考えると、
いつかバチが当たるだろうと覚悟している。出荷人サマ、ご馳走様でした。







荷物の破損と従業員。

2010-07-25 08:05:25 | 働く人々。

最近は暑い日が続くので、ドライバーさん達に夕方スイカが支給されている様子だ。

私も一度相伴にあずかったが、正直まずかった。
支給の際には、各課・各班ごとに整列し点呼をとった上で配られている。
課長いわく「うん、規律は大事だな」との事。意味不明。

しかしこのスイカ、集荷した荷物の破損品ではないのか?という疑惑が浮上しており、


何やら申し訳ない気がする。
先日もダンボール7ケース分のお子様カレー(レトルトパック)
破損品として「ご自由にお持ち下さい」と配られていた。
ダンボールに入っているので強度はそれなりにありそうだし
レトルト食品がどのように破損するのか?
という疑問も残るが、とりあえずみんなの夕食として持ち帰られたようだ。


ただお子チャマ用なので、大人には味が甘く量が少ないという難点があったらしいが、


小さいお子様のいる上司によると
「おいしい!と喜んで食べていた」そうなのでそれなりに美味だったのだろう。
だろう、というのは私が持ち帰ろうとした時には、独身者が大量に持ち帰った後で跡形もなかったからだ。
破損品で潤う飛脚従業員。。。とちょっと肩身が狭い気がしないでもないけど
次回は伊勢海老でも破損しねえかなあ
と思っているのは私だけの秘密。ウフ。