一夜明けて、今日は平城宮跡を目指します。
平城宮跡に程近いホテルに泊まった私たちは、ホテルでレンタサイクルを借り、さあ、出発・・・
と、「待てよ。お金あったかな。」昨日一日歩き回って、結構財布の中身が寂しくなっています。
先ずはお金を補充しなければ、何となく不安になります。
ホテルの従業員の人に、「ここら辺に郵便局はないですかね。」と聞くと、
「うーん、この近くには無いですね。」といいながらフロントの奥から地図を持ち出してきて、
「新大宮の駅の近くまで行けば、大きな郵便局がありますが。」
新大宮はここから自転車なら10分位で行きそうです。
ホテルの前の大通りを新大宮に向かって走り始めました。
しばらく走ると、通り沿いに大きな郵便局がありました。
ここでお金を補充して、またホテルの方角に走り始めました。
途中、ちらっと宝くじ売り場が見え、窓口のガラスに「大安吉日 一粒万倍日」という札が貼ってあるのが目に付きました。
「大安吉日と一粒万倍日が重なっているのか。これは買いだな。」と自転車を止め、スクラッチを10枚買いました。
「こういうことをしているからお金が無くなるんだよな。」と思いつつもうきうきしながら再び走り始めました。
ホテルの前を通り過ぎて、さらに10分位大通りを行くと、右側に平城宮跡への入り口が見えました。
交通案内にしたがって入っていくと、原っぱの中ににわか作りの駐輪場がありました。
かなりの数の自転車が置いてあるのでなかなかスペースが見つかりません。
結局奥のほうの、かなり地面がでこぼこの場所が空いていたのでここに止めました。
辺りを見回すと、イベントに参加する人々が思い思いの衣装を着て踊りの練習をしていました。
その向こうに朱雀門が見え、前の広場が何やら賑やかになっていました。
近づいてみると、どこかの団体が赤いはんてんで踊っている所でした。
今日は1300年祭のフィナーレの式典が行われる予定で、各所でパレードや、踊りが行われています。
朱雀門の向こうへ行ってみることにしました。
朱雀門をくぐると、前にだだっ広い平原が広がり、見物の人がぞろぞろと歩いているのが見えました。
広い敷地の中を行列に入ってぞろぞろと歩いて行くと、線路にぶつかり、踏切を渡るのに交通整理があったため、
ここで人の流れが止まってしまい、しばらく待たされました。
やっと渡ることができて、後ろを振り返ってみると、朱雀門の前を電車が通利過ぎてゆき、
TVで見たような光景になりました。
原っぱの脇の道をしばらく歩いて行くと、何かパレードのようなものがこちらに近づいているのが見えました。
近くになると、車に乗っていたのはあのせんとクンでした。
近づいてみると、なんとも微妙なキャラクターです。
何処かしらあの大塚さんに似ていて(どちらがどちらに似たのかは分かりませんが・・)きも可愛いとでもいうのでしょうか。
さらに行くと、古代の衣装をまとったスタッフが荷車を押していました。
さらに敷地の奥に向かうと、第一次大極殿が見えてきました。
それにしてもこの広さはなんだろう。
少し疲れたので、ベンチに腰掛けてしばらく休むことにしました。
つづく