はるかはるか昔、歌舞伎町のミラノ座のボウリング場でナンパをした。こちらは男三人。相手は隣レーンのやや年下と思しき二人組。
お互い、何ゲームかが終わり、飲みに行く話が存外スムーズにまとまった。
『いざ鎌倉』という時に人数が合わないので、後輩に「お前、帰れ」と冷酷な仕打ちをしてしまう。(笑)
歌舞伎町の中だったか、靖国通を越えたか、のスナックに入った。ややあってから、カラオケしようぜ!タイム。
連れが小声で『大丈夫なのかよ?』と。『任せなさいっ!』と胸をたたく小生。
さて、(タイプじゃないほうの)女の子が、いの一番にリクエストしたのが、かの『ふたりの愛ランド』。ヒットした次の年の初秋だった。
このブログでも何度か書いているが、カラオケには自信満々の小生。
嗚呼、それなのに、それなのに、、。「上手の手から、水が漏れてしまった。」、、大量漏洩。
最近こそ、キーが下がっているが、当時は高音が延びるのを自画自賛していた。
しかし、である。石川優子のパートの後にくるチャゲのキーが、想定外に高かった、のである。
・・パニック。・・惨敗。
我がカラオケ歴史上の最悪の「黒歴史」だ。
座はドッチラケ。その後の記憶はほとんど消去されている。(でも、タイプの方の女の子は、若い頃の松嶋菜々子っぽかったような記憶が、幽かに。(汗))
飲み直しに行く元気もなく、尾羽うち枯らした男二人。ほぼ無言で、新宿ペペの通りにあるカプセルホテルにたどり着いた。
・・・K、あの時、ちーとも、俺のことを責めなかったお前は、いい奴だよ。今さらだけど。(苦笑)
「デュエットの有線マイク絡み合はざれば渇きぬレーザーカラオケ(新作)」
少し官能的に詠んでみた。
さすがに歌詞カードは既になかったが、通信カラオケは未だし、の時代であった。
不尽
忘れられない一曲②
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