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今日の一枚!

そこらへんの風景や自然をテーマとして、スナップとコメントを綴っていきたいと思います(^^)。

「月天心」の解釈

2008-12-14 07:55:08 | Weblog
月天心貧しき町を通りけり

有名な与謝蕪村の句です。
この句は,「月」を季語だと解釈され,「秋」に分類されていることがある(多い)ようです。「月天心」で検索しヒットたページでは,このように「秋の句」とされていました。

でも,「月天心」は冬の季語だと,私は思いますし,そういう解説をしている本やページもこれまた存在するようです。

文学のことは全然わかっていないので,何とも言えませんけど・・・。
「月天心」の月が,満月だろうが何だろうかどーでもいいとか,あるいは満月だったら何でもええんや!というなら,話は別ですが・・・。

でも,想像するに,「言葉」って,その成り立ちは結構厳密なのだと思うのです。
以前,いつか書いたような気がしますが,昔の人々は,四季折々や月々の現象の違いには,現在の私たちとは比べものにならないくらいに敏感だったハズです。今とは比べものにならないほど,「刺激」が少ない昔には,生きていく上で自然観察が欠かせなかったハズですから。特に,季節や日々の推移を知る上で,「月」の形や位置,傾き方がポイントだったと想像されます。
というワケで結論! 「月天心」とは,旧暦11月または12月の満月が南中している様子を表す言葉に違いない,いや,そうだったに違いない・・・ということでいかがでしょうか?!

文学は文学者の仕事,月や星のことは天文学者の仕事というふうに,互いが袂を分かちまくってしまわずに,お互いの知恵を共同で活用することも大事ですよね。
とくに,子ども達が学校なんかで勉強するときに,「これは国語の勉強」「これは理科の勉強」なぁんていう線引きをしないで,学べればいいなぁ・・・と私は思います(^^)。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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月天心 (よさ ぶそん)
2017-02-28 00:41:55
与謝蕪村は、旧暦8月2日に
月天心の俳句を句集帳に
書いています。
したがって、秋の句になります。

ワトソンくん、その理由がわかるかね?

答えは、そのうちに
yahoo知恵ノート
与謝蕪村と月天心の謎
でホームズが謎解きをするそうです。
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