(´・ω・)ノ < らいなーです。
今日は2021年06月27日 日曜日、天候もあまり良くないので、こういった日にはニッチな記事を書くに限ります。 日曜日だけにね!(ニチャア)
*効果音も空気を読んだ
■ Mixplorer v6.57.0 B21062610 以降で変わることで一つ重要なこと
本日2021年06月27日現在で、
Beta版が開発中のMixplorerですが、
開発中バージョンであるv6.57.0 B21062610 以降では、
「HTTPサーバー」「FTPサーバー」のサービスが“WIFI”無しに、
起動できる様になります。
これは、想定としては、
MixplorerがインストールされたAndroid端末上でキャリア(携帯電話会社の)ネットワーク経由でファイルをやり取りするための機能であると推測されますが、
それ以外の活用用途として、例えば、バッファロー製の旅行用無線ルータ「WMR-433W」 「WMR−433W2」における所謂「ローカルモード(広域網/インターネットに接続せず、閉域網/LAN環境のみを構築可能なモード)」
で「HTTPサーバー」「FTPサーバー」のサービスを立てられる様になった、ということが(当ブログの検証の結果)確認できました。
■従前はどのような状態であったか?
もう少し詳しく状況を述べていきます。
まず現行、Stable版として提供されているMixplorer v6.56.5 B21060540において、「広域網/インターネット」に接続していない、ローカルモードで動作しているバッファロー製の旅行用無線ルータ「WMR-433W」のWIFIに接続した上で、「HTTPサーバー」「FTPサーバー」を起動してみます。
…はい、エラーです。「接続をご確認ください」と出ていますね。
詳細は省きますが、ざっくり述べてしまうと、ルーターレベルで広域網に接続できていない=DNSと通信出来ていない、という状態ですので、サーバープロセスが動作しません。この動作は何も試験用に引っ張り出してきているバッファロー製の旅行用ルーターに限らず、足回りのWIFIの状況として、プラネックス製だろうがTP-Link製だろうが、エンドポイントとなるMixplorerの動作は一緒になります。
では、同じ「広域網/インターネット」に接続していない、ローカルモードで動作しているルーターが発しているWIFIに接続して、Mixplorer v6.57.0 B21062610で「HTTPサーバー」「FTPサーバー」を起動してみます。
エラーにならずに、
問題なく起動できますね。
■参考として、この「広域網/インターネット」に接続していないローカルモード動作のルータで、iOS端末の動作はどうなる?
結論としては、
- AirDropは問題なくファイルのやり取りが出来る
- 「Good Reader」などで構築できるサーバープロセスは正常に機能しない
です。
具体的に、
IOS上で、AirDropを動作させる場合には、BlueToothをON、WIFIをONにする必要がありますが、
- 最初にBlueToothで相手先の端末の距離と物理アドレスを判断
- BlueToothで得られた情報をもとに、AirDropによる近距離通信を行うiOS機器同士が「同じWIFIの通信セグメントに所属していれば」ファイルの転送を(ルーター側が広域網に接続していてもしていなくてもぶっちゃけ無視して)WIFI経由でデータを送受信する。
という仕組みになっているので、AirDropは、「ルータ側でインターネットにつながっていなくても」なんとファイル転送ができちゃいます。 というか、できちゃいました。(らいなー本人は無理だと思っていたのですが、検証してみたところ、すんなり出来ちゃいました。)
画像の右上に注目。
WiFiマークが出ていない=インターネット接続の無いWiFiに接続、にも関わらずAirDropに対象ホストが表示されていて、通信が可能。
一方、有料アプリである「Good Reader」などで組み込まれている、ファイルやり取り用の「HTTPサーバー機能」ですが、サーバー機能自体は起動しますが、肝心のサーバーアドレスにアクセスできません。 ずっと読み込み中のまま、「GoodReader」側で立てているサーバーの公開アドレスからの応答(200 OK)が来ません。
一応、Good Reader側ではアクセスがあったことを受け付けている表示は出ますが、広域網に接続出来ていないから、サーバープロセス側で、名前解決が、出来てない様な動きですね。
■ ちょっと長いけれどここから本題
IOSでの検証の結果、AirDropが使えるのであれば、わざわざサーバー機能を利用しなくてもファイルのやり取りはiOS端末同士なら可能であることがわかりましたので、大きな心配はないでしょう。
例えば、災害時や所属されている会社のセキュリティ事情によって、外部デバイスなどの接続が制限されている際に携帯電話間でファイルを移したい場合、ローカルモード(もしくはそれに準じたモード/機器メーカーごとに呼称は異なるので細かくは書きません)動作のルーターが一つあれば、インターネットに接続できずにクラウドが使えない状況に陥っていても、モバイルバッテリーに接続したローカルモード動作の旅行用ルータの機能だけで、ファイル転送ができる、ということがいえます。
つまり、万が一の場合の選択肢として、仕事用鞄に旅行用無線ルーターを入れっぱなしにしておいても「出張の時以外にも」活用方法が考えられるようになる、というメリットが生まれます。
で、
ここで本題。
IOSはまぁいいとして、Android端末とiOS端末間だったら、どうなのよ?と。
悩ましい問題ですね。。
良くある説明を要約しますと
- iOSのBlueToothは役に立ちません
理由としては、iOSのBlueToothを提供するコアAPIにBlueTooth FTPの
機能が提供されていないから、BlueToothによるファイル転送は「できない」
- 異なるモバイルOS間でファイルをやり取りする場合には、クラウド使ってね!
うーん、脳筋!
セキュリティの都合やメンテ(もしくは最近良くあるAWSの障害でクラウドサービス死んでるとき)でクラウドサービス使え、というのは流石に厳しい。
…ここで、思い出して頂きたいのですが
Mixplorerの最新ベータ版、WIFIなくてもサーバープロセス、立てられるよねぇ?
という点。
というわけで以下のような構成を立ててみる。
検証してみましょう。
Android端末側のベータ版 Mixplorer v6.57.0 B21062610でFTPサーバーをONにして、デフォルトで用意されている「Adminアカウント(PW無し)」で、iOSの「Documents」アプリケーションからアクセスしてみますと、ターゲットフォルダは見えます。
…が、配下のフォルダにアクセスしようとするとエラーになりますね。
ここはまだベータ版のアプリで、「改善の途中」だから、うまく行っていない可能性はありそうです。
気を取り直して、
Android端末側のベータ版 Mixplorer v6.57.0 B21062610で今度はHTTPサーバーを機動して、iOS側のブラウザ「Safari」から公開HTTPサーバーのアドレスにアクセスしてみましょう。
ターゲットフォルダは問題なく参照可能の様です。
配下のフォルダの参照も(FTPの場合とは違って)できる様ですね。
ファイル転送してみましょう。
ファイル選択して~
あ、ファイル一つしか選択できないのね。
とりあえず、ひとつずつ、計2つ画像をアップしてみました。
できましたね。
まとめると、
- FTPサーバーは、まとめてファイルを転送できるが、2021年06月27日時点の最新ベータであるMixplorer v6.57.0 B21062610では、うまく動作していない。
- アプリ側の更なる改善を待ちたい。
- HTTPサーバーは、まとめてファイルを転送できず、単一指定でファイルを転送することになってしまうものの、2021年06月27日時点の最新ベータであるMixplorer v6.57.0 B21062610で、問題なく動作しており、ルータ側のWIFIの速度の影響を受けるものの、ファイル転送は可能。
という結果でした。
つまり、現状、
WIFIの足回りに旅行用無線LANルータを使っている場合で、ローカルモード動作の場合でも、Mixplorer v6.57.0 B21062610 上で、HTTPサーバー機能を使えば、ファイルのやり取りは(ちょっとした不便はまだあるものの)可能
といえます。
こうしたニッチな状況は、例えば旅行用ルーター持ってるのにホテルにLANが無い!このクソホテルがw(事前に調べておけよw)、ですとか、災害もしくは「会社に言えないようなセキュリティ上の問題を大人の事情で回避する場合」程度ではありますが、興味本位で確認したら「ある程度予想していたニッチな使い方が、できてしまった」ので成果を書いておく次第です。
これを検証してたのは、昨日なんですが、
コロナワクチン接種予約の書類に書いてある予約券番号に対する初期パスワードが全く通らないトラブルがあって仕方なく個人病院での接種予約に切り替えたりして疲れた結果、「やる気を削がれた」ので、今日書いています。
コールセンターはやっぱり繋がらなかったよ。
糞が…(๑•̀ㅂ•́)プンスコ
ちなみに明日は、「一応まだ休業中」ですが、
古巣の打ち合わせをねじ込まれて閉口している次第。
糞が…(๑•̀ㅂ•́)プンスコ
記事は以上です。
ここまでお読みくださりありがとうございました。