与える愛の本質というのはいったい何かと言うと、
まずそこに自他一体の悟りがあるわけです。
「人間は同じ神から岐れてきた神仏の子である」という悟りがあるのです。
彼と我とは別の個性を持っているように見えても、
その本質は一体であるという悟り、これが愛の基なのです。
他人と自分とが違っていると思っているからこそ、
いろいろな摩擦があり、軋轢があるのです。
自他が一体であり、ともに神の子であるということ、
唯一の神から岐れているということを知ったときに、
人間は愛さざるを得ないのです。
●幸福の原理● より