部屋の圧迫感を生み出さず解放感を演出できるのがローソファーです。
今回は長年愛用した本革の一人掛けローソファーです。
高齢になった父親が立ち上がる時に大変そうだから、座面を
10㎝以上、高くあげて欲しい。そして、ひどく傷んでいる訳でないけど
カバーをかけて雰囲気も変えたい。 と言う依頼です。
座面を上げる方法を色々と検討しましたが予算もあることなので
カバーをはがす事をしないで、150mmの椅子足を取り付けることにしました。
最初は木枠に直接メスボルトを椅子底に直に取り付け底脚から出た
ボルトをねじ込む方法で取り付けました。
しかし、椅子生地のスカート部分、隠し布部分などが緩衝して
長く、安心して使って頂くには少し不安に思い、ボルト受けナットを
しっかり固定できる筋交いパーツを作成する方法にしました。
脚は少し内側になりましたがぐらつきが無くなりました。
カバーになる生地はサンゲツの椅子生地から選んだ物ですので
ほぼ、張替えと遜色ない見栄えになりました。
椅子カバーと言っても普通にイメージするカバーでなく、ほぼ張替えと
同じ型紙を作成して太糸で縫製して、パンパンにかぶせてあります。
しかし・・・指定された生地を預かった時は、どうなのか~と思った柄の
生地でしたが、出来上がってみると、なかなかですね
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