テーマ別幸福の科学の教え

テーマ別に幸福の科学の教えをまとめました。気になるテーマをお楽しみください。

【反省:正見】 「見たことをどう認識するか」

2016-04-07 | 【反省:正見】
この「見る」ということは、結局、「見たことをどう認識するか」ということにかかわってきます。

ある人がある行為をしたとき、それに対する見方は人それぞれです。


たとえば、会社のなかで、若手の社員が
「こういう方針でやっていきませんか」と新しい提案をしたとします。

その提案を肯定的にとらえようとすれば、
「彼はたいへんやる気があり、進取の気性に富んでいる。非常に将来性がある」
と見ることもできるでしょう。

しかし、否定的に見れば、
「彼はまだ入社してまもないのに、大言壮語し、自分の分を知らずにいる。
 うぬぼれがすぎる。彼にもっと自覚を促す必要がある」
と感じる人もいるでしょう。


この二つの見方のうち、
どちらがより真実に近い見方なのかを考えてみる必要があります。

そして、前者の見方が正しいならば、
自分はなぜ後者の見方をしたのか、
この若手社員に対してなぜ不愉快な見方をしたのか、
その根本原因をたぐっていく必要があるのです。

そうした原因を見いだしたならば、
それを取り除いていく必要があるのです。


『釈迦の本心』より

【反省:正見】 人間の悩みは、結局、「見る」という行為を中心にして起きている

2016-04-07 | 【反省:正見】
人間の悩みは、結局、「見る」という行為を中心にして起きているように思います。

もし目が見えなければ、罪を犯す機会がそれだけ少ないとも言えましょう。

欲望というものは、たいていは目によって生じます。

異性など他人の姿を見たり、金銀財宝や豪華な食事を見たりすることによって、
しだいに欲望がつのってくるのです。

したがって、大切なのは、目を通じて入ってくる情報を、
いかにさばいていくか、ふるい分けしていくかということです。

人間の感情が波立つ原因の多くは、目を通して得られる情報にあるのです。


『釈迦の本心』より