le drapeau~想いのままに・・・

今日の出来事を交えつつ
大好きな“ベルサイユのばら”への
想いを綴っていきます。
感想あり、二次創作あり…

SS-39~ 春告げ鳥 ~

2018年04月17日 22時57分02秒 | SS~読み切り小品~



~ 春 告 げ 鳥 ~


オスカルはわざわざ椅子から立ち上がると仁王立ちになる。そして、呆れた顔で言った。
「もういい加減卒業させてくれ。ちゃんと準備には協力しただろう? もう、お役御免だ」
頬をプーっと膨らませたその笑顔にアンドレはドキリとする。兵士達に怒鳴り声を浴びせている時の准将殿とは大違いだと思う。そして同時に、昨夜この腕の中で歓喜の声を上げていた恋人と同じ人とは思えない、とにやけてしまう。
「いやらしい顔だな」
心の中、ど真ん中を見透かされたアンドレは、
「あ、いや……。怒っても笑っても、ふてくされていても可愛いなと思って……」
これは本音と、思ったことをそのまま口にする。
「何ぃ? 可愛いだと……?」
パフォーマンスとしては不機嫌になってみせながらも、恋人から可愛いと言われ嬉しくないはずなどなく、オスカルはギュッとアンドレの腕を抓る。
「いてっ」
アンドレも、筋書きに添ったかのようにそう言うと、
「それでは、ご準備お願い申し上げます。俺も後の事があるから……」
大袈裟な音を立て頬にひとつくちづけを落とすと、アンドレは背中を向けたまま手を振り振り、オスカルの部屋を出て行った。
「おまえがいなきゃ始まらないって分かってるだろう?」

「……全く……。まだouiとは言ってないぞ」
閉まった扉に向かって呟くが、相好(そうごう)は崩れない。
オスカルはバルコンへの窓を開ける。
「おお。また、集めに集めたものだ」
賑やかな声は、窓が閉まったままでも勿論聞こえてはいたが、直接聞く子供達の歓声は甲高いはずなのに、なぜか耳に心地良い。
「静かにしろよぉ」
無駄な抵抗と分かっているはずの“アンドレ先生”の声が被さって聞こえるが、従う者などいるはずもなく騒然とした様子は変わらない。
「こらこら! ちゃんと聞けっ」
ひるまずに叫ぶアンドレ。オスカルはバルコンの手すりに前腕を預け、くすくすと笑いながら続きを待った。
「オスカルが降りて来たら、イースターエッグハントを始めるぞ」

人差し指を顔面で立てて、尚も子供達を黙らせようとするアンドレの様子が、オスカルには眩しかった。
失恋したオスカルを慰めるどころか、残酷な形でその愛を告げた時のアンドレ。オスカルの結婚話に荒んでいたアンドレ。衛兵隊でオスカルに造反する兵士達に立ち向かうアンドレ。
苦しむアンドレ、悩むアンドレ、時には卑下し、時には呑気に……。
色々なアンドレの表情を知っていたつもりだった。お気楽な幼馴染、必要不可欠な従者。そして、最近加わった恋人としての甘い表情。
だが。今、使用人の子供達に向かって必死に話をしているアンドレの顔は、今までの、オスカルが知っている彼のどの場面にもなかった物のような気がした。
「不思議なくらい、似合っている」
オスカルは、心のままに口に出た言葉に一瞬ハッとした。そして、冷笑を漏らす。
「何を考えているんだ、私は……」
コツンと自分の頭を叩くと、ない物ねだりだな、ともう一度笑う。

そんなことを思っていたオスカルの耳に、またアンドレの優しい声が響いて来て現実に引き戻された。
「卵の隠し場所をオスカルから聞き出した奴は、反則金として、その卵は没収だ」
今年は、新たなルールが加わったらしい。
去年、弟に自分の分を分け与えてばかりだった厨房担当使用人の娘をかわいそうに思ったオスカルが、卵の隠し場所を教えてしまった。すると、その場面だけを見ていた門番ジャックの孫が、自分にも教えろとオスカルに詰め寄った事から、卵探しなのか、単にオスカルに群がるヴェルサイユの貴婦人達と同じ状況なのか分からなくなってしまった。
そんな去年の反省を元にアンドレ先生が決めた新ルールは、案の定、子供達のブーイングの対象となったようだ。ずるいという声が多いようだが、一方でアンドレを支持する声も聞こえ、オスカルの表情はまたまた崩れてしまう。

「さて……」
そろそろ卵探しを開始させようと、オスカルは背を伸ばす。
使用人の子や孫を集め復活祭を祝うようになってから何年になるだろう。卵を隠すのがオスカルの役目となってしまったのはなぜかなど、追究する者もいなくなった。
現実問題として、子供の数に応じた卵をオスカルひとりで隠すのはとても無理な話なので、当然手伝いの手はある。昨夜も何人かの使用人と一緒にイースターエッグを庭のあちこちに隠した。後から渡すお菓子にも目を通し、確認した。
幼い頃、姉達やアンドレと、今庭先ではしゃぐ子供達と同じように卵を探し回った場所に、今、こんなにも大勢の子供がいることが嬉しかった。

「あっ! オスカルさまだ」
男の子の声が響いた。バルコンから見つめていたのが、見つかってしまったようだ。
他の子供達も次々に言う。
「オスカルさま、早く降りて来て!」
「卵探し、一緒にしましょう」
「オスカルさま、早く!!」
そんな声に混ざって、
「オスカル、早くしろ」
アンドレの罵声が響く。
前言撤回だ、とオスカルは踵を返す。一瞬でもアンドレの声が眩しいと思った自分のセンチメンタルを捨て、部屋を出た。

「待たせたな」
優雅に芝生を踏む次期当主様の登場に、さっきまで早く早くと急かしていた子供達が一斉に静まる。アンドレは口笛でも吹き鳴らしたい衝動に駆られながら場を譲った。衛兵隊の兵士達も然もありなん。
絹のブラウスに、気に入りのジレを羽織っただけなのに、何とも存在そのものがゴージャスだとアンドレは感嘆した。
兵士達に訓示するかのように右から左へと視線をゆっくりと動かすと、
「今年は、西側のイギリス式庭園に限って卵を置いているから……。それ以外の場所まで行っても卵はない。……それから、他の子を押したり引っ張たりしないよう……」
そう注意事項を述べる隊長殿に、アンドレは呆れたように肩を竦める。幼い頃、次期当主様から押され引っ張られ、泣く泣く諦めた卵の総数と、今、庭に隠されている卵の数はどちらが多いだろうと指まで折ってみた。

「……アンドレ!」
呼ばれてハッとする。
「何を感傷に浸っている? 始めるぞ」
オスカルは、アンドレが頭の中で巡らせていた事までをも見抜いているかのようにそう言うと、後を託した。
「よぉし!」切り替えが早いのもアンドレの長所だ。「みんな、気をつけて……。よぉい……」
アンドレ先生は、一拍置くと、
「はじめぇ~!!」
パンっと大きく手を叩くと、子供達は一斉に散らばって行った。

大歓声の中、木々の下や雑草の奥、花壇を囲うレンガの裏を嬉々として探す子供達。どうかすると正面玄関へと続く飛び石の御影石を持ち上げようとする子まで現れた。その様子に、オスカルは目を大きくして声を立てて笑った。
まだまだ陽が当たる所の方が居心地が良い。椅子に腰かけじっとしていると、時折スーッと吹いて来る風には身震いしてしまいそうだ。
「オスカルさま、お当てくださいませ」
いつの間にやら、侍女が膝掛けを持って後ろに控えていた。そして、大理石のテーブルに茶をセットしながら、
「お風邪など召されませんようお気をつけ下さい」
「ありがとう、サーシャ」
ゆるりと茶を口にするオスカルに侍女は言う。
「そろそろ、オスカルさまもご一緒にと誘いの声が掛かりますわ」
「それなんだよな……」
オスカルも、分かり切っているこの後の展開に呆れながら答える。
「なぜ、卵を隠した私が探さなければならないんだ?」
「さぁ……」
侍女は愉快そうに笑う。
「子供達にとっても楽しみですから、良うございましょう」
「……確かに……」

そんな子供達の声に混ざって、上空でシジュウカラが鳴いた。
「春でございますね」
分かり切ったことを口にする侍女の様子がおかしく、オスカルは、
「水も温(ぬる)み、鳥も鳴く。……間違いなく、鳥の鳴き声も冬の物とは変わってきているね」
「まあ、オスカルさま。詩人でございますわ」
驚く侍女に、事実を述べただけだと少々照れながらオスカルは言った。
「アンドレの表現のエレガンスは侍女の間でも大評判ですが……。オスカルさまにもそのようなセンスがおありだったとは!」
聞きようによっては、主を主と思わない失礼極まりないはずの侍女の発言だが、オスカルは気を良くして、
「あいつのエスプリは模範とも言えそうだ……。私も感化されてしまったかもしれないな」
「……アンドレと言えば……。ご覧下さいませ」

侍女が指さす先にいたアンドレは子供達に囲まれ、何やら楽しそうにしている。
話し声は聞こえて来ない。だが、仕草で分かった。大仰に天を仰ぎ大笑いしている恋人の顔からは、本当にこのひと時を満喫している様子が見て取れた。
泣きじゃくる小さな子を抱き上げる仕草などは、日頃から使用人仲間の子の面倒を見ている事が伺える。その小さい子を片腕で抱いたまま、まっすぐにオスカルの方へとやって来ると、
「ママンがいなくて不安になったらしい」
泣いている理由を説明する。そして、
「厨房にいると思うから、呼んできてやってくれないか。どうせ、そろそろおばあちゃんが業を煮やして子供達の親には休憩を取らせる時間だから……」
控える侍女にそう頼むとオスカルの横の椅子に腰かけ、幼子に話しかけている。
「いいか、ミシェル。おまえも秋にはお兄ちゃんになるんだから、甘えてばかりもいられないんだぞ」
ミシェルと呼ばれた子は、さんざん言われてきた言葉なのだろう、泣きながらもこくんと頷いた。
「来年はまだ無理でも再来年のイースターには、その弟か妹もみんなと一緒に卵探しをするはずだ。その時はおまえが面倒を見てやるんだぞ」

そんな何気ないアンドレの言葉に、オスカルはまたも、何やら妙な、今まで味わったことのない感情を抱いてしまう。
こうやって、イースターに卵を探す子供達の幾人かは卒業し、だが、毎年新しい子供達が加わっている。
オスカルは、もしもその中に……と思った。
そして、思考の途中でハッとする。どうも、今日は思考回路が子供の方向に引っ張っられてしまうようだ。
ふっと自嘲し、アンドレに気づかれないように静かに席を立った。



「……で?」
お約束の仁王立ち。またまた頬を膨らませた恋人。アンドレは押して来たワゴン車も放り出し、まずは、とオスカルをギュッと抱き寄せたが、軽く押しのけられる。
「悪かった、本当に……。後生ですから、お許しください」
全く感情を伴わない詫びの言葉に、オスカルはふんっと鼻を鳴らす。
「……何が“悪かった”で、何を“お許しください”なんだ?」
「えーっと……」言い淀む。「確かに……」
何に対して謝っているのだろうとアンドレはオスカルの顔をまじまじと見た。
「あ、いや……」
言いつつ、オスカルをソファに座らせると自分もその横に腰かけ、ふむふむと腕を組んで唸る。
「あ、いや……。何だか分かんないけど、気づいたらおまえがいなくなってて……。それで、サーシャに訊いても理由が分かんなくて……。挙句に『子供達ばかりに構ってるから焼きもちじゃない?』なんて言われちゃってさ……」
「焼きもち!?」
頭を掻き掻き言う恋人に、そんな子供じみた事、とオスカルは言ってはみたものの、確かに焼きもちではあっただろうと思い直し、それ以上を確かめることは止めることにした。そして、取ってつけたように話を変える。
「そのワゴンの中は何だ? 何やら甘い匂いがするが……」
「おお、そうだった。こんな悠長な事していられない。溶けてしまうぞ」
「溶ける……?」
意外な言葉にオスカルは首を傾げる。

「卵探している途中でイチゴ見つけたんだ」
「イチゴ?」
アンドレは一旦オスカルの元を離れると、ワゴン車をソファの横の丸テーブル近くまで寄せる。
「先週のあったかさでちょっと勘違いして熟れちゃっただけのようで、とにかく酸っぱかった。……それに、何よりジャムにするには少なすぎる。だから、アイスクリームのホットベリーかけ」
言いつつ、皿を手に再びオスカルの横に座る。
「フランベしたベリーを熱々のままアイスクリームにぶっかけた。イチゴもフランボワーズも……ついでに木イチゴも……。取れたヤツ全部ぶっこんだ」
そして、ニッコリと微笑むと、
「オスカルさま用にはラム酒を加えて……」
説明しつつもアンドレはアイスクリームをスプーンで掬うと、そっとオスカルの口に運ぶ。

「おいしい……」
オスカルは、口の中で広がる芳醇な甘さに、感動した。
「残念なことに、圧倒的に砂糖の甘さの方が勝っているけど……」
若干言い訳がましくアンドレは笑った。オスカルはそんなアンドレからスプーンを取り上げ、今度は自分が掬ったアイスクリームをアンドレの口に入れる。
「……うん。おまえがこうやって食べさせてくれるから、なお美味しいよ」
さらりと言ってのける恋人に、オスカルはちょっとびっくりしつつ、なぜか心臓をギュッと掴まれた気持ちになる。

「……良かった……」
正直に言ったものの、昼間子供達に向けていたと同じ視線を向けられたオスカルは、安堵の様子は見せつつも、そのまま俯いてしまった。
「ん? どうした……? 腹の調子でも悪い?」
オスカルはブンブンと首を振る。そんな風にからかわれて怒らないのも、オスカルらしくない。
「何が……あった……?」
アンドレは握ったままのスプーンをオスカルの手からそっと離し皿に戻すと、
「焼きもちなんかじゃないだろう?」
見透かされている。

アンドレは、オスカルの肩をそっと抱きしめると、しばらく無言で指先でリズムを取るかのようにトントンと優しくオスカルの肩を叩いていた。そして静かに、
「このタイミングでイチゴを持って来た俺が間違ってたな」
そう呟く。えっ?という表情を送るオスカルに、アンドレは言った。
「聖ヨハネとマリアに捧げられたことから『尊敬と愛情』という花言葉をイチゴは持っている」
「そうなのか?」
オスカルは意外そうに言う。
「ありゃ、偶然か」
アンドレは深読みしすぎたかな、と笑う。墓穴掘りだ、とちょっとだけ反省したが、ひとつ深呼吸すると、
「そして……。実をたくさんつけ、強く根を張り成長する姿を家庭にたとえ『幸福な家庭』という花言葉も同時に持っている」
言うと同時にオスカルの左肩の上で取られていた規則正しいリズムが止まった。

「ア……アンドレ……」
何もかもお見通しなのだ。
オスカルの事で、アンドレが知らない事、気づかない事はないのだと衛兵隊の兵士達も、屋敷の使用人達も口を揃えて言う。時にそれは羨まし気に、あるいは呆れたようにと表情こそ違うが、異口同音だ。
「俺は……。正直言って小さい子って好きだよ」
オスカルは黙って頷く。それは、誰の目から見ても明らかだ。
「でもね、オスカル……」
「うん?」
「こんな言い方、腹が立つかもしれないけど……。俺には、家庭だとか子供だとかより……おまえと一緒にいられる喜びの方が大事なんだ」
オスカルは黙って、その頭をアンドレの胸に預けた。アンドレはその金髪を抱きしめ、
「単純に子供や家庭を望むだけなら、極端な話、その相手は誰でも良いはずだ」
身も蓋もないけど、と笑った。
「でも、俺にとっては何を捨てても何を犠牲にしても……。かけがえのない、おまえとの時間の方が大切だ。それに、おまえにはまだまだ背負わなきゃならないものが沢山ある」

「何かを犠牲にしているのか?」
そんな風に天邪鬼の本領を発揮するオスカルに、アンドレは、たとえばの話だろうと少々鼻白む。そして、
「全く……」
と言うと同時に両手でオスカルの頬を包み、くちづけを落とした。
「この減らず口が悪い」

余りの深さに呼吸さえできなくなりそうで、オスカルはその拳でアンドレの胸を叩く。
「苦しい……」
言いつつも、顔は綻ぶ。
「オスカル……。何も思い悩むな」
アンドレは、そう言った。オスカルは黙って頷く。
頷くことしかできなかった。
だが、もしも、二人ともが幸福な家庭だけを望む日が来たらどうなるのだろうと、ふとオスカルは思った。
何かを捨てて、何かを犠牲にして、その思いのままに突き進む道を選択するだろうか。
決して平坦ではない恋路だと知っていたから、アンドレの瞳を見つめ、オスカルはもう一度深く頷いた。

「あっ!……」
昼日中から、このままソファに押し倒されても良いかとオスカルが思った瞬間、アンドレが声を上げた。
「シジュウカラだ……」
「えっ……?」
「鳴いた! シジュウカラだ……」
嬉しそうにバルコンに出る。
「春だなぁ、オスカル」
この中途半端なもやもや感は何だろうと、置き去りにされてしまったオスカルはまたまた頬を膨らませる。
「ほら、水仙も満開だ」

誘われるままにバルコンに出る。本当だ、とアンドレの横に立つと、気づかなかった景色が次々とオスカルの瞳に飛び込んで来た。
「チューリップも、きっと奥様の庭園にはミモザも咲き誇ってるはずだ。後から見に行ってみよう」
「……そうだな……」
不機嫌ながらも返事をする。
「ミモザは……。少しいただいて、ドライフラワーにしよう」

本当に、とオスカルは笑った。きっとアンドレは魔法使いだ。少々落ち込んでいた気持ちも、自然と浮上させてくれる。
「あ、ほら。子供達もまだ騒いでいるぞ」
そんなアンドレの言葉に耳を澄ませば、確かに賑やかな声が聞こえて来る。
そう言えば、卵探しも中途半端に引き上げてしまった。それを思い出し、オスカルはあっと声を上げた。
「残りの卵を探し出してゆで卵にして……」
おかしそうに笑った。肩を揺するオスカルの様子にアンドレも言わんとするところが分かり、即座に答えた。
「ミモザを飾ったミモザサラでもお作り致しましょうか?」
「うん!」
オスカルはアンドレの腕にしがみついた。

≪fin≫

【あとがき・・・という名の言い訳】

ご訪問ありがとうございます。ご無沙汰致しておりました。
もしかしたら、忙しさという意味では、むしろ今の方がピークかもしれないと思いつつ、脳味噌崩壊中のおれんぢぺこでございます。
忙しいと豪語しながらも、何となくこの先の仕事上の段取りもおぼろげながら見えてきました。
しかし! ここ最近、改めて思っている事ですが……。『空いばりだけが男の脳か』

そんなこんなでストレスも溜まっておりますが……つまり、それだけ、妄想も累積赤字超過中でございます。そして、いつものように中途半端なWord原稿だけは少ない物で5行⇒多い物で6枚というペースで増えて行っているのですが、どれもこれも《何かの途中》という感じの物ばかりで……。そんな中、比較的短い時間で書き上げたこの話だけは、何となく独立した物として扱えそうでしたので、本日、UP致しました。
いつものように、ただダラダラと進展もない話ではございますが、お楽しみいただけましたなら、これ以上の喜びはございません。

今年の桜は本当にあっという間で、花を愛でる機会さえなかった気が致しております。これじゃ本当にただの飲み会計画だ、と大笑いしつつ……。忙しいと言いながらも、そこだけは抜かりなく目下思案中です。待っててね(←誰に言ってる・・・?)

ここ数日は、また、朝羽織ったカーデが脱げないままの日が続いたり、それなのに夜中に“暑さ”で目が覚めるという日々です。皆様のお住いの地方はいかがですか? 
どうぞ、お身体お気をつけてお過ごしください。
またお時間のある時にお立ち寄りくださいませ。

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