太平洋に面した、東の再果てに衰退しながらも 女性はひたすら男尊女卑に甘んじる 限りなくおじさん・タレント・芸能人の里からの報告です
"No"と言えない日本人
とうとう橋本聖子氏は貧乏くじを引かされました。大ほら吹きの前トランプ大統領に対する大ウソつきの烙印を押された安倍前総理は「火中の栗を拾ってもらうことになった」と言ったそうですが、まさにその通りで、コロナ禍で中止が当然であるべき東京オリンピックパラリンピック開催を、昭和の化石/森喜朗前大会組織委員会会長の女性差別発言の舌禍があったとは言え、口が裂けても中止/"No" と言えない日本人は、建て前に固執するオリンピック組織委員・開催地・報道機関・支援企業・国民は右往左往して「情けない」ですね~。「賞味期限切れのオリンピック・パラリンピック大会」 (2月3日参照) 。
前回述べたように、オリンピック・パラリンピック大会は、利権の巣です。五輪憲章とか聖火リレーとか、ギリシャを発祥の地とし、聖なるスポーツ大会のように粉飾された近代オリンピックは、これまで世界の権力者や政治に利用されてきました。
しかし、歴史に埋もれていたオリンピック競技を復活させた、フランス人のクーベルタン男爵は、スポーツによって社会性や心身の発達が青少年教育に有効であると考え、1894年のパリ国際アスレチック会議に於いて世界の賛同を求めました。1896年には、この計画に賛同した世界の国々によって、古代オリンピック発祥の地で、第一回の近代オリンピックは開催されることになりました。
クーベルタン男爵が唱えたオリンピックの精神は 「スポーツを通して心身を向上させ、文化や国籍の違いを乗り越え、平和な世界の実現に貢献すること」で、この主張はオリンピズム/Olympism と称され、それに基づいて作成された細則は、オリンピック憲章として、IOC/International Olympic Committee (国際オリンピック委員会) によって採用されています。
ここで重要な点は、近代オリンピックの目的は、あくまで世界平和の維持と確立に寄与することで、国威発揚や開催国の経済効果ではないこと、また勝利至上主義にならないことが求められていることです。
ところが我々の知る今のオリンピック・パラリンピックは、スポーツを中心にした「世界規模の壮大な興行」です。ご存知でしょうか、カナダのケベック州を発祥の地としたシルク・ドゥ・ソレイユ/Cirque de Soleil というエンターテインメント集団が世界を股にかけて活動していました。こちらはコロナ禍で、何千人という団員 (日本人も在籍) を解雇しあえなく倒産しました。
IOCという興行主
先に述べた、IOC (国際オリンピック委員会) は、一企業が経営する上記シルク・ドゥ・ソレイユとは異なり、長い歴史を誇るオリンピックという、スポーツ関係者並びにスポーツ選手にとっては 「泣く子も黙る」 ような存在です。
その権威と存在感は、数限りなく存在する国際機関の中でも群を抜いています。私から言えば、国際連合/United Nations (英語)に匹敵するような存在になっています。更に歴史的に見れば、国連なんて芥子粒のようなものです。
その国際連合も賞味期限切れと言えるのが残念ですが……。今の国連は、歴史を振り返ると、長い歴史を有する国際オリンピック委員会とは大違いで、第一次世界大戦後の1920年、国際連盟/ League of Nations (英語) が国際平和機構として史上初めて設立されました。だが、1933年に常任理事国であった日本の連盟脱退を契機に、その他の主要加盟国も脱退し、その結果、第二次世界大戦へ突入することに……。しかし終戦を機に平和的解決の新たな仕組みをと、1945年国連の設立が実現しました。
私が「国連も賞味期限切れ」と言うのは、国連設立の中心を担った戦勝国=オス同士の地球上の縄張り争いに打ち勝った=アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国の五カ国の存在です。つまり現常任理事国です。
常任理事国には任期の定めがなく、しかも拒否権という一カ国でも反対票を投じた場合、決議は採択されません。IOC 同様、国連の実態に興味がある方はお調べください。
世界規模の祭典となる
変遷の歴史たどってきた近代オリンピックは、1920年のアントワープ/Antwerp大会 (オリンピック旗の導入) 、1928年のアムステルダム/Amsterdam大会 (聖火点灯導入) 、1936年のベルリン/Berlin大会 (独裁者ヒットラーの肝いりで聖火リレーの導入) など、耳目を集める演出に事欠きません。
1924年には冬季オリンピックも開始され、このようにオリンピックは参加国と競技種目が拡大、国家間のメダル争いが過熱する競技大会となっていきます。
1900年の第2回パリ大会で初めてオリンピックに女性の参加が認められましたが、テニスとゴルフだけです。驚くべきことは、Wikipediaによると、何とクーベルタン男爵は、当初女性の参加に反対だったようです。理由は、「体力の劣る女性の参加はオリンピックの品位を下げることにつながる」 ことだったそうです。後に参加を認められた競技も、大会を運営するヨーロッパの (私の称する) 男性スポーツ貴族が許容する 「女性らしい」 競技に絞られていました。
1960年に身体障害者による大会が、オリンピックに並行して開催されるという意味で "Parallel Olympics" がローマ大会で開催され、以後、この大会が第一回のパラリンピックとなり、IOCとIPC/International Paralympics Committeeは、1988年の夏季オリンピック開催の韓国ソウル市を、IOCとIPC両方が同時に開催する市として認め、以後、 双方の合意により、開催市は両大会を主催するというややこしい協定を結びました。
1994年からは冬季オリンピックも夏のオリンピック同様、夏季オリンピックの二年後、4年毎に開催されることになりました。
オリンピックは賞味期限切れで~す
かつてのオリンピックは、アマチュアの参加しか認められていませんでした。しかし、1974年のIOC総会でアマチュア条項が削除されることになり、更に1984年のロス・アンジェルス/Los Angels大会はショービジネス化することによって、それまで開催国の財政負担が増大、問題化していたのが一転儲かる、という認識が広まり、上述した利権の巣と化してしまいました。
その背景にあるのが、巨額のTV放映権料です。IOCにとって儲けの原資となる放映権やスポンサー契約金を棒に振ることはできませんから、コロナ禍で延期された今回の東京オリンピック・パラリンピックには、「中止」の声が掛かりません。
ともかく、東京大会が開催されるとすると、207カ国と地域の参加が予定されていて、私が知り得た情報では、行われる競技種目数は、史上最多となる33競技339種目、参加人数は、1万2000人が見込まれているそうです。これに加えるに国内及び世界中 (来れるかな?) からの観客を呼び込むのです。
ほぼ世界中の人達が日常的にマスクをする生活を強いられている最中に、しかも全日本国民のワクチン接種/Vaccinationもこれからだというのに、全世界から来日客を受け入れる?
日本のオリンピックの用語には「聖」が付く語で満載です。日本人は、これまで度々指摘してきた 「GoTo トラベル」 とか 「GoTo イート」 のように、視覚による言葉の表現にコロリと悩殺・魅了される性癖があるので、橋本聖子・聖火/Olympic flame, sacred fire, torch (英語)・聖火リレー/torch relay (英語)・聖火台/cauldron (英語) のように「聖」を頭に付けて、いかにオリンピック行事が神聖なものであるか、言うなれば、忍者まがいの目くらましに満ちています。
現在、無観客の開催も考えられているようですが、正気の沙汰ではないですよね?もういい加減に、虚飾と利権まみれで、貪欲な人間の男共のお祭り騒ぎから脱皮したらどうでしょう?コロナ禍 (CORVID-19) というのは、この一つしかない美しい地球上のあらゆる生き物の存亡に対し、問題を投げかけている、と私は思いますが、いかがでしょう?
Let’s save this beautiful earth despite dominated by the male species!