ごぶさたしております
約1年ブログ放置の末、気まぐれに再開いたします
爆
コメントくださってたみなさま、お返事大幅に遅れてしまってごめんなさい
今さらながらお返事しましたので、おひまだったらのぞいてみてください
で、
再開早々いきなり濃い(?)お話ですが、
フランスでのピル(毎日飲むほう)のお話
ピルには抵抗のある方もいらっしゃると思いますが、これからフランスでピルを飲みたい&飲んでいる方で、いろいろ不安に思っている方もいらっしゃるかもしれないので、もし何かの参考なればうれしいなということで私の場合を書いてみたいと思います
もちろんいろんな危険性もあるけれど、自分の身を守る以外にも、女性としてどういう生きるか選択肢を広げることができるという点で私はピル肯定派です。ま、そんなことはさておき、本編
(長いよー!)

周りのフランス人の女の子と話してると、フランスではピルを飲むのはすごく自然なことというか、彼氏ができたらピル飲むのが普通といった印象を受けます。日本ではまだまだ抵抗のある人も多いかな、私も飲む前は不安でした
私は日本で飲んだのが最初でしたが、吐き気、疲労感、頭痛に悩まされ、渡仏前に一度やめました。やめる前に、日本の産婦人科で渡仏する旨を言い、同じピルはフランスにありますかと聞いたところ、あなたの場合フランスで合うピルを見つけたほうがいいと言われました。日本はフランスより20年から30年そういう面で遅れているので、他の国で安全が確保されていても許可されてないピルが多いし、フランスの方が選択肢が多いぶん見つけやすいだろうと。
ちなみにピルの処方箋だけでも日本でもらおうかなーと英文で頼もうとしたところ、処方箋だけでたしか1万円くらいかかると言われ、それなら一時やめて保険入ったとあとで向こうの病院に行けばいっかということで、一時中止。
そしてフランスで再開したのはその約8ヵ月後、2011年の8月の終わりでした。

はじめはcerazetteというピル。これは休薬期間がないもので、1ヶ月のうち2〜3週間は出血があり、いつ出血があるかわからないので常にナプキンを当てておかなければならず、不便を感じたので変えてもらいました。しかもこのピル、基本的には出産したあとの女性に処方するもの(私は出産してません)で、そのあと2回ちがう産婦人科医にあたりましたが、2人ともからなぜこのピルを最初の産婦人科医が処方したのか疑問だと言われました。(そんなの私が知りたい
笑)そして、3ヶ月40ユーロ近くするのに保険が利かないことも不便な点でした。
11月の半ばからピル変更、minidrilという休薬期間がある普通のタイプのものを処方してもらいました。こちらは3ヶ月で5ユーロちょいくらい。さらに保険も利きます。
フランスでは一回の診察で6ヶ月分のピルの処方箋がもらえます(産婦人科医の処方箋なしではピルは買えません)。それを薬局に持っていって、まず1箱(3ヶ月分)を買い、3ヶ月後またあとの一箱を買うという形です。一気に6ヶ月分買おうと思えば買えますが、初めての種類のピルの場合はピルが体に合うかどうかわからないので、まずは1箱が基本のようです。

ところが、このminidrilを飲み始めて、心に異変が表れ始めました。最初の1ヶ月は特に目立った症状もなかったのですが、2ヶ月目、12月の後半頃から情緒が不安定になり、常にいらいら、何もなくてもすごく時間がないと感じてあせったり、ささいなことで大泣き、彼にもつらくあたるようになりました。自分で感情をコントロールできないのです。ピルは2〜3ヶ月飲んで体に合うかどうか様子見をするのが基本だと言われていたので1月の終わりまで3シートきっちり飲み終わったところで、産婦人科に行きました。
結果、ピルの作用である可能性があること、ピルを変えても人間の感情の部分なのですぐ治るかは分からないし治すのは難しいかもしれないと言われました。精神不安定に効くビタミン剤を数種類1ヶ月分と、新しいピルdesobel gé 20を処方してもらいました。(こちらは3ヶ月7ユーロちょい、2010年2月から保険も利くようになりました。)
このピルが心にも体にも合うといいのですが。。。ビタミン剤と併用して様子を見てみたいと思います。経過はまたのちほど書きたいと思います。

ピルの移行のタイミングについては、cerazetteからminidrilに移行するときはいつでも大丈夫(cerazetteのあとは大抵のピルはいつ始めても大丈夫なようです、もちろん産婦人科に相談してください)。そしてminidrilからdesobel gé 20はあたらしく飲み始める休薬期間のあとから(通常のピルと同じ)。
ちなみにこの3つのピルはいずれも日本では販売していません。
前述通り、私は日本でも半年ほどピルを飲んでいた期間がありましたが、そのときは体調にもろに出てしまい(吐き気と疲労感、頭痛)かわりに精神面ではそこまで影響がなかったように思います。
もともと、私は生理痛がひどく、生理不順、PMSの症状もありました。ピルを飲んでから改善されたのは、今のところ生理不順のみ。生理痛は通常ピルを飲めばほぼなくなるそう(フランスの産婦人科医によると)なのですが、私の場合は少し軽減されたかなという程度です。吐き気や頭痛など身体的なピルの副作用は3種類いずれも出ませんでした。(3種類目は昨日からなのでまだ分かりませんが、今のところ。)

最後に少し、パリで産婦人科を選ぶにあたって。
産婦人科医(Gynéco)を選ぶにあたっては、友達からどこそこがいいと聞くのが一番ですが、私の場合はインターネットで探して電話して、一番予約が早くとれたところに行きました。そしてたまたまそこがとてもよかったので、そのGynécoに相談しています。
個人的な意見ですが、多少フランス語が片言でも話せるなら(ここが痛いとか何があったかとかの簡単な会話)、フランス人が行く普通の産婦人科医で診てもらった方が私はいいと思います。
以前フランス語に全く自信がなくて、日本語の通じる産婦人科としてガイドブックにのっているお医者さんに診てもらいましたが、対応がよくなくて、そしてそのときは一人でいろいろ抱え込んでいて精神的にまいっている状態だったので、すごくつらい思いをしました。そしてフランスの普通の産婦人科と同じ診察で、2倍以上の値段を請求されました。(もちろんその産婦人科医がいいという方もきっとおられると思うのであくまで私の場合です。)
今の私のGynéco(女性)は、診察以外にも電話やメールでの相談ものってくれるので、少しでも不安に思ったことや異変などがあればメールでやりとりするようにしています。多少へたなフランス語でも嫌な顔ひとつせず親身になって的確な診断をしてくれるので、とてもありがたいです。

というわけで、フランスでのピルについて、少しでも参考になれば幸いです。
あくまで私の経験なので、産婦人科医に相談しながら自分に一番合うピルを探してくださいね。

約1年ブログ放置の末、気まぐれに再開いたします

コメントくださってたみなさま、お返事大幅に遅れてしまってごめんなさい

今さらながらお返事しましたので、おひまだったらのぞいてみてください

で、
再開早々いきなり濃い(?)お話ですが、


ピルには抵抗のある方もいらっしゃると思いますが、これからフランスでピルを飲みたい&飲んでいる方で、いろいろ不安に思っている方もいらっしゃるかもしれないので、もし何かの参考なればうれしいなということで私の場合を書いてみたいと思います

もちろんいろんな危険性もあるけれど、自分の身を守る以外にも、女性としてどういう生きるか選択肢を広げることができるという点で私はピル肯定派です。ま、そんなことはさておき、本編





周りのフランス人の女の子と話してると、フランスではピルを飲むのはすごく自然なことというか、彼氏ができたらピル飲むのが普通といった印象を受けます。日本ではまだまだ抵抗のある人も多いかな、私も飲む前は不安でした

私は日本で飲んだのが最初でしたが、吐き気、疲労感、頭痛に悩まされ、渡仏前に一度やめました。やめる前に、日本の産婦人科で渡仏する旨を言い、同じピルはフランスにありますかと聞いたところ、あなたの場合フランスで合うピルを見つけたほうがいいと言われました。日本はフランスより20年から30年そういう面で遅れているので、他の国で安全が確保されていても許可されてないピルが多いし、フランスの方が選択肢が多いぶん見つけやすいだろうと。
ちなみにピルの処方箋だけでも日本でもらおうかなーと英文で頼もうとしたところ、処方箋だけでたしか1万円くらいかかると言われ、それなら一時やめて保険入ったとあとで向こうの病院に行けばいっかということで、一時中止。
そしてフランスで再開したのはその約8ヵ月後、2011年の8月の終わりでした。



はじめはcerazetteというピル。これは休薬期間がないもので、1ヶ月のうち2〜3週間は出血があり、いつ出血があるかわからないので常にナプキンを当てておかなければならず、不便を感じたので変えてもらいました。しかもこのピル、基本的には出産したあとの女性に処方するもの(私は出産してません)で、そのあと2回ちがう産婦人科医にあたりましたが、2人ともからなぜこのピルを最初の産婦人科医が処方したのか疑問だと言われました。(そんなの私が知りたい

11月の半ばからピル変更、minidrilという休薬期間がある普通のタイプのものを処方してもらいました。こちらは3ヶ月で5ユーロちょいくらい。さらに保険も利きます。
フランスでは一回の診察で6ヶ月分のピルの処方箋がもらえます(産婦人科医の処方箋なしではピルは買えません)。それを薬局に持っていって、まず1箱(3ヶ月分)を買い、3ヶ月後またあとの一箱を買うという形です。一気に6ヶ月分買おうと思えば買えますが、初めての種類のピルの場合はピルが体に合うかどうかわからないので、まずは1箱が基本のようです。



ところが、このminidrilを飲み始めて、心に異変が表れ始めました。最初の1ヶ月は特に目立った症状もなかったのですが、2ヶ月目、12月の後半頃から情緒が不安定になり、常にいらいら、何もなくてもすごく時間がないと感じてあせったり、ささいなことで大泣き、彼にもつらくあたるようになりました。自分で感情をコントロールできないのです。ピルは2〜3ヶ月飲んで体に合うかどうか様子見をするのが基本だと言われていたので1月の終わりまで3シートきっちり飲み終わったところで、産婦人科に行きました。
結果、ピルの作用である可能性があること、ピルを変えても人間の感情の部分なのですぐ治るかは分からないし治すのは難しいかもしれないと言われました。精神不安定に効くビタミン剤を数種類1ヶ月分と、新しいピルdesobel gé 20を処方してもらいました。(こちらは3ヶ月7ユーロちょい、2010年2月から保険も利くようになりました。)
このピルが心にも体にも合うといいのですが。。。ビタミン剤と併用して様子を見てみたいと思います。経過はまたのちほど書きたいと思います。



ピルの移行のタイミングについては、cerazetteからminidrilに移行するときはいつでも大丈夫(cerazetteのあとは大抵のピルはいつ始めても大丈夫なようです、もちろん産婦人科に相談してください)。そしてminidrilからdesobel gé 20はあたらしく飲み始める休薬期間のあとから(通常のピルと同じ)。
ちなみにこの3つのピルはいずれも日本では販売していません。
前述通り、私は日本でも半年ほどピルを飲んでいた期間がありましたが、そのときは体調にもろに出てしまい(吐き気と疲労感、頭痛)かわりに精神面ではそこまで影響がなかったように思います。
もともと、私は生理痛がひどく、生理不順、PMSの症状もありました。ピルを飲んでから改善されたのは、今のところ生理不順のみ。生理痛は通常ピルを飲めばほぼなくなるそう(フランスの産婦人科医によると)なのですが、私の場合は少し軽減されたかなという程度です。吐き気や頭痛など身体的なピルの副作用は3種類いずれも出ませんでした。(3種類目は昨日からなのでまだ分かりませんが、今のところ。)



最後に少し、パリで産婦人科を選ぶにあたって。
産婦人科医(Gynéco)を選ぶにあたっては、友達からどこそこがいいと聞くのが一番ですが、私の場合はインターネットで探して電話して、一番予約が早くとれたところに行きました。そしてたまたまそこがとてもよかったので、そのGynécoに相談しています。
個人的な意見ですが、多少フランス語が片言でも話せるなら(ここが痛いとか何があったかとかの簡単な会話)、フランス人が行く普通の産婦人科医で診てもらった方が私はいいと思います。
以前フランス語に全く自信がなくて、日本語の通じる産婦人科としてガイドブックにのっているお医者さんに診てもらいましたが、対応がよくなくて、そしてそのときは一人でいろいろ抱え込んでいて精神的にまいっている状態だったので、すごくつらい思いをしました。そしてフランスの普通の産婦人科と同じ診察で、2倍以上の値段を請求されました。(もちろんその産婦人科医がいいという方もきっとおられると思うのであくまで私の場合です。)
今の私のGynéco(女性)は、診察以外にも電話やメールでの相談ものってくれるので、少しでも不安に思ったことや異変などがあればメールでやりとりするようにしています。多少へたなフランス語でも嫌な顔ひとつせず親身になって的確な診断をしてくれるので、とてもありがたいです。



というわけで、フランスでのピルについて、少しでも参考になれば幸いです。
あくまで私の経験なので、産婦人科医に相談しながら自分に一番合うピルを探してくださいね。
フランス人の友人は処方箋無しで薬局で直接ピルを買えるよ!と言っていたのですが(直接薬局へは未確認)、日本でピルを飲んでいたことが無いということもあり不安です。詳しくお話を聞かせていただけたらなぁと思います。
ピルについて、薬局では一応処方箋なしで低用量ピルは買えないことになっています。ただし、緊急避妊用ピルは処方箋なしで買えるのと、普段使っているピル(低用量)の箱を見せると1ヵ月分の小さい箱を特別に売ってくれたという話を聞いたことがあります。(私はやったことないのでさだかではないですが。。。)でも現地のお友達がおっしゃるのでしたらもしかしたら処方箋なしで買える低用量ピルもあるのかもしれませんね。一度ご確認ください^^
いずれにせよ、もし今まで飲まれたことがないのでしたら一度産婦人科医に相談されることをお勧めします。人によってはピルが飲めない場合、ピルが病気のリスクを高めてしまう場合もありますし、生理のさまざまな症状(生理痛、精神不安定など)を和らげる効果はピルによって違うので、にこさんに一番合うピルを探すためにも一度相談されてみては^^(とはいえ自分に合うピルに出会うのは運もありますが{汗})
こんな感じでご参考になりましたでしょうか{汗}また何かご質問があればぜひおっしゃってください^^
この記事を書かれた際にかかられていた産婦人科医さんには現在もかかられているのでしょうか。よろしければ、その産婦人科医さんを教えて頂けませんか。
まだフランス語のレベルは初級、ピルの使用も初めてで不安があります。日本人の方がかかられたことがあって、親身に診察していただけるところであれば、個人差はあるとは思いますが安心です。
お返事お待ちしております。
精神的な副作用は結局ピルを変えて2,3か月くらいで少し治まった感じがありましたが、はっきりとピルのせいだったかはよくわからずじまいでした。ずいぶん前のことなのでよく覚えていませんが、desobel ge 20のほうがMinidrilより経過がよかったように思います。