シロツメクサの白い花が咲き、アジサイが色づき、庭の隅でひっそりと真っ赤なバラが咲いてます。
3日前の写真ですが、今日はもう違う景色になっていて、ひまわりに来るたびに季節が移っていくのを感じます。
タイサンボクも木の上の方に花をつけていました。この時期大きな葉が落ちるので、掃き掃除が欠かせません。
今日も暑いです。
タイトルの件は続きに入れました。
去年から政府がフリースクール等支援で動き始めていましたが、先日超党派の議員連盟が「多様な教育機会確保法(仮称)案」を発表しました。
保護者が子どもの「個別学習計画」を作り、市町村の教育委員会に申請し、審査を受ける。認定されれば教委職員やスクールソーシャルワーカーが訪問して助言する。国や自治体は家庭への経済的支援も検討する。(朝日新聞の記事より要約)
この経済的支援は、教育バウチャー制度を考えているようです。教育バウチャー制度とは、政府が保護者に授業料などに充当できる現金引換券(バウチャー)を支給することにより、子どもの選択肢を支援しようというもの。(不登校新聞の記事より)
この法律が子どもにとってどういうものか、よく考えないといけないと思います。
学習計画を何をもって審査し、認めるんでしょう?学校で型にはめられるのをつらいと感じる子どもが、これでいきいきと学べるんでしょうか?家に居ても学べることはたくさんあります。いわば生活すべてが学びの材料で、そこから何をどう学ぶかは子どもや家庭にまかせてほしい、というのが実感です。子どもが学校に来なくても、学習内容は行政がコントロールしたいから、こんな形になるんではないかという気がします。
さらにバウチャー制は、子どもがバウチャーを使わなければ、フリースクールなどには支援は届かない仕組みですね。また、不登校の子どもに対して数が足りないので、塾なども参入させるのではないかと思います。そうすると、子どもの取り合いになり、小規模だったり、受験のサポートなどの「売り」がない場所は淘汰されるのではないかと思います。
何より、学校で傷付いた子どもの逃げ場がなくなってしまうのではないかととても心配です。
先日、学校の先生方と一緒に学習会をしましたが、今や学校も「居場所」としての役割を切り捨て、学力と体力をつけること、政府の考え方を教え込むことに重点を置いています。それも、極力民間にまかせる方向で。これでは、先生が「子どもの話を聞く」なんてことはますます難しくなると思います。
学校に行っていてもいなくても、子どもの声に耳を傾け応えてくれる大人との関係が、子どもには必要です。子どもが信頼できる人との関係に支えられて育っていけるように、大人が今出来ることからやっていかないといけないなあと思います。
また何か思いだしたら書こうと思いますが、とりあえず気になったことを書きました。