
今年の富士芝桜ツアーは、多くのメンバーと楽しく走ることができました。
毎年恒例になりつつある富士芝桜ツアー。一昨年前は単独、昨年は3人、そして今年は9名のメンバーが集まりました。
参加したのはツールド佐渡完走を目指すALL OUTさん、サバンナの掟を完走したザリガニさん、FIJI FESTAを控えた広葉樹さん、ヤビツ39分台の監督、監督より速いプロのKUROボンドさん、日本横断でご一緒したスレンダーさん、しまだ組でご一緒するランクルさん、そして鉄人シルキーさんとゴブリンの総勢9名。
H態系の凄いメンバーが集まりました。どうなることやら...。
コースは獲得標高約2800mの山岳コース220Km。ALL OUTさんとランクルさんは今回が自己最長走行記録なるそうです。
昨年は午前5時30分にスタートして完全に日没になってしまったのですが、一昨年前は同じ時間にスタートして午後6時に帰宅できたので、集合場所までの各メンバーの走行距離を考えると30分遅らせて午前6時出発に決定。
山中湖から本栖湖まで国道を走って富士五湖ツアーを省略すれば、なんとかなると思っていたのですが、風が吹くことを忘れてました...。
午前6時前に全員集合。さて出発と思ったら、Team三連敗お決まりの...。

KUROボンドさん集合場所のコンビニでパンク。三連敗はこれがないと始まらないのか(笑)
仕切りなおして6時半に出発。9名の先頭って後ろの様子が全く分かりません。風邪気味で体調も良くないし、とりあえず土山峠の入り口までマイペースで先頭を牽きます。

ALL OUTさんがすでにKUROボンドさんに煽られて?います。

ザリガニさんは三連敗ジャージで参加です。今日こそあの芸が復活か?

中心の人は知らない人です(笑)。後方がランクルさんと広葉樹さん。

スレンダーさんはNewバイクのBHカーボンで参加です。

怪我から復活したシルキーさん。長距離再開ですか!?
<お詫び>
監督は先行していたので撮影できませんでした。
土山峠から宮ヶ瀬の分岐までは監督、KUROボンドさんの生脚コンビと走ります。生脚だとクルクル回してないと寒いそうで、ゼーゼーハーハーで走らせて頂きお陰様で体が暖まりました(笑)。脚も使いましたが...(泣)
宮ヶ瀬の分岐で誘導係りを務め、青野のコンビニまでは後方でダベリングしながら走ります。休憩後は「どうし道の駅」まで各自マイペースで走ります。
最後尾でスタートしてランクルさんとダベリング。しまだ組でご一緒しますが話す機会がなかなかなかったので、しばらく並走させてもらいました。
前々から気になることがあったので「大変失礼ですが、おいくつですか?」と尋ねると、聞き間違え?と思えるような回答が...。どうしてその歳でこんなに速く山岳コースを200Km以上走れるんでしょうか?
しまだ組は鉄人の宝庫なんですね(笑)。
両国橋付近からはALL OUTさんと広葉樹さんと一緒に走ります。広葉樹さんがクボのつり橋でトイレ休憩とったので連れションすることにしました。
先行するメンバーには申し訳なかったのですが「風邪気味の時はきゅうりに味噌をつけて食べなさい」と遺言に書いてあったのでツイツイ...。嘘です。
きゅうりを頬張っているとザリガニさんがやってきて「美味そうだな」と一言。先行する4人を除いてみんなで自主休憩になってしまいました(笑)。
きゅうりパワーで元気になったのでALL OUTさんを追いかけて一足先に出発します。散々脚を使ってやっとの思いで追いつきしばし並走。ランクルさんが200m先を走っているというガセネタを鵜呑みしてしまい(笑)追いかけることにしました、が、全くその姿が見えません。
あまりの速さに呆れながら全力でアタック(汗)。すると先行していたKUROボンドさんが道の駅から引き返して通過していきました。「もう戻って来たのかよ!?」。道の駅が移転して近くなったのでしょうか?(笑)
それでも諦めずに走っていたら都留の分岐の手前でランクルさんの背中を発見。何を食べたらいつまでもそんなに速く走れるのでしょうか?

富士山をバックに撮影していたら広葉樹さんにあっさりパスされました。
都留の分岐の信号待ちで二人に追いつきそのまま道の駅へ。みんなが集まるまで休憩です。

しばし陽だまりの中でおしゃべりタイム。楽しいひと時です。
前半の難関、山伏峠はシルキーさんと並走してのんびり走ります。ダベリングしながら走るのは久しぶり。黒姫高原の長い登り坂を一緒に走った時のことを思い出しちゃいました。
すると再びKUROボンドさんが引き返してきました。こちらに気付いているはずなのに通過して下って行ってしまいます。
しばらくして今度は凄い勢いで登ってくるとこちらに見向きもせずに抜き去っていきます。結局、KUROボンドさんはトレーニングを兼ねて山伏峠を一往復半してしまいました。人間の範囲を完全に超えてます。「どんだけ速いんだよ!?」(呆)。
山伏峠を越えれば、山中湖まで下ってのんびり走れます。

山中湖まで来ると富士山が綺麗です。ここはおススメの撮影ポイントです。
山中湖から本栖湖までは国道138号線を進みます。ところが厳しい向かい風で思うように進めません。精進湖から先は渋滞にも阻まれ悪戦苦闘。午後1時に本栖湖の松風に到着。昼食はもちろん!

鹿カレーです。臭みもなくこのボリュームで1000円はみんなに好評でした。

昼食後は富士芝桜の会場へ一汗かいて移動しました。これで七分咲きです。

撮影ポイントにはたくさんの観光客の姿が。

芝桜の絨毯からは甘い香りが漂っていました。今年は入園料のもとはとれたかな。
富士芝桜の会場からは朝霧高原を抜けて富士宮方面に強烈な向かい風の中を下っていきます。下っているより逆に登ってくるほうが楽ではないかと思いえるほどの向かい風です。
コンビニで補給してから県道72号線を抜けて国道469号線を進みます。この国道は精神修行の道なんですが、今日はなぜか監督とバトル?
と言うのは監督が国道469号線恒例のアウター×トップ縛りにチャレンジ。以前、KUROボンドさんと一緒に私もチャレンジしましたが死ぬほど辛いです。
ところが監督はものすごいスピードで登って行き、あっという間に千切られてしまいました。ここでオヤジ魂に火がついてしまったのです。
「アウター×トップに負けるわけにはいかない」
すぐに追いかけますが、追いつくどころかどんどん離されていきます。しかしこの先には傾斜のきつい区間があります。因みに以前チャレンジした時にKUROボンドさんは余裕で通過していましたが、私はこの区間は歯が立ちませんでした。
諦めずに追いかけていると立ち漕ぎで凌いでいる監督の姿を発見。傾斜のきつい区間で追い抜きそのまま逃げに入ったのですが...。
しばらくすると監督の声が後方から聞こえたと思った瞬間にぶっちぎられてしまいました。
あっという間に20メートルは離されてしまいましたが、ここで諦めたら中年オヤジの名が廃る。雄叫びを上げながら追いかけます。
疲れが見え始めた監督を捉えて逆襲アタック。これで決まったと思ったら再び後ろにピッタリ付かれます。今度抜かれたらもうダメ。
渾身の力を込めて全力でアタック。これで勝負あり。
中年オヤジの面目を何とか保ったものの、アウター×トップで走っていてここまで速いとは。ヤビツ39分台の実力を実感しました。「どんだけ速いんだよ!?」(呆)。
富士サファリパークを越えれば後は下り基調で走れます。御殿場の手前にできたイートインがあるコンビニで休憩した後、途中で日没を迎えてしまいましたが大井松田までみんなで下って行きます。
大井松田でザリガニさんとお別れし、国道246号線を進み伊勢原でKUROボンドさん、その先の県道22号線の分岐でシルキーさん、スレンダーさん、ランクルさん、ALL OUTさんとお別れし、監督と広葉樹さんの三人で厚木を目指します。
予定より2時間半遅れの午後9時前に自宅へ到着。
計画の甘さがあって、参加してもらった方にはご迷惑をおかけしてすみませんでした。今後はもう少し余裕をもって走りたいと思っています。
個人的には大勢の仲間と楽しい時間を共有できて最高の一日でした。これに懲りずまたよろしくお願いします。
お疲れ様でした。
Dst:215.4Km Ave:22.8km Max:63.8km