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ニセコのダチョウ牧場(第2有島だちょう牧場)

ダチョウの孵化から解体まで行い、命を頂く事、牧場を営む事で得た、学びや気づきを記録しています。

食品ロスとハチドリのひとしずく

2021年10月30日 | 日記
食品ロスとハチドリのひとしずく

今日は食品ロス削減の日という事もあって、私たちの食品ロスについての考えを書きます。

私たちのお店と工房で扱う食品は皆様のおかげで、コロナ禍で大変な時期も有りましたが、今年も食品ロスをほぼゼロにすることができました。

だちょうさんのウインナーとフランクフルトも完売です。

数が足りず、今受け入れている学生さんに食べていただけないのは残念ですが、多くの方に大切に食べて頂くことができたと満足しています。

この取り組みはお肉やどら焼き等を自販機で販売し始めてからずっと続けてきました。

工房を始めた頃は欠品ばかりしてしまい、ご迷惑をおかけしたのは大変申し訳無かったですし、種類も少ない為ご満足頂けない方もいたと思います。

けれども、命を無駄にするようなもったいない事はしたくないという想いを大切にしている私を理解してくださり、「無理しなくていいよ」と言っていただける事業者様やお客さんに助けられて、今年も頑張れました。

牧場の動物達から日々の恵みと学びを頂き、生産と販売をする中で、命を頂いて生産した食品を無駄にすることは出来ません。

子どもたちに命を頂く事を伝えながら、自分自身にも問われ続けている大切なテーマです。

また、ダチョウ産業を通じて町内外の産業廃棄物になる物を積極的に利用し、飼料とすることで資源を大切にする取り組みや子どもたちへの農業体験やSNSへの発信を通じて、より良い未来に向けた取り組みに力を入れています。

例えば、食べ切れずに無駄になる物を買わないことや、飲食店で残さない量の注文をすること、必要以上食べないことなどの小さなことを子どもたちにすすめています。

ちょっとしつこいと思われそうな頻度でSNSに発信していますが、世界的な気候変動の状況や生物多様性の危機を鑑みると静かにしていることが難しい状況であり、だちょうさんという面白い生物に関わらせて頂ける立場を最大限活かさなければならないという想いが強くあります。

私たちが行なっていることは地球全体から見れば日本の片隅にある小さな畜産牧場の小さな取り組みですが、これからも粛々と続けたいと思います。

大きな視野を持って、世界の問題を我が事と捉えられる人が少しづつでも増えていけばと願います。


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