le drapeau~想いのままに・・・

今日の出来事を交えつつ
大好きな“ベルサイユのばら”への
想いを綴っていきます。
感想あり、二次創作あり…

SS-15~ 出会いの日から⑯ ~

2016年11月24日 22時56分15秒 | SS~出会いの日からシリーズ~


~ 出 会 い の 日 か ら ⑯ ~



「ふざけんじゃねぇっ!!」

聞こえて来る大声にアンドレはノックしかけていた手を下ろし、お決まりのように壁を背に腕を組んで苦笑いを浮かべた。
本当に、性懲りがないというのはこういう状況を指すんだろうなと冷静に分析する。しかし油断禁物だ、ともう一人の自分がその場を去れと促した。このままだと、またとばっちりを喰ってしまうだろう。

アンドレは踵(きびす)を返すと、ためらうことなくその場を離れた。
徐々に遠くなりつつも、ふたつの怒鳴り声がまだ聞こえて来る。内容までは聞き取れない。だが、なぜか心温まる。つい自分の顔がほころんでしまう事をアンドレは自覚した。
きっと後から、双方からあれこれと厭味を聞かされることになるのだろうと思いつつ、オスカルをアランと二人きりで置いておくことに躊躇(ちゅうちょ)しない自分が不思議だった。

「……アランは?」
就業時間の終わりを知らせる鐘の音と一緒にアンドレが何食わぬ顔で司令官室に戻ると、不機嫌丸出しの表情でオスカルが次々に書類に署名をしていた。アンドレは答えのない問いにちょっと肩を竦めて見せながら、
「おいおい! ちゃんと内容確認してから決裁してくれ」
「……見る必要もないだろう? どうせ内容の要約はおまえが他に記録してくれてるんだ。“連隊長”自身が判断しなければならない物は、そっちの箱の中に入っていた。……あ、違うな。これも、おまえが仕分けてくれていた、と正直に言おう。先に済ませたよ。ひとつだけ却下だ。……もう予算がない。新しいマスケット100丁だと? ふざけるなと言ってやれ」
「……誰に……?」
「えっ!?」
オスカルが突如手をぴたりと止め、顔を上げた。いつの間にやら執務机を挟んだ正面にアンドレが立っている。少々険しい表情が気になる。
「誰に対してふざけるなと言えば良いんだ?」
「……アンドレ……」
「俺がふざけるなと言いたいのは、むしろおまえに対してだ、オスカル。……休暇明けの初日からそんなに飛ばしてたら体が持たないぞ」
「……アランからも、言われた」
「そりゃあ、あいつにしてはすごい進言だな」
「うん……分かってるんだ、あいつの方が正しい。だから……」
「ついカッとなって怒鳴ってしまった……か?」
オスカルは大きなため息を吐いて、
「やはり、お見通しだったか。冷静さを失ってしまったよ」
先程までと打って変わってオスカルは微笑みながら言う。
「おまえにあれこれ言われなくても分かってるなんて、つい心にもない事を言ってしまった。そしたら、逆に……」
「『ふざけんじゃねぇっ!!』」
「どうせ、一部始終を聞いてたんだろう?」
「いや、全部ではない。あまりの応酬に巻き添えをいただきたくはなかったんで、その場を離れたよ」
アンドレは答えながらもオスカルの背後に回り込み、背凭れ越しにオスカルを抱き締めた。

「……勤務中だぞ……」
「もう、終業の鐘が鳴った」
「ここは……執務室だぞ……」
そうは言いながらも何の抵抗もしないオスカルが愛おしく、アンドレは腕の力をいっそう強くした。右前腕がオスカルの胸の上部を覆う。オスカルは苦しいなどと言ってみせるが、耳のすぐ横から聞こえて来るやや早い呼吸音にドキドキする。
やがて、何度か息を整えたアンドレが言葉を発する。
「……今朝、この机の上に山積みになってた書類の中に“隠密”からの定期便があった」
オスカルは驚いて顔を上げ、真後ろの男と視線を合わせる。
「……人を抱き締めておいて……」
愛の囁きでも聞かせてくれるかと期待した、とは口が裂けても言えない。しかし、あまりにも現実だけの話を切り出すとは失礼極まりない、とその表情には怒りを含んでいるが、一方で自分の側からはどんなふうに切り出したら良いか迷ったであろうはずの件に触れてくれた恋人のやさしさにそっと感謝する。

「失念してたな。このところ、殆ど近況報告に近かったから手紙が来る時期だという事さえ心に置かずに休みを満喫してしまった」
反省と言うより、名残惜しいというその口ぶりにアンドレは、
「本当はもっとゆっくり休んでいたかった?」
その独占欲も相まってか、ついつい初心な恋人をからかってみたくなる。そんなアンドレの言葉に、思った通り腕の中のオスカルはジタバタともがき、そこから脱出しようとするが、がっちりと包まれた華奢(きゃしゃ)な身は微動だにしなかった。アンドレは優位に立ったような気持ち良さを味わいながら、
「でも、ベルナールも律儀に約束を守っているんだな、感心だ。『定期的に近況報告をする事。但し、素性が知れないように必ずアンドレが開封する請求書に紛れ込ませる事』……ロザリーをかっさらって行く条件とは言え、実に詳細にパリでの見聞を伝えてくれているな」
「ああ、だからこそ最近の他愛もない近況に胸を撫で下ろしていたんだがな……」
「何て言って来たんだ、今回は?」
「あちこちで農民の一揆が起こっている、と……」
「……そうか……」

「驚かないんだな?」
オスカルの言葉に慨嘆(がいたん)とでも言うような表情を見せ、アンドレは腕を緩めようとした。すると、オスカルは離れる直前のその指先をがっちりと掴み、
「……何が、始まろうとしているんだろうか?」
「休暇の前から……いや、もう数か月前からきな臭い噂はあった。行った先がノルマンディーだったからそう言った世情に気づかなかったのも当然だ」
アンドレはそんな風に楽観的な説明をしたが、聡明な恋人が納得するはずなどないと勿論知っていた。
「……ノルマンディーは聖地が近いから観光業でも生計は立てて行けるだろ? その上、土地が瘦せているからもともと小麦を作らない。……今回の一揆は麦作を生業(なりわい)の糧としている農村部での事柄だ。実際に領主に対し直接の税の交渉が始まった、くらいの感覚で終われば良いが……」
「収拾がつかなくなったら?」
アンドレは答えなかった。

「マスケット100丁の予算を決裁した方が良いのだろうか……?」
「何の為に?」
「……農民を……守る為に……」
そう言い、たった一つの黒い瞳をじっと見つめる。せいいっぱい背を伸ばし答えを求める。
アンドレはゆっくりと瞬きを繰り返すと、そっとくちづけを落とし、緩んだ瞬間を見計らってオスカルの指先から自分の手を離した。

「……今日は、アランの機嫌を取っておくよ。……と言うか、実は昼飯の時に既に約束しておいたんだ。……あの時、アランが一緒でなかったらおまえの体調不良や捻挫の件で兵舎中大騒動になっていたと思うよ。……色々言いつつも本気でおまえの事を案じてるんだ、ヤツは……、分かってるとは思うけど……」
「うん……」
オスカルは素直に頷き、
「帰って来たら、ヴァン・ ショー(グリューワイン)にかぼちゃのチーズクリームホットサラダをつけてくれたら、夜遊びも許す……」

一番聞きたかった答えは返って来なかった。
はぐらかされたと分かってはいたが、その答えを聞く事は自分の生きてきた世界を否定するような気がして、オスカルはすり替わってしまった話題の方に集中した。
「だが……」
いきなり表情まで引き締まる。次の言葉をアンドレは安易に予想した。
「帰る前にこの決算書類だけは片づけなきゃならんだろうな」
「おまえの事だからそう言うと思った」
アンドレはオスカルが座っている椅子ごと自分の方に向かせながら、
「手伝うから、少しエネルギーを……」
「ちょ……ちょっと……いい加減に……」
文句を言いかけたオスカルの唇は、再びアンドレのくちづけで塞がれた。

勢いよく扉を開けるとキョロキョロと左右を忙しく確認する。少し丸まった背中をカウンター席の右端に見つけると、アンドレは心をフラットにして走り寄った。
さまざまな憂鬱は考えても解決しないが、すべての事柄にその時に最良と思える手段を講じるのが常に自分の仕事だと言い聞かせながら、
「アラン! すまないな、遅くなってしまった」
思いっきり明るく声を掛ける。
「おお! 俺も今来たところだ。……あんたが遅刻なんて珍しいな。……何だ? 帰った早々こき使われてたってのか? 」
「う~ん。休みを満喫したって事はその分決裁書類も溜まりに溜まってしまったという事だな」
ごとごとと音を立てて椅子を引きずり出すと、アンドレはカウンターに両肘を載せ、アランの方をじっと見つめた。
「今日は珍しくビールなんだな、この寒いのに……。俺もそうしようかな」
そう言うと手を上げ、バーテンダーを呼び、注文する。そして、アランを直視する。
「な、何だよ……。何だか別人みたいに機嫌が良いなぁ、あんた……。またこき使われる毎日が始まるってのに……」
アランは視線にうろたえながら、言う。
「鬼だぜ、あのお方は」
「そうか……?」

無言でジョッキを合わせると、ひと口を含みアンドレは疑問符を投げかけた。立腹するでもないアンドレの反応に少しおやっという表情をしながらもアランは、
「だいたい……ダグー大佐に、隊長が静養先から戻ったって遣いがあったのがおとといの夜だぜ。誰が今日から出勤して来るなんて思うってんだよ?」
「……それがいかにもオスカルらしいって、本当は思ってるんだろう? 逆に昨日一日屋敷で過ごしただけでも大したものだと逆に俺は感心したんだけどな」
「そう言われてみりゃ、確かにそうだな」
アランは面白そうに肩を震わせながら、
「しっかし、俺達もせっかくのんびり羽伸ばしてたのに。……地獄の日々が再開するわけだ。まあ、そうは言ってもあんたにとっちゃ、おそらく何も変わらないんだろうがな」
「相変わらず手厳しいなぁ」

アランは喋りつつも既に1杯目のジョッキを空にする。それを確認したアンドレはすかさずお代わりを注文する。
「隊長が留守の間に兵士達がたるんだりしたら、おまえ自身のプライドが許さないはずだ。きっと連中を鼓舞して頑張らせたんだろうな……。まぁ、俺はおかげさまで向こうではゆっくりできたけど……」
「それで上機嫌ってわけじゃないだろう? まさか今も隊長の書類整理の手伝いとか言いながら、本当の所は可愛い子猫ちゃんに離してもらえなかったって言うんじゃないだろうな?」
「そういうのも面白いかもしれないな。……だが、世間的に見ればライオンに例えられるタイプの方が好みだな」

スラスラと言葉が出る。ここにたどり着く直前、帰宅の途に就くオスカルに外套を羽織らせながら、何度目かのくちづけを交わした。
いい加減にしろと笑いながらオスカルが耳元で発したひと言が蘇って来る。

『早く帰って来い』

「……気持ち悪いくらい上機嫌だな。まあ、良いや。あんた本来の性質ってのは、そんな太陽みたいな大らかな質らしいし……」
「らしいって、何だよ?」
会話を楽しみながらも、同じペースでジョッキを傾ける。
「あ? 隊の連中が口揃えて言ってた。フランソワなんか『アンドレって優しくて気前が良くて、その上おっとこ前でさぁ。なぁんか非の打ちどころがないって言うの? 隊長の事なんかでキレたら、マジでヤバいんだけどさ……普段はニコニコしてて優しい兄気って感じなんだよね。……それで、何やかんや言っても色ぉんな意味で隊長と似合ってるよねぇ。美男美女だし』だってさ」
「……何だ、そりゃ?」
目を白黒させながらもアンドレは無意識のうちに握っていたジョッキの柄を強く握りしめた。
「……俺じゃない。隊の連中の四方山話(よもやまばなし)だ」

そうだった、とアンドレは自分を諭した。今日、アランを飲みに誘った元々の理由を噛みしめた。知らない事とは言え、アランの方がその口火を切ってくれたのだ。むしろありがたいと思いながらアンドレは、
「……そうか……。それにしてもアラン、フランソワの口真似上手だなぁ」
「そうか? そりゃあ、嬉しいねぇ」
「何だよ? 褒めてるのに、急にそんな深刻な顔して……」
「深刻な顔してるのはあんたの方だろ。機嫌は良いはずなのに眉間の皺は半端ないぜ。……さっさと、理由を聞かせてくれ……」
「理由?」
アランがジョッキの柄を握りしめるアンドレの拳をトントンと叩く。アンドレは自分の指先の色が変わっている事にハッとなった。
「ああ。やっと勤務を再開したばっかりだってのに、わざわざ俺を飲みに誘った理由」

さすがアランだ、とアンドレは感心した。
勿論、理由がなければ連れだって飲み歩く事も許されないような関係ではないと知っている。だが、アランは休暇明けと同時にいきなり飲みに誘われたからには何か理由があるに違いないと感じ取っていたようだ。
「さっきフランソワが言った話聞きながら、妙に険しい表情になったよな。……そして、隊長とお似合い云々なんて話は、今までのあんたなら、それこそキレてたはずだ」
「そうだな。キレたいのは勿論だが、今ここにいない相手に腹立てたってしようがないだろう?」
再び指先に力が入る。
「おいおい! 何があったんだ? ジョッキ、もうちょっと優しく掴んでくれ。こんな安酒場の物、ジャルジェ家のご立派な物とは違って割れてしまうぜ」
「えっ? ああ……」

「何があった? 休み中に……」
「いきなりストレートだなぁ」
「遠回しに聞いたって行き着く先はおんなじだろ? つーか、あんたの用事はここからが肝心の部分だろう?」
「そりゃ、そうなんだが……」
いざ構えられると、言いたい事の順序立てが分からなくなってしまう。アンドレはジョッキに半分以上残っていたビールを一気に飲み干した。

そんなアンドレを冷静に見つめていたアランが呟く。
「……子猫じゃなく、ライオンねぇ……。なるほど……」
アンドレは驚いてアランを凝視した。アランは、視線を外さずに言う。
「……否定しないんだな?」
無言のままのアンドレに、アランは、
「がむしゃらに仕事に打ち込めるのも納得できるってもんだなぁ。男の論理みたいだけど……」
「……アラン……」
「……参ったな」
ワシャワシャと前髪に指先を突っ込み、そう言うが、なぜか顔は笑っている。
「……で? 俺に何をさせたいんだ?」
「……何も、ない……」
「そんなわけないだろう?」

アンドレはそっとカウンターに手を戻し、
「うん、何もしてくれなくて構わない。ただ、何と言うか……俺の感情はおそらく今までと変わってくるような気がする」
「……そりゃ、致し方ないってものじゃないか?」
「うん……。だから、今までだったら諫める事が出来てた部分も、ついあいつの気持ちを優先してしまいそうで怖い……」
「なるほどね……」
アランが小さく頷くと、アンドレは言った。
「そんな俺を知っていてくれる人がいると思うと、何だか安心できるような気がするんだ」
「そんな深刻な顔、あんたには似合わねぇ」
アランは再び正面からアンドレを見据える。
「……分かったよ」
アランは、カウンターの奥に、ビール2つと叫ぶ。
「まだ飲むのか?」
心底呆れた表情をするアンドレに向かって、どうせあんたの奢りだろと言い返し、
「面白くねぇなあ!」

届けられた冷たいジョッキの端と端をもう一度カチンと合わせると、
「何かあった時には俺が二人を守ってやるよ」
アランは並々と注がれたビールを煽った。



≪continuer≫


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6 コメント

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悶えます^-^; (MICHIKINA)
2016-11-25 03:21:40
更新ありがとうございます。
気持ちが通じ合ってからの、勤務中のやり取りって、ものすごく妄想ポイントですよね(*^.^*)
後ろから椅子ごととか、くるっと前に向けるとか…いいなぁ~( ☆∀☆)読んでる時の自分の目元や口元はかなりマズイのでは…と思います(^-^;
しかもその後は、アランとの酒場の場面だなんて…あー満たされる~もうお腹いっぱいです…(o^-^o)
アンドレって、ほんとアランに出会えてよかったですよね。信頼して頼れて、弱味もちょっと見せられる…初めてで唯一の存在だったのでは、と思います。
アランも、オスカル様とともにアンドレも大好きだっただろうな、と…。彼にとっても、対等に話が出来る貴重な存在だったと思います。尊敬と憧れも感じる、でもバカだな、と思ったり、心配したり。兄弟のような男友達。その後のベルナールとの付き合いとは、また違う感じがします。
と言っても、2人の組合わせが好き過ぎて、自分の中で勝手に作り上げちゃってるのかもしれません(#^^#)
今回も本当にご馳走さまでした。
次回も楽しみにしています。
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>MICHIKINA様 (おれんぢぺこ)
2016-11-25 22:04:51
ご訪問ありがとうございます

お越しいただくだけでも光栄ですのに、いつもお優しいコメントをいただき、本当にこんな嬉しい事はございません。ありがとうございます。

> アンドレって、ほんとアランに出会えてよかったですよね。信頼して頼れて、弱味もちょっと見せられる…初めてで唯一の存在だったのでは、と思います。
・・・そんな風に捉えていただくと、これまた書き手冥利に尽きます。AAコンビにはもっともっと“仲良く”過ごしてほしい!という書き手の勝手な願望そのものですが書き始めるとついつい長くなってしまいます。毎度のことで申し訳ありません(;^_^A
今回も“FIN”を置く機会を逸してしまいました。

でも。実は①とラストは妄想開始の段階で既に頭の中では完成している部分でございまして、このまま何とかそこに結びつきそうです。
(毎回同じ事を書いておりますが)いよいよあと少しです。宜しければもう少しの間おつき合いください。
またお時間のある時にお立ち寄り下さいませ
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Unknown (マイエルリンク)
2016-11-26 10:11:24
おれんぢぺこ様

昨日早朝に更新に気付き、 司令官室での2人の姿はまさにファンの萌えポイント鷲掴みで、 思い出しては微笑んでしまう自分がおります。^^;

AAがお酒を傾けながら語り合うシーンはいつも互いの心を理解しながらも、滲み出る本音をさらけ出そうとする部分も垣間見えて、複雑な感情が幾重にもかさなって・・・・
読み手の私もアンドレの気持ちに寄り添ってみたり、アランの心情を感じていたたまれなくなったり、 昨日もふと気がつくと彼らの心に思いをはせていました。


“気持ちを確かめ合っても、光溢れる未来は決して訪れない”
揺るがしようのない現実が目の前に横たわる中で、この若者の心を刳るような告白をする自分を責めながらも、僅かに差し込む一筋の光を何とか途切れさせないようにもがくアンドレと、 心の痛みを堪えながらも、2人を支えようとするアラン。
この日のビールは、いつもより苦くて冷たくて、チクチクと喉に痛みを感じるものだったでしょうね。



いよいよ寒くなってきました。
インフルエンザなども流行りだしているようです。 主婦にとっては慌ただしい時期でもあります。 おれんぢぺこ様も体調崩されませんよう、ご自愛くださいませ。



マイエルリンク
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>マイエルリンク様 (おれんぢぺこ)
2016-11-26 20:37:16
ご訪問ありがとうございます

> 揺るがしようのない現実が目の前に横たわる中で、・・・(割愛致します)・・・アンドレと・・・
・・・ありがとうございます!! そんなつもりで書いたものの…読み返すと言葉足りねぇぞ、意味伝わんないぞ、と思っておりましたが…マイエルリンク様の深いお心が拙作を補足をしてくださいました。感謝感謝でございます。

例年より早いインフルエンザの流行と言うニュースを眼にしました。そろそろ予防接種行かねば、などと現実社会も多忙ではありますが、妄想は万病の元をやっつけてくれます(笑)。
マイエルリンク様も十分にご自愛くださいませ。
いつもお優しいコメントをありがとうございます。
またお時間のある時にお立ち寄り下さいませ
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初めまして (まかろん)
2016-11-29 09:34:22
おれんぢぺこさまのサイト、遅ればせながら辿り着き、めっちゃ感激、めっちゃハマってしまいました!新参者でございます。

まずは作品全部読破してからこの気持ちをお伝えしようと、スマホ片手に暇さえあれば読みまくり、ついに67ここまで。

時にハラハラドキドキ、時にAを思ってウルウルし、時に一人ニンマリし、時にOAのツーショットツーショット(コレ沢山書いていただき、すごく嬉しいです。)に感動の声をあげ、ここまで読んで参りました。

このように素敵な作品を書いてくださって、嬉しくて飛び上がりたい心地です。ありがとうございます♡♡

さあ、次はじっくりと再読、堪能タイムへと参ります。うふふ、楽しみ♡♡

これからもよろしくお願いいたします。

ps 私も小3の時に「悲しみの王妃」買って読みま
した。
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>まかろん様 (おれんぢぺこ)
2016-11-29 22:44:37
ご訪問ありがとうございます

貴重なお時間をこのような駄文のてんこ盛りにお割き下さり申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。本当にありがとうございます。

>まずは作品全部読破してからこの気持ちをお伝えしようと、スマホ片手に暇さえあれば読みまくり、ついに67ここまで・・・
この部分で、ん?67って何だろうと首を傾げてしまいましたが、これって通算のUP作品数なのですね(@_@)

ブログ開設から約1年半。この数の寡聞は分かりませんが、お付き合い下さる皆様のおかげを持ちまして、続けるパワーをいただいている次第でございます。

>・・・時にOAのツーショットツーショット・・・
・・・まさにこれを書きたいが為に始めたブログです。まかろん様の感性にフィットでき、嬉しい限りです。

嬉しいコメントをありがとうございました。
またお時間のある時にお立ち寄り下さいませ
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