私はシャチだ。

私は立派なシャチだ。ヒヨコと暮らしている。このアカウントはフィクションである。なにしろシャチだからな!

あくびとツイラジ

2016-06-30 23:14:02 | 日記
今日はなかなか充実した一日だった。
昼寝から目覚めるとひよこはまだ家にいた。友達と美味しいものを食べに行く予定だったのだが、嵐が来たので延期したのだ。

私が目を覚ますと、ひよこはちょうどコーヒーをいれようとしているところだった。

私は言った、ひよこよ、飲むならノンカフェインコーヒーだ。今日は休みだ。お前は眠くなったら寝てもかまわんのだ。体からカフェインを抜くのだ。そうしろ。ノンカフェインコーヒーは胃にも優しいぞ。

ひよこは、
そうかあ、ありがとうシャチ。と言うとノンカフェインコーヒーをいれた。

私はひよこのために美しい海と音楽のテレビを見せてやった。
ひよこはゆったりとリラックスして見ていた。
その時だ。私の待ちかねていた現象が現れた。

あくびだ!

私は時速70キロの俊足でひよこの顔面に向かって猛ダッシュし、急ブレーキをかけ、口の中を覗いた。
ひよこは慌てて口を閉じた。シャチ!と言いながら笑っている。
惜しかったな。

一瞬、口の中を覗くことができたのだが暗くてよく見えなかった。残念だ。明かりが必要だ。

IKEAはセンサーライトを改良する必要がある。タンスの扉を開けると明かりがつく奴だ。小さくするのだ。そして口の中に取り付ける。便利だ。そうしろ。

ところで、私が毎日Twitterをぐるぐる回してみてしまうので、ひよこは心配して素敵なアプリをインストールしてくれた。ツイラジだ。Twitterを読み上げてくれるのだ。便利だ。素晴らしい。 appsto.re/jp/w5dZG.i

ツイラジにタイムラインを読み上げてもらうと、まさにカオスだ。

村上春樹の小説に「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」というのがある。主人公が一角獣の頭蓋骨からバラバラになった夢を読み取るのだが、あれはまさにタイムラインの事だった。

そういえばあの主人公はサングラスをかけていた。あれはブルーライト軽減の為だったのだ。賢明だな。

私はシャチだが本を読むのが好きだ。ひよこは子供用の本が好きだ。ひよこだからな。
夜はみんなで本を読んで過ごした。

Twitterの文字は、蝶々のようにふわふわしている。急いで読まないとどこかに消えてしまう。

だが、本は文字がしっかりと紙にしがみついているので大丈夫だ。

よし、Twitterのお気に入りのツイートを、プリントアウトして本にするアプリを作れ。コンビニでコードをつなぐと本になって出てくるのだ。作れ。そうしろ。

さて、もう遅い。明日のためにもう寝ろ。
間違っても私のように、タイムラインを眺めている夢を見てはいかんぞ。

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