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スネイプ先生に開心術!!

スネイプ先生に関する考察です。

永遠に俺様の下を去ったのは

2005-07-13 23:42:58 | 4巻以降
ヴォルデモートはスネイプのことをどのように思っているのでしょう。
ヴォルデモートは蘇った日、死喰い人に向かってこう言っています。「一人は臆病風に吹かれて戻らぬ……(中略)一人は永遠に俺様の下を去った……もちろん、死あるのみ……そしてもう一人、最も忠実なる下僕であり続けた者は、すでに任務に就いている」(4巻33章p.451)この「去った一人」がスネイプであるかどうかは明らかにはされていませんが、スネイプだとする説が多いようです。
闇の印を持ちながら、駆けつけなかったスネイプ、カルカロフ、クラウチJr.の3人。カルカロフは逃げ出したし、クラウチJr.は既に任務についていると考えれば、永遠に去ったのはスネイプとなるからです。また、ローリングさんが、「多くのファンサイトで正しい答えを出している」と言っていることから、スネイプは永遠に去ったとヴォルデモートは認識している、と思っていいのではないでしょうか。

「死あるのみ」と言っておきながら、スネイプの身に何も起こらないのはなぜでしょう?
スネイプは泳がされているのでしょうか。
私はヴォルデモートが単にスネイプに手を出せないだけではないかと思っています。
ホグワーツの中にいるかぎり、古くからの呪文で護られ中に住むものの体と精神的安全が確保されている、とスネイプも5巻で説明しています。姿現しも姿くらましもできません。スネイプはホグワーツ以外では、騎士団の本部に度々行きましたが、そこはダンブルドアが「秘密の守り人」になっているのでヴォルデモートも見つけることはできないはず。
ハリー達が魔法省に乗り込んで行った時も、行き先を推測したのはスネイプでしたが、他の騎士団員と一緒に魔法省に行くことはせず、禁じられた森にハリー達を探しに行きました。禁じられた森もホグワーツの敷地ですよね?4巻でクラウチ氏(父)が来た時、忍びの地図に名前が出ていたようですから。
スネイプは護られた場所以外には行っていないのではないでしょうか。
となると、今後ホグワーツや騎士団本部以外の場所にスネイプが行くような場面があったら、その時は・・・壮絶な死が待っているかもしれません(泣)
スパイでなくても、ホグワーツを出て行う仕事というだけで命懸けの任務になりそうです。

命懸けの任務と言えば、ハグリッドたちが巨人を仲間にしようとしたように、何かを仲間にしようとしているとは考えられないでしょうか。
「――消え去った巨人を呼び戻そう……(中略)そして、誰もが震撼する生き物たちを、俺様の下に帰らせよう」(4巻33章p.449)とヴォルデモートが言う『誰もが震撼する生き物たち』を仲間にしようとしているのがスネイプではないか、というものです。あまり、“らしくない”ですが。

6巻の取り扱いについてのお願い
二尋はハリーポッターの原書の6巻を予約してあり、16日には手に入ると思います。
手に入り次第読み始めますが、ここでは、邦訳本が出版されるまで6巻の考察も、6巻を考慮した5巻までの考察も行いません。6巻を踏まえたコメントは邦訳本が出版されるまでご遠慮ください。
しかし、読み終わるのはいつになることやら。
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命懸けの任務

2005-07-08 23:31:28 | 4巻以降
スネイプが行っている命懸けの任務とは、いったい何なんでしょう?以前と同様スパイでしょうか。
ヴォルデモートが復活した夜、ダンブルドアは「君に何を頼まねばならぬのか、もうわかっておろう。もし準備ができているなら……もし、やってくれるなら……」と言い、スネイプは「大丈夫です」(4巻36章p.542)と答えています。

もうわかっている、というのは『以前と同様』という意味でしょうか、または『既に依頼済み』ということでしょうか、どちらとも取れますね。
ヴォルデモートが復活した直後なのに「準備ができているなら~」と言っています。心の準備も含めて以前から準備をしていなければこうは聞かないと思います。
となると、以前に依頼したものの準備ができているなら、という意味でしょうか。では、以前とはいつでしょうか。
私は、ペンシーブに現れたスネイプの顔が「あれが戻ってきています……カルカロフのもです。~」(4巻30章p.374)と言った時がそうではないかと思っています。これは記憶なのでさらに以前になりますが。
この報告をしているのは、ハリーが禁じられた森でクラウチに会い、校長に知らせようとしてスネイプに邪魔された時ではないかと思っています。ガーゴイルの裏の隠れ階段からスネイプはでてきていますから、それまで校長室にいたということになるので。校長室で闇の印が濃くなってきていることを報告し、今後の方針について話し合っていたのではないでしょうか。5月の最終週のことでした。

スネイプはその時から、あるいは闇の印が濃くなってきていることに気付いた時から密かに準備をしていたのでしょう。準備というのは、魔法薬の材料集めでしょうか。やっぱりポリジュース薬を作っているのでは?
でも、任務自体スパイかどうか疑わしいですが。
というのは、学年末パーティでハリーがスネイプを見ながら今もスパイをやっているのだろうかと考えています。「――またしてもその任務に就くのだろうか?もしかして死喰い人と接触したのだろうか?本心からダンブルドアに寝返ったわけではない、(中略)時の来るのを待っているのだというふりをして?」(4巻37章553)こんなにはっきり書かれた通り、ハリーの推測通りの展開ってあるのでしょうか?穿った見方ですけどね。
5巻での閉心術のレッスン中に闇の帝王が死喰い人たちに何を話しているかを調べるのは自分の仕事だと言っています。これも言葉通り捉えていいものか迷うところです。読者を驚かせるような任務内容を期待しています。

それにしても「もし、やってくれるなら……」というのは随分控えめな言い方です。さらにその後、ダンブルドアは微かに心配そうな色を浮かべて見送っています。
この描写、たまらなく不安になります。いつもダンブルドアは悠然と構えているじゃありませんか。なのにこの時はなぜ心配な様子を見せたのでしょう?その身を案じるほどの非常に危険度の高い仕事なのでしょうか。私にとっては死の宣告をされたも同様です。どんな内容かは必ず明かされるでしょうが、どうかどうか命は大切にして下さい、先生。
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死喰い人

2005-07-05 23:57:54 | 4巻以降
スネイプが死喰い人になった理由は今のところ全く明らかにされていません。なぜ死喰い人になり、なぜ辞めたのか、非常に興味のあるところです。
私はスネイプがヴォルデモートの僕として、その威を借りて、人々に恐怖を与えることを目的として死喰い人になったとは思っていません。自分自身の興味のために近づいたのではないかと考えています。

スネイプは入学したとき既に7年生の大半の生徒より呪いを知っていたと、4巻でシリウスが語っています。家庭で教え込まれたのか、独学で学んだのかわかりませんが、闇の魔術に興味を持っていたのは確かなようです。5巻での最悪の記憶の中では、闇の魔術に対する防衛術のOWLの試験中は夢中で答案用紙に向かい、試験後も問題用紙に没頭していましたから。
また、ヴォルデモートは4巻で“俺様の目指す物”として“死の克服”であるとし、ハリーを殺そうとした呪いが跳ね返っても実験のどれかが功を奏して“死ななかった”と言っています。以前から実験を行っていたということですね。
スネイプはヴォルデモートが行っている実験に魅せられて死喰い人になったのではないでしょうか。実際4巻では古い闇の魔術により魔法薬の中からヴォルデモートは蘇っています。スネイプは学生時代だけでなく、死喰い人時代にも闇の魔術や魔法薬の知識を得ていたかもしれません。実験にも参加していた可能性もあります。
ですが、知的好奇心で近づいたものの、死喰い人として人を殺す命令にも従わねばならず、地獄を見たかもしれません。4巻でカルカロフは、死喰い人の中でも“ヴォルデモートの命令を実行している主だった支持者”の一人としてスネイプの名前を挙げています。かなり危ない仕事をしていたと思われます。そんな中で割り切れない思いを募らせていったのでしょうか。心の中でヴォルデモートと決別する決定的な事件があったのではないかと思うのですが、それが何なのか、今は妄想も思いつきません(汗)
コメント (2)
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