オヤジっちの週末超スローライフ

箱根旧道・箱根蕎麦

「ツールドちば」から早1ヶ月。気が付けばブヨブヨデブデブのスタイルに...。そんな折、広葉樹さんから「紅葉を見に山中湖へ行こう」と誘われ、メタボなカラダにむち打って「ほうとう」を食べにることを目的に久々のランに行くことにしました。出発前夜にザリガニから電話があり「こないだコケた後遺症で手首が痛いから短いコースなら参加したいんだけど」と連絡をもらい、自分自身も首を寝違えてちょっと辛かったので、広葉樹さんに相談してコースを箱根に変更してもらうことにしました。広葉樹さん曰く「山中湖も箱根もあまり変わらないと思うけど...」

7時30分に広葉樹さんと待ち合わせ、まずはザリガニとの合流ポイントいつものコンビニを目指します。1ヶ月ぶりのロードにちょっと違和感を感じながらも30Km平均で巡行し約束の8時30分前には合流ポイントへ到着。朝食を済ませザリガニを待つが、来ない!。段々、広葉樹さんの顔色が変わってきて、「ヤバいな」と感じ始めた頃にのんきな言葉を発しながらザリガニが現れた。朝食を済ませてきたとの言葉に益々ムッとしている広葉樹さんを促すように「では出発しますか!」と声をかけ箱根を目指すことに。広葉樹さんの先導で心地よいペースで走っていると、アッという間に風祭のコンビニに到着。すると...


ザリガニがスローパンク。しかも空気を入れるのが面倒だとかで「ガスボンベ持ってない?」ときたもんだ!

遅れてきた上にガスボンベとは。「コヤツ絶対今日はカメラマンにしてやる」と密かに思いながらコンビニを後にする。予定ではココから国道1号線を走って芦ノ湖を目指すはずだったのが、紅葉を見に来たマイカー族があまりにも多かったので「すいてる旧道を走ってみる!」な~んて冗談が本当の話になり、七曲がり経由で芦ノ湖を目指すことになってしまった。


禁断?の七曲がりを目指し三枚橋を左折。まずは畑宿を目指します。

三枚橋を左折すると周りに民家があるものの、それなりの傾斜が続いている。アッという間にインナーロー。メタボなオヤジっちには辛すぎる旧道の始まりでした。


予想通り交通量は少なかったが、予想以上に傾斜がキツかった。

三人でオジャベリしながら高度を稼いで行きます。人生の寄り道をしていた頃、ザリガニとよく通っていた天山温泉を通過しダラ~と走っていると畑宿へ到着。ザリガニが「休んで行く?」と言ったが、休んだところでインナーロー。そのまま畑宿を通過しそのまま七曲がりへ突入することに。


畑宿は寄木細工で有名だが、旧道沿いのせいか観光客はマバラだった。

畑宿を通過し更に傾斜がキツくなってくると「♪~箱根の山は天下の険...」の始まりです。前半が予想以上にキツかったせいなのか、七曲がりの始まりではそれほど傾斜を感じずにのんびり走ります。


七曲がり最初の左コーナーだが、Vサインで余裕のザリガニ。

箱根の紅葉はやっぱり11月中旬から下旬が見頃なのかもしれません。紅葉らしさを全く感じることなくひたすら上ります。標識によると畑宿から芦ノ湖まではたったの5Km。て、ことはこれから益々傾斜がキツくなるのか!?。ここからはザリガニカメラマンのカメラアングルでレポートします。


箱根新道との立体交差地点を立ち漕ぎで通過。オヤジっちにとってロードのギア比ではもう限界。しかも路面には溝が刻んであるし...。


シクロとは思えない走りでグングン上がってくる広葉樹さん。


新道の赤い橋が見えてきた。「半分くらい来たのだろうか?」と思いながらひたすらペダルを漕ぐ。

思えば箱根の旧道を走ったのは何時の頃かと考えてみたのだが全く記憶がない。もしかしたら「初体験?」なんて考えながらとにかく漕ぐ。旧道は国道1号線と違って七曲がりにさしかかると全く流せるところが無い。踏んでないとコケてしまうくらいの傾斜が永遠と続いている。


サイクルメータが電池切れで全く機能せず何キロ走ったのかも判らずひたすら旧道の傾斜に喘ぐ。


旧道カメラマンの大役を果たしたザリガニ。先週コケてしまい痛い右手を上げてカメラに応える。バーエンドの角度がズレてしまったまま走っているのが、いかにもザリガニらしい...。


コンビニをスタートしてから1時間弱で峠の茶屋に到着。あまりに混んでいたのでそのまま通過した。

お玉が池の上りを越えると後は下り。芦ノ湖までの短い下りを楽しむ。紅葉なんてまだまだなのに芦ノ湖は何故か観光客で賑わっていた。


遊覧船をバックに芦ノ湖で記念撮影。11月上旬とはいえ結構寒いよ~!

さて、箱根と言えば蕎麦。今日の昼食は観光客価格だがデカ海老天が売りの「深生」にした。まだ11時なのでそんなに混んでいなかったのだが、相席になってしまい熟年夫婦の隣に座ることなった。


ココが深生蕎麦。夏には行列ができる観光客相手のそば屋。


これが深生の天ぷら。衣だけでなく実もしっかり詰まっていて食べ堪えがある。麺は細めんシコシコタイプです。

腹も満腹になり、さてど~する?。まだ12時前。温泉たまごを食べに大涌谷へ行こうかと思ったのだか、既にマイカー族で大渋滞していると思い、それなら「仙石原でススキを見物しながら団子を食べよう!」と言うことで行き先決定。湖尻まではなにげで上っているのだが、湖尻から先はもう上りは無いと思いアウターオンリーで突き進む。止まりそうになると立ち漕ぎを入れ湖尻に到着。思いっきり足を使いきってから仙石原を目指すと、なんとチョットした峠が待っていた。「ココまできたら今日はインナーは使わん!」と決めダラ~とまったりとひと汗かくと仙石原のススキが目に飛び込んできた。


ここまでパッとしなかった箱根の紅葉だが仙石原のススキは圧巻!。残念ながら観光客が多すぎて団子は食べることが出来なかった。

仙石原を後にして強羅を目指す。途中から大雄山に抜ける林道を下ることにしていたのだか、ひと上りあるとのザリガニの見解に、「もう上りはイヤ!」の広葉樹さんの鶴の一声でそのまま国道1号線を下ることにした。思ったより渋滞も無く箱根湯本に到着。ゴブリンのワガママで干物屋に立ち寄ることにした。


地元では割と有名な「前田商店」。まだ2時前だというのにめぼしい干物は売り切れていた。

この時期は4時までが勝負。ひんやりしてきた小田原を後にして国道1号線を大磯に向けて出発する。広葉樹さんが積極的に先頭を引いていると、作業服を着たロードレーサーに遭遇。追いかけるが中々速い。国府津の上りでようやくヤッツけ後はのんびり大磯のコンビニを目指す。コンビニで一休みしてここでザリガニと別れることにした。

金目までのんびり巡行し測道に入るとチョと先にロードの二人連れが走っていた。信号のタイミングで見えなくなってしまい適度な速度で巡行していると再び前方に二人連れが見えた。追いかけるつもりは無かったのだが、結果的に愛甲石田付近でパス。後は惰性で巡行し3時30分に到着。

秋のひとときをのんびり走るつもりだったのですが、箱根旧道を走る119Kmは十分過ぎるくらい走りがいがありました。でも久々に自転車に乗ると、やっぱり楽しいですよね。

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