敏夫日記

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初夢

2006年02月11日 | 日記・エッセイ・コラム

2月11日(土)

 たぶん今年に入って、初めて夢を見た。

 とても現実的で、怖い夢だった。

 その内容はというと…。

 場面は、消防の出初式だった。

 いつもなら各員配置に着き、それぞれの役割分担で作業を行うのだが、夢ではなぜか、自分ひとりで放水準備をしていた。

 水利の確保、給水管・ホースの装着、筒先の準備等…、ところが、やる作業、やる作業、機械も調子が悪くことごとく失敗に終わった。

 そして、とうとう放水はできなかった。

 みんなから白い目で見られ、地域の方や親友にまで「何もできないじゃないか」と言われてしまった。

 「俺のせいかよ!」って叫びたかったけど、言えなかった。

 悔しくて、悔しくて…。

 …と、ここで目が覚めた。

 目が覚めた時、夢か現実か区別がつかないくらい落ち込んだ。(泣)

 それは、夢だったけど、案外当たっていたからだ。

 今まで自分は、人から与えられた環境で、うまく(ズルイ意味で)やってきただけで、本当はひとりで何もできない。

 やっているような振りをしているだけで、まったく本気じゃない。

 仕事も家庭も趣味も…何もかも、適当だったような気がする。

 35歳を目前にして、本当に目が覚めた。そろそろ自分の人生を懸けて、何かをやらなくてはいけない。

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