さて、最後は、私選『第二期・日本ハードボイルド全集(全 7 巻)』の編集で締めくくろう。
私の、第一期ラインアップ予想は<北上次郎>に斟酌した作家たちであったので、第二期については、真っ白な状態からスタートする。
そこで選んだのが、以下の7名と作品だ。
<私選『第二期・日本ハードボイルド全集(全 7 巻)』>
1巻:逢坂剛『十字路に立つ女』
2巻:北方謙三『檻』
3巻:志水辰夫『背いて故郷』
4巻:谷克二『狙撃者』
5巻:原尞『そして夜は甦る』
6巻:船戸与一『山猫の夏』
7巻:矢作俊彦『真夜中へもう一歩』
異論なしのベストのメンバーだろうが、見る人から見ると<ハードボイルド>とはいいかねる作品を選んでいるかもしれない。
3,4,6巻がそれにあたる。
苦しい言い訳を、その巻順にしていこう。
志水辰夫は、所謂ハードボイルド作品と呼ばれている『狼でもなく』でも『行きずりの街』でもよいのだが、それらが『背いて故郷』を超えているとは思えないから。
谷克二は、私は短篇に魅力を感じているが、この全集は長篇を主としていることから。長篇だと必然てきに『狙撃者』が代表作となろう。
『山猫の夏』については、船戸与一版『血の収穫』として認めていただけないか。
以上、私の好き嫌いは別にして、大人としての選択をした。
ちなみに、他候補作者・作品は、
軒上泊『べっぴんの町』
小鷹信光『探偵物語赤き馬の使者』
斎藤純『テニス、そして殺人者のタンゴ』
楢山芙二夫『冬は罠をしかける』
橋本忍『悪の紋章』
樋口有介『彼女はたぶん魔法を使う』
ということで、お終い。
私の、第一期ラインアップ予想は<北上次郎>に斟酌した作家たちであったので、第二期については、真っ白な状態からスタートする。
そこで選んだのが、以下の7名と作品だ。
<私選『第二期・日本ハードボイルド全集(全 7 巻)』>
1巻:逢坂剛『十字路に立つ女』
2巻:北方謙三『檻』
3巻:志水辰夫『背いて故郷』
4巻:谷克二『狙撃者』
5巻:原尞『そして夜は甦る』
6巻:船戸与一『山猫の夏』
7巻:矢作俊彦『真夜中へもう一歩』
異論なしのベストのメンバーだろうが、見る人から見ると<ハードボイルド>とはいいかねる作品を選んでいるかもしれない。
3,4,6巻がそれにあたる。
苦しい言い訳を、その巻順にしていこう。
志水辰夫は、所謂ハードボイルド作品と呼ばれている『狼でもなく』でも『行きずりの街』でもよいのだが、それらが『背いて故郷』を超えているとは思えないから。
谷克二は、私は短篇に魅力を感じているが、この全集は長篇を主としていることから。長篇だと必然てきに『狙撃者』が代表作となろう。
『山猫の夏』については、船戸与一版『血の収穫』として認めていただけないか。
以上、私の好き嫌いは別にして、大人としての選択をした。
ちなみに、他候補作者・作品は、
軒上泊『べっぴんの町』
小鷹信光『探偵物語赤き馬の使者』
斎藤純『テニス、そして殺人者のタンゴ』
楢山芙二夫『冬は罠をしかける』
橋本忍『悪の紋章』
樋口有介『彼女はたぶん魔法を使う』
ということで、お終い。