自動車整備工場で見かける、床から車体ごと持ちあげるリフトの
メインコントローラーボックスの防雨カバーを製作しました。
写真では判り難いのですが、スイッチ部分の天板は台形で、サイド面も
前側に傾斜しています。
依頼を受けた時は、毎日使うわけでないので上からボックス状のカバーで
と言う話でした。
防水でしっかりした生地を選定しているうちに、使用する度に
持ち上げて外して、また掛ける方法だと、面倒じゃないかなぁ~~
使わなくなってしまわないか? と言うことになりました。
また、外したり、かぶせたりだと、作業上、どうしても筐体に対して大きめに
って、なってしまい、見た目もよろしくないですね~~
そこで、操作時はスイッチ部分のみフタを開ける形にしてみてはと提案し、
現物、現場確認で採寸に伺いました。
微妙な形状の他、背面に熱排気孔もあることが確認できました。
そこで、背面はジャンバーの背中のような通気の切り替え段重ねにしました。
左サイドパネルにフックかけしてあるリモコンケーブルも問題です。
カバー本体にケーブルポケットを縫い付けるという案もありましたが、
操作性&収納を考えて、建屋の柱にフック掛けにしてはと言うことにしました。
ケーブルも、カバーをかぶせたまま使えるようにケーブル位置に
象の鼻のようなカバーを縫い付けました。また、ソケットの抜き差しできるように
差し込み部分から
操作スイッチ部分は各スイッチに合わせて穴を開けた1㎜厚の透明塩ビを
縫い付けました。
開閉式にフタは取り外しもできるように背面はマジックテープで固定してあります。
また、閉めた時の固定マジックテープは、正面だと見栄えが悪いので
両サイドで止めるようにしました。
ただ濡れなければ・・・と思って簡単にカバーを、って事になりがちですが
外してどこかに行ってしまったり、使いにくかったりで、使わなくなったりすることが
よくありますよね?
大切な機械を、きれいに長く使う為に色々と考えてカバーを特注するのも
ありですね
今回使用した生地はエステル帆布でした。
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