オトモノヒトコト

音楽と自然遊び、野菜草花木山、神様やお金のこと、日々の暮らしを5歳児の視点を織り交ぜて綴ります。

いよいよクライマックスか?!

2013-08-25 15:48:30 | みやげばなし。
面谷鉱山跡の続きです。


ぐんぐん進む。
こんな所に人なんか住んでたの?
と、疑問だらけ。
この時の私の頭ん中の行先は
すっかり朽ちて
お化け屋敷のように成り果てた
廃墟ですから。

すると、

あれ?なんか石積みがある。


そして、

なんか、ぽい‼

さらに

遺跡かっ⁈


マチュピチュか⁈

しかし、遺跡に見えても近代っぽい。

木って、何年も持つんですね。
木簡とか習ったもんね。


ワクワクがピークの母を隣に
息子は、食べられなくなった
じゃがりこの残骸を惜しみ、
コンビニへ行けと宣う。

じゃがりこの件は無視。
それよりもフタを閉め忘れた事で
車内をベトベトにさせた
ペットボトルの件を責めると…

「もうっ‼
写真ばっかり撮ったら蜂が怒るわ!
また来るでっ!蜂が‼
怖い蜂が追いかけて来たら
このベトベトに羽根がくっついて
助かるんやからブツブツ言うな!」




ほぅ、蜂ホイホイか。



さすがポジティブさん。
マイナスからの転換、上手いです!
自分のミスで人に恩を着せる感じ。
仮面ライダーとキョウリュウジャーと
サンタさんに祈って、悟りを得たか⁈



一悶着している間に

着いたっぽい。


あまりにも想像と違うので
メルヘンな気持ちになった(o^^o)

ここから整備された石積みの小道があり、誰かが草刈りをしてくれているっぽい。






しかし、看板や石碑を読むと
ズーンと来たよね…(ー ー;)

明治~大正にかけて、
この場所に、この鉱山だけに依存して
最盛期には六百戸、三千人が暮らしていたそうです。


すっごいね‼
穴場銀座って呼ばれて、川を利用した発電所もあったそうで、電話や電信もかなり早く発達してたとか…。
しかし今は建物なんかは全くなく、
規則正しく並べられた石や
高く美しく積まれた石だけが
きちんと区画分けをして残っていた。


千と千尋の神隠しのモデルになった台湾の九份の街並みを想い浮かべた。


お土産の試食だけでお腹いっぱいになれる良い所だった◎
崖みたいな階段だらけでギュウギュウに家と店と人が溢れる活気ある場所。



さて話は戻り…
しっかりと石積みされた壁や道路を見ると、その文化が見えてくる。

集落の一番高いところまで小道や階段を登ると、神社の跡がありました。




伝染病で町に病が広がり
人口が減り、だんだん人が去り、
鉱山は閉山。
人々は、この地を諦めて去りました。



言葉には表せない想いが
たくさんあったでしょう。。。



今回の旅も、
全く自分も予期せぬ誘いをいただいて
高速増殖原型炉もんじゅから始まった。
だって、富士山に向かって家を出たはず…σ(^_^;)

そして最後に辿り着いた場所が、
面谷鉱山跡

途中、福井恐竜博物館ディノアドベンチャーライド

などなど行ってきたけど
盛者必衰…、
過去と未来がリンクしてる
今を感じる旅でした。

自然環境を壊していけば
いつか自然の力に覆われて
自然に戻されていくんだな…と。

どんなに大きな人工物を作ったところで、自然の緩やかな時間の流れの中では、なんでも無い事なのかもしれない。

恐竜の時代が終わり、
その時代の歴史が
石に変わったように
人間の時代も、いつかは石に変わるのかもね。

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