やまなかまへ

いい歳をした山好きから、お仲間への山行報告です。
次の山登りの参考になれば・・・

2018.3.6-7 銀杏峰と部子山

2018-03-08 | 山登り
今年の北陸は大雪の報道ばかり。南国和歌山の人間には、山登りどころか麓までたどり着けるのかさえ心配でした。春の兆しが出てきて、雪も締ってきたのかな、と福井の山に目を向けました。最初は取立山で計画しましたが、なんとなく気が乗らず、ネットで銀杏峰を探すと、銀杏峰から部子山へのルートが紹介されています。夏にはブッシュでルートがないらしく冬限定のコースだとか。面白そうなのでこちらへ行ってきました。

【コースタイム】3月 6日 和歌山15:30=21:30宝慶寺いこいの森(車中泊)
3月 7日 いこいの森6:30→8:25前山→9:15銀杏峰→10:40部子山→11:55銀杏峰→12:30前山12:40→13:40いこいの森 14:00=19:30和歌山

昨晩からの冷え込みで雪面はカリカリ。ワカンを車に残し、アイゼンをつけて、名松コースへスタート。取りつきがわからず、ちょっとウロウロしたが、ナビのおかげですぐに踏み跡を発見した。登路は北向きの斜面のためか積雪は豊富で、傾斜もそれほど急でなく、忠実に尾根を辿る。前山で、快晴の空の下、パッと視界が広がり、大野市街を目の下に雪を頂いた山々が広がる。広域地図を持っていなかったので山座同定ができなかった。急坂を上り傾斜が落ちてから山頂まではまだ少しある。山頂は雪原の中の小さな高みに小さな祠があり、次の部子山への広いなだらかな尾根がすっきりと見えた。稜線は風が強く、ススキが見えるところを見ると、風に飛ばされて積雪量も少ないのかもしれない。何も障害物の無い広い尾根伝いに勝手気ままに歩き、最後の部子山への急登を休み休み登りきると、此処にも小さな祠と、昭和10年の皇太子誕生を記念する石碑があった。東から強い風に乗り雲が覆ってきて展望は一度になくなる。早々に引き返し、銀杏峰にとって返す。山頂には、平日なのにびっくりするほどたくさんの登山者がいて、まだ下から上がって来る。誰にも会わないんじゃないかなと思っていたのに、人気のある山なんだなあ、と感心。 ここまでは雪面もしっかりしていたが、下りにかかると雪はだんだん緩み、歩きにくくなった。


駐車場所への道は2メートルほどの雪の壁







部子山方面


銀杏峰山頂を望む


銀杏峰山頂


部子山を望む


部子山山頂


戻ってきた銀杏峰には人がいっぱい、まだ登ってきている。


下りは雪が腐ってきて歩きにくい。ワカンの踏み跡を拾って下山した。