朝7時前の小田急で小田原に向かう。熱海で静岡行きに乗り換え三島で下車。ところが小田原で使えたPASMOが三島で乗り換える時は使えない。ちょっとしたハプニングに小旅行気分になる。現金清算し修善寺を目指す。修善寺まではローカル線の旅だ。
三島からはローカル線に揺られ修善寺を目指す。
ゆったり揺られながらウトウトしていと9時前に到着した。ミニベロなので準備は簡単。しかし移動に関しては携帯性には優れているが重いのが難点。
修善寺駅は週末なのに人も少なくとても静かだった。
記念撮影を済ませ9時20分に出発したが、あまり下調べをしてこなかったので道に迷ってしまう。今日はのんびり走りたいので国道を避け対岸の県道を南下する。車も少なく走りやすい。
川を覗いてみると水が透き通っていた
突然現れた意味不明の看板?
旧下田街道の入口にあった看板。洪作少年って誰?
国道と合流して一汗かくと浄連の滝に到着。
滝の脇にはわさび田がありました。
当然お決まりは「わさびソフト」。初級、中級、上級があって中級を食べてみました。今までに無いわさびソフトで美味い!。気のいい店員で上級(激辛)を一口食べさせてくれました。浄蓮の滝に来たらお奨めのお店です。
浄蓮の滝をあとにして天城峠を目指します。段々傾斜もきつくなってきたのでインナーにチェンジ。一人旅なので時間配分もいい加減だし、面白いものがあれば撮影のためにストップするし。ダラダラ鼻歌まじりにポタリングを楽しむ。途中、道の駅があったが車で来た時に寄ったことがあるのでパス。何となく空が広くなってきたと思ったら旧天城峠への分岐に到着した。旧道に入るとすぐにダート道になった。ツーリング用のタイヤとはいえ1.35のスリック仕様。スリップしないようにインナーローでゆっくり上って行く。ランドナーで林道を走るとこんな感じなのかなーと想像しつつのんびり走っていると旧天城トンネルが見えてきた。このトンネルは国重要文化財に指定されているほかに「日本の道100選」「日本百名峠」にも選ばれています。
旧天城トンネル前で記念撮影。
トンネル内から外を見るとこんな感じ。よくパンフレットに使われている光景だ。
トンネルの中にはガス灯風の照明が設置されていた。
以前このトンネルを歩いて越えた時は真っ暗な中を怖い思いをした記憶があった。しかし今はボンヤリ電灯がともっていてノスタルジックな世界になっている。まるでタイムトンネルの中を走っているようだ。怖いという感覚は全くなくとても心地よかった。
トネンルを通過するとあとは下るだけだが国道に戻るまでダートの下り。スリック+1.35×20インチ+リジット+分割フレーム=超~ヤバ!。ビビりまくりながら国道に辿り着いた。あとは舗装道路だか想像していたより下りが急。小径車でマックス59Kmの世界はロードだと70Kmくらいの体感スピード! 身の危険んを感じた。アッという間に七滝ループ橋へ到着。
一度このループ橋を自転車で下ってみたかったんです。
ついでに七滝峡の大滝にたちよってみた。学生時代に来た時は多くの人で賑わっていたが、何か寂れた感じしてちょっと寂しい思いをした。再び国道に戻り河津を目指す。DAHON用に開発されたSCHWALBE KOJAKはオンロードではコーナーリング性能も悪くないし直進安定性も悪くない気がする。但し今年から変更されたFハブの影響でタイトな下りのコーナーリングが今ひとつ。川沿いに、まだつぼみの桜がチラホラ見えてくると河津だ。ちょうど今日から桜祭が開催さていた。
飯田家前の河津桜の原木はもう満開。桜まつりはこの桜を基準に開催されているらしい。
桜祭の時期限定の峰温泉大噴湯公園での温泉吹き上げ。地上30Mまで温泉が吹き上がる光景は壮大!だか、周りは雨のよう...。
地元では名物になっているらしい「さんま寿司」。率直な感想としては鯵寿司の方が...。
旅の疲れをとるにはヤッパリ温泉。「踊り子温泉会館」に立ち寄った。この温泉は町営の温泉だが、内湯、露天風呂、打たせ湯、ジャグジー風呂、サウナまで完備されていて、露天風呂は河津桜を眺めながらお湯に浸ることが出来る。
町営とは思えない「踊り子温泉会館」
汗も流しスッキリしたところであとは河津駅まで走るだけ。温泉会館脇の桜トンネルを抜けるとそこは...誘惑の宝庫だった。アユの塩焼き、串焼き、焼きそば、キノコ汁...。耐えきれず道草を食ってしまう。ミニベロの良いところはこういった時にポジションが簡単に調整出来るところだ。サドルを下げてハンドルを上げれば屋台戦闘ポジション。視界も良好ですぐに立ち止まれる。だから痩せないんだよね~。
まだ5分咲きだったが、桜のトンネルは最高でした。
予定よりかなり遅れて河津駅に到着した。予定していた特急は既に発車してしまい普通列車で帰ることになった。仕方なくホームで缶ビールでも飲もうと売店の前を通りかかったら、駅弁売りのお兄ちゃんに「オジさん、駅弁半額にするから買って行ってよ!」と声を掛けられた。その駅弁に目をやると、ナ、何と、駅弁甲子園(毎年、京王百貨店で開催)で買うことの出来なかった「とろ金目鯛の塩焼き弁当」が有るではないか。500円で一つ買うのではオヤジがスたる?と思い「両方、買ってやるよ」と鯵すしも購入して何と1050円。かなり得した気分でホームに向かった。
「とろ金目鯛の塩焼き弁当」は超~ウルトラお奨め! 夕飯で美味しく頂きました。
ホームのベンチでビールを飲みながら電車を待ているとアナウンスが流れてきた。すると普通列車という割にはおしゃれな電車がホームに入ってきた。乗ってビックリ!。展望列車。
特急列車みたいな感じがする普通列車
客席はパラダイス!海に向かって展望ラウンジになっていた。
窓の外には夕暮れ時の伊豆諸島が見えていた。
しまった!普通列車と聞いていたので缶ビールと缶酎ハイ1本しか買っていなかった。缶ビールは既にホームで飲んでしまった。この景色を前に缶酎ハイ1本で済む分けがない。伊豆高原駅で3分間停車するとのアナウンスに「行くしかないナ」と腹を括り、ホームに停車すると同時に買い出しに向かった。田舎をナメテはいけない! ホームに売店はなく階段を駆け上がり改札まで走るが売店は無い。事情を話して改札を抜けてようやくアルコールを発見。バカップルがのんびりお金を払っている脇で、「先に悪いね!」と割り込み無理矢理に缶酎ハイを購入し再びダッシュでホームに向かった。そのあとは熱海まで至福のひとときを過ごし大満足。病みつきになりそうな超ユル小径車一人旅でした。
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