
太平洋に面した東の再果ての夢も希望も失った小学生並みに幼稚で家畜化された民族が居住する「ジパング」 からの報告です
今だに終息する気配のない世界中に広がる、新型コロナウイルス(COVID-19)感染の報道で、うっとうしく気の滅入る日々を送っていることから、気分転換のために前回の約束を変更して、「DELICATESSENで味わった異国の食材」(2018年9月11日)に続き、書きたかった「チーズの話ヨーロッパに渡る」を投稿することにしましたが、先日テレビ画面に映し出された九州地方を襲った水害の光景に打ちのめされました。東日本大震災時の海が川に変わっただけのような状況を見るようで、言葉を失いました。
注: COVID-19 は、coronavirus disease 2019(CO=corona, VI=virus, D=disease, 19=2019年)の略称です。
毎年のように日本列島を襲う風水害に限らぬ天災に、なす術 (すべ) を持たない太平洋に面した、知恵の働かない特権階級化した男ら、例えば、現総理安倍・副総理麻生が運営する離島(猿山のボスに似た、男らに隷属している日本の女性の自覚を強く喚起します)の悲しい現実に、「チャンバラ」の約束も上記「チーズの話」も、今回はほごにして幼稚な国 (?) に向き合うことに切り替えました。
―、私バカよね~おバカさんよね~ で始まる、 細川たかし氏が歌う歌謡曲(なかにし礼作詞、中村泰士作曲)が、かつて流行りました。日本のこういった曲の歌詞の常で主人公は女性ですが、ここでの私は誰でしょう?
日本人はやっぱり12歳の子供なのか?
日本の敗戦により、マッカーサー元帥が連合国軍総司令官として戦後の日本を統治しましたが、1950年勃発した朝鮮戦争で中国の参戦により劣勢に立たされた国連軍統一司令官のマッカーサーと時のトルーマン大統領との戦略を巡る対立で司令官を解任されました。帰国後、アメリカ議会(上院軍事・外交共同委員会公聴会)での証言録の中に「日本人は12歳=a boy of 12」という発言がありました。
この発言の真意に関しては解釈がいろいろあるようですが、この証言録の原文を私が調べた限りでは(幸いなことに現在の世の中は、ご承知のように何十年も前のマッカーサー司令官の証言の全内容を検索ネットでパソコンに取り込み印刷できる) 、要点だけをここに記すと、第二次世界大戦中にアメリカ (人) が戦ったドイツ (人) と日本 (人) の背後にある精神文化と文明の成長度の違いを比較しているのです。
「(我ら)アングロサクソン系を例えば45歳の成人とすれば、ドイツ人は、同様に成長成熟した人種だが、それに比較して日本の歴史は古いが、現代の文明度から計ると日本人は12歳の子供のように未熟な状態である」というのが骨子です。証言の全文はどのように和訳されたのか(翻訳ソフトか翻訳者によるのか)判明しませんが、分かりにくい点を要約すると、上述したように、如何にドイツと日本が精神性も文化も異なるか、ということをマッカーサーなりに考察したことを証言しています。
子供のころから「日本人は12歳」ということを聞かされてきましたが、これまで真意不明のまま過ごしてきました。このブロッグを始めたおかげで、真相が分かることになりました。同時にインターネットに感謝、感謝です!
ここで、一言、苦言です。「日本人は12歳の子供 (a boy of 12)」 を「日本人は12歳の少年」のように訳されていたように記憶していますが、"a boy", "a girl"を「少年」「少女」のように訳さず「男子」「女子」のように訳すべきだと思います。理由は、和風にしないということです。お分かりでしょうか?
インチキ「アベノマスク」に似る英語検定制度
水害とは異なったことで、たまげて驚いたのは、日本人の救いようのない盲目的行動です。この前「ゴーンさんたまげた、驚いた、逃げた!怖~い日本社会の現実」(2020年1月25日)という表題で投稿しましたが、ゴーンさんは高額の費用を払って、一時的にしろ日本の法規制の呪縛から逃げ出すことができましたが、日本人は高額の費用を払っても日本の利権ずぶずぶの「英語検定制度」の呪縛に囚われます。
先日、TVでコロナウイルスの影響だと思われますが、何かが解禁されたのでしょう、多数の若者が長い列をつくる映像が放映されました。人気の「ゲームソフト購入」や「ラーメン屋」にできる行列とまがう長~い行列です。走って行列に加わろうとするする人もいるので最初は何だろうと思ったら、「英検」の試験場(あるいは申込み)に並ぶ受験者の列だということが解説で判明しました。
「えぇ~っと」思ったのが私の偽らない感想です。小学生並みの幼稚な日本の成人に付ける薬はないようです。そもそも "Café the Gallery" を開業しようとした動機は、英語学習環境の提供以外に、日本に無い外国人を交えた大人の社交場(日本独特の銀座・六本木・赤坂・新宿等で営業する流行り言葉の夜の街ではない)を設ける意図がありました。しかし、コロナウイルス拡散の影響で残念ながら断念することになりました。
受験や就職のために取る資格だとしたら「止めとけ!止めとけ!」と言いたいです。今や超便利な翻訳機があるじゃないですか!英語産業をもうけさせる必要はありません。
英語検定制度は、戦後に英語の学習熱が (「「戦後始まった『ラジオ英語会話放送』の黎明期」〈2014年11月3日〉参照) 盛り上がるにつれて、文部省(現文部科学省)と戦前から受験生を対象にした学習参考書を発行していた旺文社の外郭団体が設立した制度です。このことについては、全く色あせてしまいましたが、いずれ、松本亨と英友社に併せて書かせていただきます。
「GoToトラベル」って一体何語?
日本人1:「『あなた日本語止めますか、それとも日本人止めますか』って言いたくなるのが上記の観光旅行推進標語ですけれどね!私はカタカナ英語をインチキ英語と言うのですが、どう思われます?」
ガイジン:「インチキというのは、いかさまということですか?GoToって五島さんのことですかね。まさか強盗のことではないでしょう」
日本人2:「英語の "go to" つまり『~へ行く』という意味らしいのですよ。アルファベットの大文字と小文字を組み合わせて、そしてインチキなカタカナ英語をくっつけて、誰が考えたのか、意味不明の、国籍不明のこの前書いた『アラート』同様の言葉ですよね。日本人の知性の幼稚さが計れまよ……。でもコロナウイルスの感染がまた広がり出したら、『アラート』ではなく『警戒』とか『警報』にフリップの文字が変わりましたね……」
注:フリップ/ flip chart=図表、図解。自覚しなかった落とし穴でした!便宜上、カタカナ英語のフリップを使用します。
ガイジン:「テレビ画面に紙芝居のようにフリップが使われます。テレビの画面に紙芝居を見せるのは日本独特かもしれません」
日本人1:「カタカナの『アラート』では緊急性が伝わらないのでしょう。新聞やテレビの大手マスメディアが意味不明の『GoToトラベル』をそのまま表示する日本人は、義務教育をまっとうに履修しているのか、と皮肉りたくなります。12歳の子供程度の知性を立証しています」
ガイジン:「後のトラベルは英語の travel でしょうね」
日本人2:「そうだと思いますよぅ」
ガイジン:「発音が全然違いますよね。日本人には分かるのでしょうか。でも、なぜ旅行と言わないのでしょう」
日本人1:「私も不思議です。『旅行は旅』とも言うし、上の推進の言葉は『旅行しよう』とか『旅に出よう』とか言った方がずっと分かりやすくて現実的だと思うんですが……」
ガイジン:「第一英語で go to… と言ったらwhere? と目的地を言わなければおかしいです。例えば go to school のようにね。また travel の意味は旅行ですから、go to の目的地が旅行というのはおかしな話です。ただ逆にすると『 go to=行く』『トラベル=travel=旅』で『行く旅』という英語的日本語になりますよ。主語が無いので、例えば "I go to school." のようにしなければ英語になりません。ほら中学校の英語の授業で習った『SVO』の形です。でも何で英語を使ったのでしょうかね」
日本人2:「まあ、日本人が英語を学ぶのはそもそも無理なことだと思いますよ。最近やっと分かったことで情けないです。日本人にとって言葉は文字の遊びではなく『お遊び』のようです。言葉の原点は音声であるという認識がないのですね……」
ガイジン:「漢字のような『視覚文字』とアルファベットのような『表音文字』をごちゃごちゃにしているからじゃないですか」
日本人1:「『意思疎通』か『コミュニケーションか』?」 (2015年6月23日) の表題で以前投稿しましたが、言葉は人間同士が交わす「コミュニケーション」の手段ではないのですよ。英語はあくまでも異文化、つまり外来または舶来の洋服それも女性服のファッションような物なのです。ですから、自分の好みに合わせて好き勝手に変えてしまうという、欧米人の常識からすれば何とも無節操な感覚で受け取っています。マッカーサーが言ったように a boy of twelve years old です」
ガイジン:「もともと日本語には文字がなかったようですね」
日本人2:「そこで中国から漢字を導入したんですけれど、中国語の文法も発音も大和言葉と全く関連がないので、いろいろと無理が生じたようです……。それを何とか乗り越えたので、それに味を占めて、インチキ英語のカタカナ英語の氾濫を招くという副作用が生じています」
ガイジン:「漢字を輸入してまずカタカナを作り、それからひらがなができたようですが……」
日本人1:「日本語の遊びに駄洒落というのがありますけれど知ってますか」
ガイジン:「欧米語には駄洒落のような言葉遊びはありません」
日本人2:「前に言った言葉で『和魂洋才』というのがありますが、これは昔『和魂漢才』と言っていた『漢』を『洋』にすり替えただけのようで、最近になって知ることになりました。また『開いた口が塞がらない』という表現をご存知ですか」
ガイジン:「すごくびっくりして口がポカンと開くという表現じゃないですか」
日本人2:「そうそう、その通りです。私たちも最近はその表現にぴったりすることばかりで情けないですねぇ」
日本人1:「最後に『GoToトラベル』を発案した張本人が分かりましたので、ここにこの会話を締めくくらせていただきます。広報を担う内閣官房の担当者の説明は以下の通りです。ご清聴ください……『Go も to も travel も、大半の日本人が知っている英単語。伝わりやすさを重視した結果です』命名の理由については『多くの国民に旅行しようという気持ちを共有していただき、機運を盛り上げたい。そういう思いが込められています』」
日本人2:「12歳の知性とインチキ英語を見事に合体させた内閣官房の現官僚の恐るべき発言と実像です。日本人を止めたくなりますよね!」
I was flabbergasted by the comment of the government official!