突然、目が覚める。
ぼんやりした頭の中で、自分は介護職なのだと思い出す。夢の中で食事介助をしていた。
誰をどの順番で食事をとってもらうか、夢の中で必死になって考えていた。
自分の仕事に対する責任感が、夢の中でもしっかりと現れているようだ。
しかし、現実は違う。
実際は夢の中なので、本当ならば家で寝ている自分には食事介助すべき人はいない。
施設にいる入居者様を、家から食事介助する事はできない。
そう思いながらも、頭の中で繰り返される食事介助のイメージが止まらない。
飲み込みの確認と、適切な量の食塊。
夢の中でも仕事をしているという感覚が、なぜか気持ちを引っ張るように続いていく。
食事介助は終わらず、時間だけが過ぎていき、焦燥感のみが募って行く。
夢の中での自分は、介護職としての使命感に突き動かされるように、決して諦めずに食事介助を続けている。
その熱意が、夢の中でも鮮明に描かれているようだ。
しかし、夢はいつも現実を反映しているわけではない。
夢から覚めると、私は母の排泄介助と食事介助、服薬介助に水分補給を行う日常に戻る。
現実の介護現場では、心身ともに大きな負担を強いられることも多いが、それでも私は自分の仕事に誇りを持ち、精一杯のサポートを提供し続けている。
夢から覚めても、介護職としての自分自身は変わらない。
夢の中でも現実でも、私は誰かの支えとなる存在であり続ける。
介護職という仕事は、きついことも多いが、その分、やりがいも大きい。
夢の中で感じた責任感や熱意を、現実の介護現場で存分に発揮できるように、日々を精一杯生きることを決意する。
介護職という夢を、決して諦めることなく、未来に続けていきたい。
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