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押山祐二建築デザイン事務所
横浜で設計事務所を営む56歳
日々の生活、趣味の話、たまに仕事のことも・・・





写真は、まだCDが普及する前に購入した
坂本龍一のレコード5枚。
中学生~高校生のころは
レコード1枚買うのが
とても大変だった記憶がある。

YMOに熱狂し、
武道館の「散開ライブ」に2回も行ったのが
1983年、中学3年生のとき。

その後のそれぞれのソロも
しばらくは惰性で聞いていたのですが、
いつの間にか、あまり聞かなくなってしまった・・・

1993の東京ドーム「再生ライブ」にも行ったけど
それはもう、懐古的感情で
新しいものを追いかける意識ではなかった。


あらためて、順を追って
YMO後の坂本龍一の作品を聞いていくと
やっぱり、この人すごいや、と思います。

10年くらい前、
元YMOの3人へのインタビューの中で
音楽発表の媒体の変化について問うものがありました。

質問の意図はおそらく、
「レコード」→「CD」の変遷についてで、
YMOが活動していた当時にCDがあったら?
っていう回答を期待したものだったと思うのですが、
坂本龍一は、すでに
ネット配信について語っていて、
  『今まで、レコードやCDという「ディスク」を買っている、
  という意識で居て、
  あのディスクが3000円前後するものなんだ・・・
  ってみんな思ってたわけだけど、
  実はそれはまったく違ってて、
  ある楽曲を、どのプレーヤーで何回再生できるか?とか
  何回までコピーできるか?という「権利」を
  買ってたわけなんですねぇ。
  ネット配信の仕組みを考えていくと
  そういうことがわかって面白い・・・』
と言っています。

僕はまだ、パソコンも持っていないころ。

同じインタビューの中で
細野さんは「まだインターネットには興味がない」なんて言ってます。
(3人に別々の場所でインタビューしてます)


普通のミュージシャンと、世界のサカモトの差を感じました。



コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
じゅうべいさん (おっしー)
2007-01-26 08:04:37
おっしゃる通り。

「流行を追う」時点で
それは人より先を行ってない。

まだ売れてないミュージシャンを
「いい」と発見するためには
たっくさんの無名なアーティストを
聞かなければならない。

 
 
 
「先見の明」って (じゅうべい)
2007-01-26 08:01:08
多分、新しい物事に敏感な人って
その分野について良く勉強している人だと思うんです。
新しい物事にたくさん触れることで
センスが磨かれていっているのでしょう。
いい研究者は逆に流行を追い過ぎず、
人々が見過ごしているようなものはないかを
必死になって探します。
 
 
 
じゅうべいさん☆ (おっしー)
2007-01-25 15:54:01
僕が最初にPCを買ったのが98年。
仕事で使う人はもうたくさん居たけど
家にPCを持つこととしては
そんなに遅いほうでもないはずなんけど・・・
ISDN接続で「人より速い!!」って
満足してました。
でも、
やっぱり詳しい人に
「すぐ常時接続の時代になるよ」って言われた。
新しいモノ好きなので
すぐADSLに替え、またすぐ光に替え・・

買った当初は、
自分がブログを書くようになるなんて
まったく想像しませんでしたねぇ。

今思うと、CGアートって
自分向きな職業だと思うんだけど
就職したときは
まだパソコンに興味が無かったよ・・・
NEC98とか使ってる人は居たけどねぇ。

やはり、
坂本龍一にしてもCGアーティストにしても
一線で活躍する人ってのは、
音楽や美術のセンスに加えて
「先見の明」を持ってますよね。
 
 
 
10年前って… (じゅうべい)
2007-01-25 08:08:26
1996年ごろ?
私もパソコンを持つか持たないかのころ。
パソコンマニアが遅い回線にもめげずに
必死になって絵や文章やデータを
転送したり交換していた頃。
マニアでない一般人が
インターネットに触れるなんて考えにくくって
(さすがにこれは1992、3年ごろか)、
音楽一曲が回線で短時間で送れるなんて想像もできない頃。
私がメールを日常的にするようになったのは1997年です。
世界のサカモトは違いますね。
 
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